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公開番号2024090305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206113
出願日2022-12-23
発明の名称加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類A47J 27/00 20060101AFI20240627BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】減圧ポンプの吸引力が低下することを抑制できる加熱調理器を得る。
【解決手段】被調理物を収容する容器と、容器の開口に対して開閉可能な蓋体と、容器を加熱する加熱装置と、容器の内部を減圧する減圧ポンプと、蓋体の外部に開口する洗浄水投入口と、加熱装置及び減圧ポンプを制御する制御装置とを備え、制御装置は、減圧ポンプの吸込口と洗浄水投入口とを連通状態にして、減圧ポンプを駆動する洗浄運転を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被調理物を収容する容器と、
前記容器の開口に対して開閉可能な蓋体と、
前記容器を加熱する加熱装置と、
前記容器の内部を減圧する減圧ポンプと、
前記蓋体の外部に開口する洗浄水投入口と、
前記加熱装置及び前記減圧ポンプを制御する制御装置と
を備え、
前記制御装置は、前記減圧ポンプの吸込口と前記洗浄水投入口とを連通状態にして、前記減圧ポンプを駆動する洗浄運転を実行する
加熱調理器。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
第1報知部を備え、
前記第1報知部が前記洗浄水投入口に洗浄水を投入するよう報知した後、前記制御装置は、前記洗浄運転を開始するための入力に応じて、前記減圧ポンプを駆動する
請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記洗浄水投入口と前記減圧ポンプとの間に設けられた減圧経路切換弁を備え、
前記減圧経路切換弁により、前記減圧ポンプの前記吸込口と前記洗浄水投入口とは前記連通状態又は不通状態のいずれかの状態に切り換えられる
請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記洗浄運転において、前記減圧経路切換弁は、前記連通状態にある前記減圧ポンプの前記吸込口と前記洗浄水投入口を、少なくとも1回は前記不通状態に切り換えた後、再び前記連通状態に切り換える
請求項3に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記蓋体には、閉じられた状態の前記蓋体と前記容器の内部とを連通させる開口であるポンプ孔が設けられており、
前記減圧経路切換弁は、前記減圧ポンプの前記吸込口と前記ポンプ孔とを連通状態又は不通状態のいずれかの状態に切り換える弁体を有し、
前記制御装置は、前記洗浄運転において、
前記減圧経路切換弁によって前記減圧ポンプの前記吸込口と前記洗浄水投入口とが前記連通状態にあるときに前記減圧ポンプを駆動し、前記減圧経路切換弁によって前記減圧ポンプの前記吸込口と前記ポンプ孔とを前記連通状態にあるときに前記減圧ポンプを駆動する
請求項4に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記制御装置は、前記洗浄運転において、前記容器の内部と前記蓋体の外部と接続する経路上に設けられた弁を開状態とすることで、前記容器の内部を常圧状態にする
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記洗浄水投入口は、前記蓋体が閉状態において、前記蓋体の上方に開口するように設けられ、
前記洗浄水投入口の開口面積は、前記減圧ポンプの前記吸込口の開口面積よりも大きい
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記減圧ポンプの前記吸込口は、前記洗浄水投入口よりも下にあり、
前記制御装置は、前記洗浄運転において、前記減圧ポンプの前記吸込口と前記洗浄水投入口との間の貯水容量の水を吸引するのに要する時間以上、前記減圧ポンプを駆動する
請求項7に記載の加熱調理器。
【請求項9】
前記洗浄水投入口は、
前記蓋体が閉状態において、前記蓋体の側方又は下方に開口するように設けられ、
前記減圧ポンプの前記吸込口よりも下方に位置する
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
【請求項10】
前記減圧ポンプから排出される排出物が保持される露受けを備え、
前記洗浄運転において、前記減圧ポンプが吸引する水量は、3mlよりも多く前記露受けの容量よりも少ない
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、減圧及び加熱によって食材を加熱調理する加熱調理器に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、加熱調理器においては、容器内を真空にして容器内の内容物を加熱し、100℃未満の低温で沸騰させることにより、内容物を攪拌して全体を均一に調理できることが知られている。このような技術を利用した加熱調理器として、容器内を真空状態にするために減圧ポンプを備えた加熱調理器がある(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1の加熱調理器は、減圧ポンプで容器内の空気を吸引することで、容器内を飽和蒸気圧まで減圧している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-189883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の加熱調理器では、減圧ポンプを用いて容器内を飽和蒸気圧まで減圧して、容器に収容された食材を加熱調理する。減圧ポンプは容器内の空気を吸引するために用いられるが、空気とともに食材に含まれる調味料が吸引されることがある。このため、減圧ポンプ内部に調味料が付着して、減圧ポンプの吸引力が低下することがある。このような場合、減圧性能が低下することになり、結果として、加熱調理器の調理性能が低下するという問題があった。
【0005】
本開示は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、減圧ポンプの吸引力の低下を抑制することができる加熱調理器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る加熱調理器は、被調理物を収容する容器と、容器の開口に対して開閉可能な蓋体と、容器を加熱する加熱装置と、容器の内部を減圧する減圧ポンプと、蓋体の外部に開口する洗浄水投入口と、加熱装置及び減圧ポンプを制御する制御装置とを備え、制御装置は、減圧ポンプの吸込口と洗浄水投入口とを連通状態にして、減圧ポンプを駆動する洗浄運転を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る加熱調理器の洗浄運転では、洗浄水投入口と減圧ポンプの吸込口とが連通状態で減圧ポンプが駆動される。このため、洗浄水投入口から投入された水が減圧ポンプの内部を通過するので、減圧ポンプの内部の付着物を除去することができる。このように、本開示の加熱調理器は、減圧ポンプの吸引力を低下させる原因となる減圧ポンプの内部の付着物を除去することができるので、減圧ポンプの吸引力の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る加熱調理器の縦断面模式図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の機能ブロック図である。
実施の形態1に係る加熱調理器が実行する洗浄モードの一例を示す制御フローチャートである。
実施の形態1に係る加熱調理器が実行する洗浄モードの別の例を示す制御フローチャートである。
実施の形態2に係る加熱調理器の縦断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る加熱調理器の実施の形態を、図面を参照して説明する。本開示は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本開示は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す加熱調理器は、本開示の加熱調理器が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された加熱調理器によって本開示の適用機器が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本開示を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
【0010】
実施の形態1.
(加熱調理器の構成)
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器100の縦断面模式図である。図1では、加熱調理器100の主要部の縦断面を概略的に示している。加熱調理器100は、被調理物が収容された鍋状の容器6を加熱コイル3で加熱することで、被調理物である食材を加熱調理するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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