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公開番号2024081469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-18
出願番号2022195115
出願日2022-12-06
発明の名称貯湯式給湯機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24H 1/18 20220101AFI20240611BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】アグリゲーターから低消費電力要求があった場合でも、タンク内湯切れの発生を抑制できる貯湯式給湯機を提供する。
【解決手段】本開示に係る貯湯式給湯機は、加熱手段と、加熱手段により加熱された水を貯湯する貯湯タンクを有する貯湯ユニットと、を備える。加熱手段は、複数の需要家の貯湯式給湯機を一括管理するアグリゲーターからの電力消費要求量の受信と、アグリゲーターへの電力消費要求量の実施可否の送信と、貯湯タンク内の給湯温度以上の残湯量の受信と、貯湯タンクの任意位置での貯湯温度の受信とを実施する信号送受信部を有する。貯湯ユニットは、残湯量及び貯湯温度を信号送受信部に送信する信号送信部を有する。各需要家の貯湯式給湯機の残湯量及び貯湯温度に基づいて、消費電力要求量が複数の需要家の貯湯式給湯機の間で調整される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
加熱手段と、
前記加熱手段により加熱された水を貯湯する貯湯タンクを有する貯湯ユニットと、を備え、
前記加熱手段は、複数の需要家の貯湯式給湯機を一括管理するアグリゲーターからの電力消費要求量の受信と、前記アグリゲーターへの前記電力消費要求量の実施可否の送信と、前記貯湯タンク内の給湯温度以上の残湯量の受信と、前記貯湯タンクの任意位置での貯湯温度の受信とを実施する信号送受信部を有し、
前記貯湯ユニットは、前記残湯量を取得する残湯量取得部と、前記貯湯温度を取得する貯湯温度取得部と、前記残湯量及び前記貯湯温度を前記信号送受信部に送信する信号送信部を有し、
各需要家の前記貯湯式給湯機の前記残湯量及び前記貯湯温度に基づいて、前記消費電力要求量を前記複数の需要家の前記貯湯式給湯機の間で調整する貯湯式給湯機。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
各需要家の前記信号送受信部は、前記貯湯温度が第1閾値よりも低い場合に、前記アグリゲーターに対して前記電力消費要求量の実施不可を送信する請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項3】
各需要家の前記信号送受信部は、前記貯湯温度が第2閾値よりも低い場合に、前記アグリゲーターに対して前記電力消費要求量の実施不可を送信する請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯機。
【請求項4】
前記加熱手段による沸き上げが実施された後、前記貯湯温度が第1閾値よりも低く且つ前記残湯量が第2閾値よりも低い状態へと遷移した場合に、前記貯湯温度が前記第1閾値よりも高く且つ前記残湯量がある前記第2閾値よりも高い他の貯湯式給湯機に対して追加の電力消費要求を行う請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項5】
前記貯湯温度取得部は、前記貯湯タンクの複数の位置における前記貯湯温度を取得する請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、貯湯式給湯機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、複数の貯湯式給湯機であるヒートポンプ機器を管理するエネルギー管理装置が開示されている。このエネルギー管理装置は、収集部と演算部を備える。演算部は、収集部により収集された各ヒートポンプ機器の時間帯別消費エネルギーの計画値と実績値に基づいて、各ヒートポンプ機器が消費するエネルギーの総計画値を演算する。これによれば、複数のヒートポンプ機器のエネルギー消費量について信頼性の高い情報を事前に提供することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-174421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の技術では、ヒートポンプ機器の定格能力、貯湯タンクからの出湯温度、及び貯湯タンク内の給湯温度以上の残湯量等が考慮されていない。このため、ヒートポンプ機器の定格能力に対してエネルギー消費要求量が大幅に小さくなる場合、出湯温度が低下し、貯湯タンク内の給湯温度以上の残湯量が減少する。このように、低消費電力要求に起因した出湯温度の低下により、タンク内の高温の湯量が減少した場合、高温出湯指示があると、タンク内湯切れとなり、製品の信頼性低下に繋がる。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、アグリゲーターから低消費電力要求があった場合でも、タンク内湯切れの発生を抑制できる貯湯式給湯機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る貯湯式給湯機は、加熱手段と、前記加熱手段により加熱された水を貯湯する貯湯タンクを有する貯湯ユニットと、を備える。前記加熱手段は、複数の需要家の貯湯式給湯機を一括管理するアグリゲーターからの電力消費要求量の受信と、前記アグリゲーターへの前記電力消費要求量の実施可否の送信と、前記貯湯タンク内の給湯温度以上の残湯量の受信と、前記貯湯タンクの任意位置での貯湯温度の受信とを実施する信号送受信部を有する。前記貯湯ユニットは、前記残湯量を取得する残湯量取得部と、前記貯湯温度を取得する貯湯温度取得部と、前記残湯量及び前記貯湯温度を前記信号送受信部に送信する信号送信部を有する。各需要家の前記貯湯式給湯機の前記残湯量及び前記貯湯温度に基づいて、前記消費電力要求量が前記複数の需要家の前記貯湯式給湯機の間で調整される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、各需要家の貯湯式給湯機の残湯量及び貯湯温度に基づいて、各貯湯式給湯機からアグリゲーターに電力消費要求量の実施可否を送信することで、消費電力要求量を複数の需要家の貯湯式給湯機の間で調整することができる。従って、低消費電力要求があった場合でも、タンク内湯切れの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る貯湯式給湯機の構成を示す模式図である。
制御装置の機能を実現する構成の一例を示すブロック図である。
(a)及び(b)は、貯湯式給湯機の動作例を説明する図である。
貯湯式給湯機の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る貯湯式給湯機(以下「給湯装置」ともいう)の構成を示す模式図である。以下、個々の需要家が有する貯湯式給湯暖房装置1を例に、本実施の形態1の貯湯式給湯機について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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