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公開番号2024063825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022171934
出願日2022-10-27
発明の名称電気掃除機
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類A47L 9/24 20060101AFI20240507BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】安全性の観点から好ましくない導電部の取り外しを使用者に行わせることなく、管体内面に付着した塵埃を水洗いで除去することが可能な電気掃除機を提供する。
【解決手段】電気掃除機は、電動送風機を内蔵した本体と、一方向に長手の内部風路を有する、長手方向一端側で本体と着脱可能に連結される管体と、管体の長手方向他端側に連結される、吸込口を有する吸込具と、を備える。管体は、内部風路を有するパイプ部と、接続端子及びリード線を含む導電部と、導電部を保持し収納するケース体と、を有し、ケース体はパイプ部に対して着脱自在に構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
電動送風機を内蔵した本体と、一方向に長手の内部風路を有する、長手方向一端側で前記本体と着脱可能に連結される管体と、前記管体の長手方向他端側に連結される、吸込口を有する吸込具と、を備え、
前記管体は、前記内部風路を有するパイプ部と、接続端子及びリード線を含む導電部と、前記導電部を保持し収納するケース体と、を有し、前記ケース体は前記パイプ部に対して着脱自在に構成される電気掃除機。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記ケース体は、前記導電部を保持する下ケースと、前記下ケース及び前記導電部を覆う上ケースとで構成され、前記下ケース及び前記上ケースは絶縁材料で形成される請求項１に記載の電気掃除機。
【請求項３】
前記上ケースは、長手方向にのびる側壁内面に形成される複数のツメを有し、
前記下ケースは、長手方向にのびる側壁の前記複数のツメに対応する位置に形成される複数のツメ受け部を有し、
前記ツメが前記ツメ受け部に嵌合することで前記下ケースに前記上ケースが装着される請求項２記載の電気掃除機。
【請求項４】
前記上ケースの長手方向端部の外面には、使用者が指を引っ掛けるための引掛部が設けられる請求項２に記載の電気掃除機。
【請求項５】
前記パイプ部は、前記ケース体との着脱面に、幅方向両端に設けられる、前記ケース体をガイドするリブと、幅方向中央且つ長手方向中央に設けられる、係代を有する複数の第１の突起と、幅方向中央且つ長手方向一端部に設けられる、係代を有する第２の突起と、長手方向他端部に設けられる第１の磁石と、を有し、
前記ケース体は、前記リブの内側に嵌め込まれると共に、前記パイプ部との着脱面に、幅方向中央に設けられる、前記第１及び第２の突起を係止する複数の係止部と、前記第１の磁石と接触する第２の磁石と、を有する請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の電気掃除機。
【請求項６】
前記管体の長手方向端部に、前記パイプ部と前記ケース体とを係止またはその係止を解除可能なロック機構が設けられる請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の電気掃除機。
【請求項７】
前記ロック機構は、前記パイプ部または前記ケース体により支承される回動軸を中心に回動可能なレバーと、前記パイプ部の前記ケース体との着脱面に形成された凹部に縮設される、前記レバーを付勢して前記レバーの回動を規制するバネと、前記ケース体に設けられる、前記バネにより前記レバーを付勢した状態で、前記レバーに設けられる突起部を係止する係止部と、を備える請求項６に記載の電気掃除機。
【請求項８】
前記管体に、前記本体と前記管体とを着脱自在にする着脱ボタンを設け、
前記着脱ボタンのサイズを前記レバーのサイズよりも大きくした請求項７に記載の電気掃除機。
【請求項９】
前記パイプ部は、前記ケース体との着脱面に開設される、前記パイプ部の内面を洗浄または乾燥するための開口部を有し、
前記開口部は、前記パイプ部に装着された前記ケース体により覆われる請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の電気掃除機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電気掃除機に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１に開示された電気掃除機は、掃除機本体と吸込具との間に介設される延長管体を備える。延長管体は、吸込具で吸い込まれた空気が通過する内部風路（吸込空気通過路）を画成する合成樹脂管を有する。合成樹脂管の外面には、セルフヒンジを介して成形された帯状蓋と、帯状蓋の係止爪に係止嵌合可能な帯状係合体とが設けられている。係止爪と帯状係合体との係止を解除して帯状蓋を開放すると、電線通路が露出し、露出した電線通路に、両端にコネクタを接続した電線（導電部）を収納することができる。また、電線の断線あるいはコネクタの変形が生じた場合には、電気掃除機の使用者が、帯状蓋を開放し、電線通路に収納された電線を取り外し、新しい電線に交換することができる。
【０００３】
ところで、電気掃除機の使用に伴い、管体（合成樹脂管）の内面に塵埃が付着し、付着した塵埃は、電気掃除機からの排気臭の原因となることが知られている。このような塵埃は、水洗いにより除去することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
実開昭６３－１６３７５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上記特許文献１に記載された管体を水洗いするのに際しては、電線が濡れないようにする必要がある。このため、使用者が、帯状蓋を開放し、電線通路から電線を取り外す必要がある。しかしながら、電気掃除機の使用者に対して、電線等の導電部を直接取り外す作業を行わせることは、安全性の観点から好ましいとは言えない。
【０００６】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、安全性の観点から好ましくない導電部の取り外しを使用者に行わせることなく、管体内面に付着した塵埃を水洗いで除去することが可能な電気掃除機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示に係る電気掃除機は、電動送風機を内蔵した本体と、一方向に長手の内部風路を有する、長手方向一端側で前記本体と着脱可能に連結される管体と、前記管体の長手方向他端側に連結部を介して連結される、吸込口を有する吸込具と、を備える。前記管体は、前記内部風路を有するパイプ部と、接続端子及びリード線を含む導電部と、前記導電部を保持し収納するケース体と、を有し、前記ケース体を前記パイプ部に対して着脱自在とする着脱構造を更に有する。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、内部風路を有するパイプ部に対して、導電体を収納するケース体を着脱自在に構成したため、パイプ部の内面に付着した塵埃を水洗いで除去することができる。しかも、電気掃除機の使用者が、パイプ部の水洗いに際して、ケース体に保持される導電体を直接取り外す必要がないため、安全性の観点から好ましい。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施の形態１による電気掃除機の側面図である。
管体の斜視図である。
（ａ）は、管体の側面図であり、（ｂ）は、管体の断面図である。
（ａ）は、パイプ部の正面図であり、（ｂ）は、パイプ部の長手方向端部の拡大断面図である。
パイプ部の斜視図である。
（ａ）は、ケース体の斜視図であり、（ｂ）は、ケース体の断面図である。
（ａ）は、ケース体の長手方向一端側の断面図であり、（ｂ）は、ケース体の長手方向他端側の断面図である。
（ａ）は、ケース体を構成する上ケースの斜視図であり、（ｂ）は、ケース体を構成する下ケースの斜視図である。
パイプ部へのケース体の装着を説明するための図である。
実施の形態２における管体の斜視拡大図である。
管体の長手方向端部の拡大断面図である。
実施の形態３における管体の断面図である。
パイプ部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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