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公開番号2024087626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202556
出願日2022-12-19
発明の名称貯湯式給湯機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24H 4/02 20220101AFI20240624BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】昼間沸上げ形と夜間沸上げ形の両方として使用でき、かつ、意図しない時間帯の沸き上げ運転を抑制可能な貯湯式給湯機を提供する。
【解決手段】貯湯式給湯機の制御部は、設定時間帯にヒートポンプユニットに沸き上げ運転を行わせる主沸き上げ運転部と、予め設定された昼間時間帯の範囲内で設定時間帯を設定可能とし、昼間時間帯の範囲外で設定時間帯が設定されることを禁止する主沸き上げ時間帯昼間設定部と、予め設定された夜間時間帯の範囲内で設定時間帯を設定可能とし、夜間時間帯の範囲外で設定時間帯が設定されることを禁止する主沸き上げ時間帯夜間設定部と、主沸き上げ時間帯昼間設定部を有効とし、かつ、主沸き上げ時間帯夜間設定部を無効とする第1状態と、主沸き上げ時間帯昼間設定部を無効とし、かつ、主沸き上げ時間帯夜間設定部を有効とする第2状態とを切り替える切替部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
湯水を貯留する貯湯タンクを有する貯湯ユニットと、
前記貯湯タンク内の湯水を沸き上げるヒートポンプユニットと、
前記ヒートポンプユニットを制御する制御部と、を備えた貯湯式給湯機であって、
前記制御部は、
設定時間帯に前記ヒートポンプユニットに沸き上げ運転を行わせる主沸き上げ運転部と、
有効化されると、予め設定された昼間時間帯の範囲内で前記設定時間帯を設定可能とし、前記昼間時間帯の範囲外で前記設定時間帯が設定されることを禁止する主沸き上げ時間帯昼間設定部と、
有効化されると、予め設定された夜間時間帯の範囲内で前記設定時間帯を設定可能とし、前記夜間時間帯の範囲外で前記設定時間帯が設定されることを禁止する主沸き上げ時間帯夜間設定部と、
前記主沸き上げ時間帯昼間設定部を有効とし、かつ、前記主沸き上げ時間帯夜間設定部を無効とする第1状態と、前記主沸き上げ時間帯昼間設定部を無効とし、かつ、前記主沸き上げ時間帯夜間設定部を有効とする第2状態とを切り替える切替部と、を備えた貯湯式給湯機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記貯湯タンクから出湯した熱量から使用熱量を算出する使用熱量算出部と、
前記使用熱量算出部により算出された使用熱量から目標熱量を算出する目標熱量算出部と、をさらに備え、
前記主沸き上げ運転部は、前記目標熱量算出部により算出された目標熱量に応じて、前記設定時間帯に前記ヒートポンプユニットに沸き上げ運転を行わせる請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項3】
前記貯湯式給湯機を制御する制御基板をさらに備え、
前記切替部は、前記制御基板に設けられた切替スイッチの操作により、前記第1状態と前記第2状態とを切り替える請求項1又は請求項2に記載の貯湯式給湯機。
【請求項4】
前記貯湯式給湯機を制御する制御基板をさらに備え、
前記切替部は、前記制御基板に設けられた切替ジャンパーの操作により、前記第1状態と前記第2状態とを切り替える請求項1又は請求項2に記載の貯湯式給湯機。
【請求項5】
前記貯湯式給湯機を操作するためのリモコンをさらに備え、
前記切替部は、前記リモコンに対して予め設定された切替操作が行われると、前記第1状態と前記第2状態とを切り替える請求項1又は請求項2に記載の貯湯式給湯機。
【請求項6】
前記切替操作は、予め設定された第1切替操作が行われた後に、予め設定された第2切替操作が行われることである請求項5に記載の貯湯式給湯機。
【請求項7】
前記貯湯式給湯機を操作するためのリモコンをさらに備え、
前記リモコンは、前記第1状態と前記第2状態のいずれであるのかを表示可能な表示部を備えた請求項1又は請求項2に記載の貯湯式給湯機。
【請求項8】
前記制御部は、電力供給事業者との電力契約に関する電力契約情報を取得する電力契約取得部をさらに備え、
前記切替部は、前記電力契約取得部により取得された電力契約情報に基づいて、前記第1状態と前記第2状態とを切り替える請求項1又は請求項2に記載の貯湯式給湯機。
【請求項9】
前記制御部は、太陽光発電システムの故障を検出する太陽光発電システム故障検出部をさらに備え、
前記切替部は、前記太陽光発電システム故障検出部による検出結果に応じて、前記第1状態と前記第2状態とを切り替える請求項1又は請求項2に記載の貯湯式給湯機。
【請求項10】
前記切替部は、前記太陽光発電システム故障検出部が太陽光発電システムの故障を検出した場合に、前記第1状態から前記第2状態に切り替える請求項9に記載の貯湯式給湯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、貯湯式給湯機に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
貯湯式給湯機においては、時間帯別料金制であると判定された場合、あるいは、主たる沸き上げ運転の開始時刻又は終了時刻に関する設定時刻が24時間のうちの特定時間帯に属する場合には、夜間時間帯に主たる沸き上げ運転を実行する通常モードを選択し、昼夜同一料金制であると判定され、かつ、設定時刻が特定時間帯に属しない場合には、昼間時間帯に主たる沸き上げ運転を実行する昼間モードを選択するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-188768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示されるような貯湯式給湯機においては、昼間時間帯に主たる沸き上げ運転を実行する昼間モードを設けているものの、設置後に使用者が主たる沸き上げを夜間に行うように切り替えることが可能である。このため、使用者の誤操作等により意図しない時間帯に沸き上げ運転が行われてしまうおそれがある。一方、設置後に主たる沸き上げを夜間に行うように設定を変更することを不可にしてしまうと、昼間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯機を購入した使用者が、太陽光発電システムを撤去したり、専用の電気料金プランがなくなったりして、主たる沸き上げを夜間に行う夜間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯機を使用したくなった場合に、機器の買い替えが必要になる。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、1台の貯湯式給湯機を、昼間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯機としても、夜間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯機としても使用できるとともに、使用者の誤操作等により意図しない時間帯に沸き上げ運転が行われてしまうことを抑制可能な貯湯式給湯機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る貯湯式給湯機は、湯水を貯留する貯湯タンクを有する貯湯ユニットと、貯湯タンク内の湯水を沸き上げるヒートポンプユニットと、ヒートポンプユニットを制御する制御部と、を備えた貯湯式給湯機であって、制御部は、設定時間帯にヒートポンプユニットに沸き上げ運転を行わせる主沸き上げ運転部と、有効化されると、予め設定された昼間時間帯の範囲内で設定時間帯を設定可能とし、昼間時間帯の範囲外で設定時間帯が設定されることを禁止する主沸き上げ時間帯昼間設定部と、有効化されると、予め設定された夜間時間帯の範囲内で設定時間帯を設定可能とし、夜間時間帯の範囲外で設定時間帯が設定されることを禁止する主沸き上げ時間帯夜間設定部と、主沸き上げ時間帯昼間設定部を有効とし、かつ、主沸き上げ時間帯夜間設定部を無効とする第1状態と、主沸き上げ時間帯昼間設定部を無効とし、かつ、主沸き上げ時間帯夜間設定部を有効とする第2状態とを切り替える切替部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る貯湯式給湯機によれば、1台の貯湯式給湯機を、昼間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯機としても、夜間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯機としても使用できるとともに、使用者の誤操作等により意図しない時間帯に沸き上げ運転が行われてしまうことを抑制可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る貯湯式給湯機の構成を示す図である。
実施の形態1に係る貯湯式給湯機の制御部の機能的構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る貯湯式給湯機の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示に係る貯湯式給湯機を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1から図3を参照しながら、本開示の実施の形態1について説明する。図1は貯湯式給湯機の構成を示す図である。図2は貯湯式給湯機の制御部の機能的構成を示すブロック図である。図3は貯湯式給湯機の動作の一例を示すフローチャートである。
(【0011】以降は省略されています)

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