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公開番号2024076735
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188432
出願日2022-11-25
発明の名称冷蔵庫
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F25D 11/02 20060101AFI20240530BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷蔵室内にチルド室が設けられた冷蔵庫において、意図しない食品の凍結を抑制しつつチルド室内を低温にすることができ、食品の保存品質向上を図ることが可能である冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、冷蔵室及びチルド室が設けられた冷蔵庫本体と、冷蔵室内及びチルド室内を冷却する冷却手段と、チルド室内の食品を加熱する加熱手段と、冷却手段及び加熱手段を制御して、チルド室内の温度を冷却温度まで冷却する冷却工程と、チルド室内の食品の温度を上昇させる昇温工程とを行なわせる制御手段と、を備える。チルド室は、冷蔵室内の下部に区画されて形成される。制御手段は、冷却工程において、冷却手段及び加熱手段の両方を動作させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷蔵室及びチルド室が設けられた冷蔵庫本体と、
前記冷蔵室内及び前記チルド室内を冷却する冷却手段と、
前記チルド室内の食品を加熱する加熱手段と、
前記冷却手段及び前記加熱手段を制御して、前記チルド室内の温度を冷却温度まで冷却する冷却工程と、前記チルド室内の食品の温度を上昇させる昇温工程とを行なわせる制御手段と、を備え、
前記チルド室は、前記冷蔵室内の下部に区画されて形成され、
前記制御手段は、前記冷却工程において、前記冷却手段及び前記加熱手段の両方を動作させる冷蔵庫。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記チルド室は、上部チルド室と下部チルド室とを有し、
前記加熱手段は、前記上部チルド室内の食品と前記下部チルド室内の食品とを加熱可能である請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記加熱手段は、
前記上部チルド室内の食品を加熱するか、前記下部チルド室内の食品を加熱するかを切替可能であり、
前記昇温工程において、前記上部チルド室内の食品及び前記下部チルド室内の食品の両者の一方を加熱し、
前記冷却工程において、前記両者の他方を加熱する請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記加熱手段は、前記冷蔵室内の食品を加熱可能である請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記加熱手段は、遠赤外線を照射する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記加熱手段は、マイクロ波を照射する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記加熱手段は、高周波を照射する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記冷却手段は、前記チルド室に形成された冷気吹出口から冷気を前記チルド室内に供給し、
前記加熱手段は、前記冷気吹出口からの距離に応じて異なる加熱強度で前記チルド室内の食品を加熱する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記チルド室内の食品の収納量を推定する食品量推定手段をさらに備え、
前記加熱手段は、推定された前記チルド室内の食品の収納量に応じて、加熱強度を変更する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記食品量推定手段は、前記冷却工程における前記チルド室内の温度変化を用いて前記チルド室内の食品の収納量を推定する請求項9に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷蔵庫に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
冷蔵庫においては、冷蔵室内に低温貯蔵室を設け、この低温貯蔵室は少なくとも2室設けるとともに、その各低温貯蔵室は内部に収納した食材をそれぞれ異なる温度で冷却保存可能な構成としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-004227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示されるような冷蔵庫においては、冷蔵室内に低温貯蔵室を設けているため、低温貯蔵室内の温度を食品の凍結温度よりも低くした場合、冷蔵室内における低温貯蔵室近傍に置かれた食品が冷却され、当該食品が凍結してしまう可能性がある。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、冷蔵室内にチルド室が設けられた冷蔵庫において、意図しない食品の凍結を抑制しつつチルド室内を低温にすることができ、食品の保存品質向上を図ることが可能である冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る冷蔵庫は、冷蔵室及びチルド室が設けられた冷蔵庫本体と、前記冷蔵室内及び前記チルド室内を冷却する冷却手段と、前記チルド室内の食品を加熱する加熱手段と、前記冷却手段及び前記加熱手段を制御して、前記チルド室内の温度を冷却温度まで冷却する冷却工程と、前記チルド室内の食品の温度を上昇させる昇温工程とを行なわせる制御手段と、を備え、前記チルド室は、前記冷蔵室内の下部に区画されて形成され、前記制御手段は、前記冷却工程において、前記冷却手段及び前記加熱手段の両方を動作させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る冷蔵庫によれば、冷蔵室内にチルド室が設けられた冷蔵庫において、意図しない食品の凍結を抑制しつつチルド室内を低温にすることができ、食品の保存品質向上を図ることが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す正面図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す縦断面図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫が備えるチルド室の周辺の拡大断面図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫の制御系統の構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫における各種温度の経時変化の一例を示す図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫における加熱強度分布の一例を示す図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫における収納量による温度変化の違いを説明する図である。
実施の形態2に係る冷蔵庫が備えるチルド室の周辺の拡大断面図である。
実施の形態2に係る冷蔵庫における各種温度の経時変化の一例を示す図である。
実施の形態2に係る冷蔵庫におけるヒータの構成例を模式的に示す図である。
実施の形態2に係る冷蔵庫におけるヒータの構成例を模式的に示す図である。
実施の形態2に係る冷蔵庫におけるヒータの構成例を模式的に示す図である。
実施の形態2に係る冷蔵庫におけるヒータの構成例を模式的に示す図である。
実施の形態2に係る冷蔵庫におけるヒータの構成例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示に係る冷蔵庫を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1から図7を参照しながら、本開示の実施の形態1について説明する。図1は冷蔵庫の構成を示す正面図である。図2は冷蔵庫の構成を示す縦断面図である。図3は冷蔵庫が備えるチルド室の周辺の拡大断面図である。図4は冷蔵庫の制御系統の構成を示すブロック図である。図5は冷蔵庫における各種温度の経時変化の一例を示す図である。図6は冷蔵庫における加熱強度分布の一例を示す図である。図7は冷蔵庫における収納量による温度変化の違いを説明する図である。
(【0011】以降は省略されています)

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