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公開番号2024089059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204180
出願日2022-12-21
発明の名称給湯機のリモコン装置及び給湯システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24H 15/196 20220101AFI20240626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】給湯機のリモコン装置において、チャイルドロック機能実行中の子ども等によるいたずらあるいは誤操作を抑止し、ユーザの注意喚起を図る上で有利になる給湯機のリモコン装置及び給湯システムを提供する。
【解決手段】本開示に係る給湯機のリモコン装置は、給湯機の動作の指令を入力する操作を受け付ける入力手段と、入力手段への入力を無効化するチャイルドロック機能と、チャイルドロック機能を設定または解除する手段と、を備えた給湯機のリモコン装置において、給湯機のリモコン装置は、使用者に給湯機の動作状態を報知可能な報知手段と通信可能であり、チャイルドロック機能の実行中に、チャイルドロック機能を解除する操作以外の操作が行われた場合に、チャイルドロック機能の解除が試みられた旨を報知手段により報知するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
給湯機の動作の指令を入力する操作を受け付ける入力手段と、
前記入力手段への入力を無効化するチャイルドロック機能と、
前記チャイルドロック機能を設定または解除する手段と、
を備えた前記給湯機のリモコン装置において、
前記給湯機のリモコン装置は、使用者に前記給湯機の動作状態を報知可能な報知手段と通信可能であり、
前記チャイルドロック機能の実行中に、前記チャイルドロック機能を解除する操作以外の操作が行われた場合に、前記チャイルドロック機能の解除が試みられた旨を前記報知手段により報知する給湯機のリモコン装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記チャイルドロック機能を解除する操作以外の操作が連続して複数回行われた場合に限り、前記チャイルドロック機能の解除が試みられた旨を前記報知手段により報知する請求項１に記載の給湯機のリモコン装置。
【請求項３】
前記給湯機のリモコン装置は、浴室側に設置される浴室リモコンであり、
前記報知手段は、前記浴室リモコンの設置箇所とは別の箇所に設置された他のリモコンであり、
前記浴室リモコンでチャイルドロック機能が実行中の場合に、前記チャイルドロック機能を解除する操作以外の操作が行われると、前記チャイルドロック機能の解除が試みられた旨を前記他のリモコンにより報知する請求項１または請求項２に記載の給湯機のリモコン装置。
【請求項４】
前記給湯機のリモコン装置は、浴室側に設置される浴室リモコンであり、
前記報知手段は、前記給湯機の外部にある端末機器であり、
前記浴室リモコンでチャイルドロック機能が実行中の場合に、前記チャイルドロック機能を解除する操作以外の操作が行われると、前記チャイルドロック機能の解除が試みられた旨を前記端末機器により報知する請求項１または請求項２に記載の給湯機のリモコン装置。
【請求項５】
前記チャイルドロック機能の実行中に、前記チャイルドロック機能を解除する操作以外の操作が行われた場合に、前記チャイルドロック機能の解除が試みられた旨を前記報知手段により報知することに加え、所定の動作を行う請求項１または請求項２に記載の給湯機のリモコン装置。
【請求項６】
前記所定の動作として、録音された音声を発生させる請求項５に記載の給湯機のリモコン装置。
【請求項７】
前記給湯機のリモコン装置は、外部のネットワークと接続された端末機器を介して、前記ネットワークにある音声データが保存されたサーバから、音声データの保存、削除及び更新する手段を更に備え、
前記所定の動作として、前記音声データの音声を発生させる請求項５に記載の給湯機のリモコン装置。
【請求項８】
前記給湯機のリモコン装置は、浴室側に設置される浴室リモコンであり、
前記報知手段は、前記浴室リモコンの設置箇所とは別の箇所に設置された他のリモコンであり、
前記浴室リモコンは、前記他のリモコンに対して呼出機能またはインターホン機能を備え、
前記所定の動作として、前記浴室リモコンは、前記他のリモコンに対して、前記呼出機能または前記インターホン機能を起動させる請求項５に記載の給湯機のリモコン装置。
【請求項９】
前記給湯機のリモコン装置は、端末機器に対して、直接通信あるいは、ローカルエリアネットワークまたは外部ネットワークを経由した通信により、呼出・会話機能を備え、
前記所定の動作として、前記給湯機のリモコン装置から前記端末機器へ前記呼出・会話機能を起動させる請求項５に記載の給湯機のリモコン装置。
【請求項１０】
前記チャイルドロック機能の実行中に、前記チャイルドロック機能を解除する操作以外の操作が行われた場合に、前記チャイルドロック機能の解除が試みられた旨を前記報知手段により報知したことを、前記給湯機のリモコン装置の報知手段により報知する請求項１または請求項２に記載の給湯機のリモコン装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、給湯機のリモコン装置及び給湯システムに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
給湯機のリモコン装置、特に浴室側のリモコン装置は、利便性あるいはバリアフリー等のために低めの操作しやすい位置に設置されることが多く、子どもあるいは知的障害を持つ方でも容易に手が届きやすく操作が可能である場合がある。ところで、ある対象機器を操作するリモコン装置には、子ども等による意図しない操作あるいはいたずらに対して安全性を向上させるために、主にリモコン操作を無効化する機能（チャイルドロック機能）が搭載されたリモコン製品が増加しており、給湯機のリモコン装置も例外ではない。
【０００３】
特許文献１は、チャイルドロック機能を搭載するリモコン装置に関する発明を開示しており、ある対象機器を操作するリモコン装置において、チャイルドロックの解除操作が行われた際に所定の高周波音を使用し、大人には聞こえづらく、子どもには不快音に聞こえる警告音を発するという発明を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１３－１７０７８４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、前述の従来技術のように、チャイルドロック実行中に、ロック解除操作の実行中あるいはその他の状況にて、警報音・報知音が鳴る等の注意喚起方式のみでは、子どもによっては不快な思いあるいは危険性などを感じないことも想定される。その場合いたずら操作が継続され、偶発的にロック機能が解除され誤操作が実行してしまう可能性がある。またロック自体の認知あるいはロック解除の意図が元々なく、単なる興味本位等でリモコン装置に触れようとする子ども等に対しては、特許文献１のような方式ではいたずら操作自体を防止・抑止する効果としては効果が薄い部分がある。ロック機能が有効中か無効中かにかかわらず、リモコン装置は、そもそも安易に触れてならないもの、触れても対象の子どもが期待するようなことは起きないもの、と認識させることも、いたずら操作の抑制につながると考えられる。
【０００６】
また、特許文献１による主な解決手段である、「ロック解除手段実行時に、モスキート音のような高周波音の警告音を発する」においては、利用者である保護者等側が不快になりにくいロック機能を提供する一方で、子どもがいたずらあるいは誤操作行為を試みたことを、保護者等が認知し難い欠点も有する。この場合、保護者等からの注意喚起等が行われないことで、再び上記行為を繰り返す可能性を有している。繰り返し抑止のためには、子ども等に対し保護者等側が見張っていると思わせられる環境、あるいは実際に認知あるいは注意喚起が行える手段も必要である。
【０００７】
特に給湯機においては、リモコンに対するいたずらあるいは誤操作が、最終的に事故へつながる恐れもある。また、生活の多様化が進むにつれて、保護者等が付近にいない状況で、子どもが入浴するケースも増加している。近年の給湯機のリモコン装置においては、浴室側と台所等その他側のリモコン装置間での呼出・インターホン機能を搭載した製品も出回りつつあり、有事あるいは緊急時を保護者等へ知らせる為に、見まねで操作を試みたことなどで、更なる誤操作を招き事態の重大化につながる懸念も考えられる。
【０００８】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、給湯機のリモコン装置において、チャイルドロック機能実行中の子ども等によるいたずらあるいは誤操作を抑止し、ユーザの注意喚起を図る上で有利になる給湯機のリモコン装置及び給湯システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本開示に係る給湯機のリモコン装置は、給湯機の動作の指令を入力する操作を受け付ける入力手段と、入力手段への入力を無効化するチャイルドロック機能と、チャイルドロック機能を設定または解除する手段と、を備えた給湯機のリモコン装置において、給湯機のリモコン装置は、使用者に給湯機の動作状態を報知可能な報知手段と通信可能であり、チャイルドロック機能の実行中に、チャイルドロック機能を解除する操作以外の操作が行われた場合に、チャイルドロック機能の解除が試みられた旨を報知手段により報知するものである。
本開示に係る給湯システムは、上記給湯機のリモコン装置と、上記給湯機とを備えたものである。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、給湯機のリモコン装置において、チャイルドロック機能実行中の子ども等によるいたずらあるいは誤操作を抑止し、ユーザの注意喚起を図る上で有利になる給湯機のリモコン装置及び給湯システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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