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公開番号2024089139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204321
出願日2022-12-21
発明の名称制御装置、空調システム、空調制御方法、及び、プログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F24F 11/54 20180101AFI20240626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】より快適な空調環境を実現することのできる制御装置を提供する。
【解決手段】操作情報取得手段431は、フロア内の制御対象位置を含む操作情報を、例えば、ユーザが使用する操作端末から取得する。環境情報取得手段432は、フロア内で計測された環境情報を取得する。快適制御手段433は、操作情報と環境情報とに基づく、制御対象位置における不快レベルに応じて、第1空調設定と第2空調設定とを決定した後に、制御対象位置を含む快適ゾーン内に配置された空調機を第1空調設定に基づいて制御すると共に、快適ゾーンの外周を囲む温熱調整ゾーン内に配置された空調機を第2空調設定に基づいて制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
フロア内に配置された1台以上の空調機を制御する制御装置であって、
前記フロア内の制御対象位置を含む操作情報を取得する操作情報取得手段と、
前記フロア内で計測された環境情報を取得する環境情報取得手段と、
前記操作情報と前記環境情報とに基づく、前記制御対象位置における不快レベルに応じて、第1空調設定と第2空調設定とを決定した後に、前記制御対象位置を含む快適ゾーン内に配置された前記空調機を前記第1空調設定に基づいて制御すると共に、前記快適ゾーンの外周を囲む温熱調整ゾーン内に配置された前記空調機を前記第2空調設定に基づいて制御する快適制御手段と、
を備える制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記操作情報には、設定温度が更に含まれ、前記環境情報には室温が含まれており、
前記快適制御手段は、前記設定温度と前記室温との温度差に基づいて前記不快レベルを判定し、判定した前記不快レベルが低い場合に、前記第1空調設定に基づいて、前記快適ゾーン内に配置された前記空調機の稼働を停止させる、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記快適制御手段は、判定した前記不快レベルが高い場合に、前記第1空調設定に基づいて、前記快適ゾーン内に配置された前記空調機を、送風、冷房、若しくは、暖房にて稼働させる、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記快適制御手段は、前記第2空調設定に基づいて、前記温熱調整ゾーン内に配置された前記空調機を、冷房、又は、暖房にて稼働させる、
請求項2又は3に記載の制御装置。
【請求項5】
操作端末とセンサと制御装置を備え、フロア内に配置された1台以上の空調機を制御する空調システムであって、
前記操作端末は、前記フロア内の制御対象位置を含む操作情報をユーザから受け付け、
前記センサは、前記フロア内の環境情報を計測し、
前記制御装置は、
前記操作端末から送られる前記操作情報を取得する操作情報取得手段と、
前記センサから送られる前記環境情報を取得する環境情報取得手段と、
前記操作情報と前記環境情報とに基づく、前記制御対象位置における不快レベルに応じて、第1空調設定と第2空調設定とを決定した後に、前記制御対象位置を含む快適ゾーン内に配置された前記空調機を前記第1空調設定に基づいて制御すると共に、前記快適ゾーンの外周を囲む温熱調整ゾーン内に配置された前記空調機を前記第2空調設定に基づいて制御する快適制御手段と、を備える、
空調システム。
【請求項6】
フロア内に配置された1台以上の空調機を制御する制御装置が実行する空調制御方法であって、
前記フロア内の制御対象位置を含む操作情報を取得する操作情報取得ステップと、
前記フロア内で計測された環境情報を取得する環境情報取得ステップと、
前記操作情報と前記環境情報とに基づく、前記制御対象位置における不快レベルに応じて、第1空調設定と第2空調設定とを決定した後に、前記制御対象位置を含む快適ゾーン内に配置された前記空調機を前記第1空調設定に基づいて制御すると共に、前記快適ゾーンの外周を囲む温熱調整ゾーン内に配置された前記空調機を前記第2空調設定に基づいて制御する快適制御ステップと、
を備える空調制御方法。
【請求項7】
フロア内に配置された1台以上の空調機を制御するコンピュータに、
前記フロア内の制御対象位置を含む操作情報を取得する操作情報取得ステップ、
前記フロア内で計測された環境情報を取得する環境情報取得ステップ、
前記操作情報と前記環境情報とに基づく、前記制御対象位置における不快レベルに応じて、第1空調設定と第2空調設定とを決定した後に、前記制御対象位置を含む快適ゾーン内に配置された前記空調機を前記第1空調設定に基づいて制御すると共に、前記快適ゾーンの外周を囲む温熱調整ゾーン内に配置された前記空調機を前記第2空調設定に基づいて制御する快適制御ステップ、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置、空調システム、空調制御方法、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
商業ビル、オフィスビル等に代表される建物内のフロアには、例えば、複数の空調機と、それらの空調機を制御する制御装置とを含んだ空調システムが導入されている。このような空調システムは、例えば、広いフロアを複数の空間に区分した各エリアに空調機がそれぞれ設置されており、エリア別に各空調機を制御することが可能となっている。つまり、空調システムでは、各エリアに1台以上の空調機が配置されており、ユーザによるリモコン操作、若しくは、スケジュール運転等により、エリア毎に異なる空調制御を行うことができる構成となっている。そのため、例えば、ユーザが在室するエリアのみ空調機を稼働させるといった省エネ制御も可能となっている。
また、空調システムでは、例えば、複数台の空調機と1台の制御装置とが専用の通信線にて接続され、この制御装置からフロア内における全ての空調機の状態監視だけでなく、リモコン操作に応じた各空調機の制御を一括して行うことができる。
【0003】
フロア内に設置される空調機は、より詳細には、室内機と呼ばれ、空気調和された空気を吹き出すための吹き出し口に、風向を変えるための可動式のルーバが取り付けられている。空調機は、このルーバの角度を変化させることにより、風向を上下方向または左右方向に調整することが可能となっている。例えば、空調機は、機種に応じて、吹き出し口の数が、1、2、4個と異なっており、その吹き出し口の数に応じて、ルーバも1、2、4個と取り付けられており、それぞれ1、2,4方向へと空気調和された空気を吹き出すことが可能となっている。
【0004】
このような空調システムにおいて、例えば、夏季における冷房運転中に空調機から吹き出される空気は、室温よりも温度が低いため、ユーザが直接この吹き出された風に当たり続けると、通常よりも不快に寒く感じることになる。
このような場合に、ユーザは、ルーバによる風向設定をリモコン操作から変更することにより、自身に空調機からの風が当たらないようにすることも可能となる。それでも空調システムでは、複数の室内機に対して、風向設定がそれぞれ必要となるため、リモコン操作で指示すべき操作内容が複雑となってしまい、ユーザにとって大きな負担となっていた。
【0005】
このため、例えば、特許文献1には、空調機に対する風向設定の操作性を向上させる空調システムの発明が開示されている。特許文献1に記載された空調システムでは、空調対象空間のレイアウト画面を表示し、このレイアウト画面上において、空調機から空気調和された空気を供給するエリアと供給しないエリアとをユーザに選択させることで、風向パターンを決定し、決定した風向パターンに基づいて各空調機を制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-261643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した特許文献1に記載の空調システムでは、決定された風向パターンに基づいて、各空調機のルーバを制御し、風向設定を行っている。
しかしながら、実際の空調システムでは、適切な風向設定が行えない場合もあった。すなわち、空調システムにおける一般的な空調機では、風向設定可能な段数が、例えば、上下方向で2~4段程度と少なく、大まかな角度でしか風向を調整できなかった。更に、吹き出し口が2又は4方向の空調機では、各ルーバに同じ風向設定が適用されるため、吹き出し口毎に異なる風向に設定することができなかった。これらのことから、実際の空調システムでは、空調機の風向を細かく設定することが難しいのが実状であった。更に、空調機からの風が直接届く範囲が、例えば、空調機を中心に10m四方程度と広範囲であることもあり、どのような風向設定にしても空調機からの風が直接当たるのを避けられない地点が存在してしまうという課題もあった。
また、空調機本体が天井裏に埋め込まれ、ダクトを通して空調機からの空気を室内に送り込むダクト方式の空調システムでは、吹き出し口にルーバが取り付けられていないため、そもそも風向設定を行えないという課題もあった。
【0008】
つまり、特許文献1に記載の空調システムを含めた従来の空調システムでは、空調機からの風がユーザに直接当たってしまうことで、快適な空調環境とはならない場合があるため、より快適な空調環境を実現することのできる技術が求められていた。
【0009】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、より快適な空調環境を実現できる制御装置、空調システム、及び、空調制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本開示に係る制御装置は、
フロア内に配置された1台以上の空調機を制御する制御装置であって、
前記フロア内の制御対象位置を含む操作情報を取得する操作情報取得手段と、
前記フロア内で計測された環境情報を取得する環境情報取得手段と、
前記操作情報と前記環境情報とに基づく、前記制御対象位置における不快レベルに応じて、第1空調設定と第2空調設定とを決定した後に、前記制御対象位置を含む快適ゾーン内に配置された前記空調機を前記第1空調設定に基づいて制御すると共に、前記快適ゾーンの外周を囲む温熱調整ゾーン内に配置された前記空調機を前記第2空調設定に基づいて制御する快適制御手段と、
を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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