TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024076518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188085
出願日2022-11-25
発明の名称冷蔵庫
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F25D 17/08 20060101AFI20240530BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷却器の霜取運転後において、冷凍室を含む各貯蔵室へと冷却室の空気を吹き込ませる際に冷却室の温度の上昇を抑制し、各貯蔵室の冷却を行うことができる。
【解決手段】冷却室と第1貯蔵室と冷凍室とヒータと第1温度センサと冷凍室温度センサと冷却室温度センサとを備える。制御装置は、第1貯蔵室に対して第1目標温度を設定し、冷凍室に対して第1目標温度よりも低い目標温度を設定し、冷却室温度センサの検出値が霜取終了温度以下になったときヒータを停止し、冷却室内温度が第1貯蔵室内温度以下になったことに応じて第1調整機構を開放し、第1調整機構を開放した後に冷却室内温度が冷凍室内温度以下になったことに応じて冷凍室調整機構を開放する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機と、
冷却器と、
前記冷却器を配置する冷却室と、
第1貯蔵室と、
冷凍室と、
前記冷却器に付着した霜を除去するヒータと、
前記第1貯蔵室内の空気温度を測定する第1温度センサと、
前記冷凍室内の空気温度を測定する冷凍室温度センサと、
前記冷却室内の空気温度を測定する冷却室温度センサと、
前記冷却室と前記第1貯蔵室とを接続する第1風路と、
前記冷却室と前記冷凍室とを接続する第1冷凍室風路と、
前記冷却室と前記冷凍室とを接続し、前記第1冷凍室風路と異なる第2冷凍室風路と、
前記第1風路を開放および閉鎖可能な第1調整機構と、
前記第1冷凍室風路および前記第2冷凍室風路を開放および閉鎖可能な冷凍室調整機構と、
前記第1調整機構および前記冷凍室調整機構を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記第1貯蔵室に対して第1目標温度を設定し、
前記冷凍室に対して前記第1目標温度よりも低い冷凍目標温度を設定し、
前記圧縮機の駆動期間が予め定められた期間に到達したときに前記ヒータを駆動し、
前記冷却室温度センサの検出値が予め定められた霜取終了温度以下になったことに応じて前記ヒータの駆動を停止し、
前記ヒータの駆動を停止した後に、前記冷却室温度センサの検出値が前記第1温度センサの検出値以下になったことに応じて前記第1調整機構を開放し、
前記第1調整機構を開放した後に、前記冷却室温度センサの検出値が前記冷凍室温度センサの検出値以下になったことに応じて前記冷凍室調整機構を開放する、冷蔵庫。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
第2貯蔵室と、
前記第2貯蔵室内の空気温度を測定する第2温度センサと、
前記冷却室と前記第2貯蔵室とを接続する第2風路と、
前記第2風路を開放および閉鎖可能な第2調整機構とをさらに備え、
前記制御装置は、
前記第2貯蔵室に対して前記第1目標温度よりも低く、かつ、前記冷凍目標温度よりも高い第2目標温度を設定し、
前記第1調整機構を開放した後に、前記冷却室温度センサの検出値が前記第2温度センサの検出値以下になったことに応じて前記第2調整機構を開放し、
前記第2調整機構を開放した後に、前記冷却室温度センサの検出値が前記冷凍室温度センサの検出値以下になったことに応じて前記冷凍室調整機構を開放する、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記ヒータの駆動を停止した後に、前記冷却室温度センサの検出値が前記第1温度センサの検出値から規定温度を減算した温度以下になったことに応じて前記第1調整機構を開放する、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記ヒータの駆動を停止した後に、予め定められた第1期間経過後に前記冷却室温度センサの検出値が第1温度より大きい場合、異常が発生している旨を報知する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記第1調整機構を開放した後に、予め定められた第2期間経過後に前記冷却室温度センサの検出値が前記冷凍室温度センサの検出値より大きい場合、異常が発生している旨を報知する、請求項4に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍室を備える冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
冷却器に付着した霜を除去するための除霜機能を備える冷蔵庫が従来から知られている。特許文献1の冷蔵庫は冷却室を含み、当該冷却室には、冷凍室を含む複数の貯蔵室を冷却するための冷却器が配置されている。特許文献1に記載の冷蔵庫は、冷却室内の除霜運転を行う。具体的には、特許文献1の冷蔵庫では、冷却器に付着した霜の除去を行うための除霜ヒータが冷却室に設けられている。
【0003】
複数の貯蔵室の各々は、風路を介して冷却室と接続されている。複数の貯蔵室と冷却室との間の風路には、複数の風路開閉器がそれぞれ設けられている。複数の風路開閉器は、開閉自在なモータダンパである。特許文献1の冷蔵庫は、除霜ヒータを駆動している期間において、複数の風路開閉器を閉じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-200074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の冷蔵庫は、霜取運転終了後の予冷期間において、複数の風路開閉器を閉じたまま圧縮機を運転し、冷却室自体を予め冷却する。特許文献1の冷蔵庫では、予冷期間終了後に複数の風路開閉器を同じタイミングで開放する。このとき、複数の貯蔵室に滞留していた空気が冷却室に一気に流れ込んでしまい、冷却室の空気の温度は上昇してしまう。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、冷却器の霜取運転後において、冷凍室を含む各貯蔵室へと冷却室の空気を吹き込ませる際に冷却室の温度の上昇を抑制し、各貯蔵室の冷却を行うことである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示における冷蔵庫は、圧縮機と、冷却器と、冷却器を配置する冷却室と、第1貯蔵室と、冷凍室と、冷却器に付着した霜を除去するヒータと、第1貯蔵室内の空気温度を測定する第1温度センサと、冷凍室内の空気温度を測定する冷凍室温度センサと、冷却室内の空気温度を測定する冷却室温度センサと、冷却室と第1貯蔵室とを接続する第1風路と、冷却室と冷凍室とを接続する第1冷凍室風路と、冷却室と冷凍室とを接続し、第1冷凍室風路と異なる第2冷凍室風路と、第1風路を開放および閉鎖可能な第1調整機構と、第1冷凍室風路および第2冷凍室風路を開放および閉鎖可能な冷凍室調整機構と、第1調整機構および冷凍室調整機構を制御する制御装置とを備える。制御装置は、第1貯蔵室に対して第1目標温度を設定し、冷凍室に対して第1目標温度よりも低い冷凍目標温度を設定し、圧縮機の駆動期間が予め定められた期間に到達したときにヒータを駆動し、冷却室温度センサの検出値が予め定められた霜取終了温度以下になったことに応じてヒータの駆動を停止し、ヒータの駆動を停止した後に、冷却室温度センサの検出値が第1温度センサの検出値以下になったことに応じて第1調整機構を開放し、第1調整機構を開放した後に、冷却室温度センサの検出値が冷凍室温度センサの検出値以下になったことに応じて冷凍室調整機構を開放する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の冷蔵庫では、冷却器の霜取運転後において、冷却器の霜取運転後に、冷凍室を含む各貯蔵室へと冷却室の空気を吹き込ませる際に冷却室の温度の上昇を抑制し、各貯蔵室の冷却を行うことである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
冷蔵庫の断面を示す透過図である。
冷却室および冷凍室F周辺を側面視したときの断面透過図である。
冷蔵庫で用いられる冷凍サイクルを示す模式図である。
冷蔵庫の回路構成を示すブロック図である。
開放状態または閉鎖状態のときのダンパ装置を示す図2の拡大図である。
ダンパ装置の斜視図である。
開放状態または閉鎖状態のときのダンパ装置内の断面図である。
各貯蔵室の目標温度を説明するための図である。
本実施の形態における霜取運転制御を説明するためのタイミングチャートである。
時刻Tm4から時刻Tm5までの間の期間の空気の循環を説明するための図である。
時刻Tm5から時刻Tm6までの間の期間の空気の循環を説明するための図である。
時刻Tm6から時刻Tm7までの間の期間の空気の循環を説明するための図である。
時刻Tm7から時刻Tm8までの間の期間の空気の循環を説明するための図である。
時刻Tm8以降の空気の循環を説明するための図である。
本実施の形態における霜取運転処理のフローチャートを示す図である。
比較例における霜取運転制御を説明するためのタイミングチャートである。
比較例における各貯蔵室の温度の推移を示す図である。
変形例1における霜取運転処理のフローチャートを示す図である。
変形例2における霜取運転処理のフローチャートを示す図である。
異常判定処理における処理を示すフローチャートである。
変形例3における霜取運転処理のフローチャートを示す第1図である。
変形例3における霜取運転処理のフローチャートを示す第2図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三菱電機株式会社
冷蔵庫
4日前
三菱電機株式会社
照明器具
8日前
三菱電機株式会社
照明器具
8日前
三菱電機株式会社
送風装置
22日前
三菱電機株式会社
送風装置
22日前
三菱電機株式会社
回転電機
9日前
三菱電機株式会社
照明器具
4日前
三菱電機株式会社
照明器具
8日前
三菱電機株式会社
給湯装置
19日前
三菱電機株式会社
給湯装置
25日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
15日前
三菱電機株式会社
電気掃除機
16日前
三菱電機株式会社
電池パック
8日前
三菱電機株式会社
食器洗浄機
9日前
三菱電機株式会社
貯湯式給湯機
9日前
三菱電機株式会社
角度検出装置
8日前
三菱電機株式会社
最適演算装置
8日前
三菱電機株式会社
換気端末部材
8日前
三菱電機株式会社
給湯システム
8日前
三菱電機株式会社
制御システム
22日前
三菱電機株式会社
給湯システム
8日前
三菱電機株式会社
貯湯式給湯機
8日前
三菱電機株式会社
誘導加熱装置
16日前
三菱電機株式会社
貯湯式給湯装置
25日前
三菱電機株式会社
誘導加熱調理器
9日前
三菱電機株式会社
誘導加熱調理器
23日前
三菱電機株式会社
データ転送装置
19日前
三菱電機株式会社
冷凍サイクル装置
1日前
三菱電機株式会社
腐食促進試験装置
25日前
三菱電機株式会社
空調制御システム
16日前
三菱電機株式会社
燃料電池システム
8日前
三菱電機株式会社
照明制御システム
19日前
三菱電機株式会社
監視制御システム
19日前
三菱電機株式会社
検出装置及び検出方法
4日前
三菱電機株式会社
車両の自動運転制御装置
25日前
三菱電機株式会社
回転電機及びその製造方法
23日前
続きを見る