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公開番号2024087135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022201757
出願日2022-12-19
発明の名称監視システム、監視装置、監視方法およびプログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08B 25/04 20060101AFI20240624BHJP(信号)
要約【課題】利用者が監視する対象である対象者の行動を適切に把握することができる監視システム、監視装置、監視方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】監視システムは、利用者が監視する対象である対象者が所持する端末装置2と、対象者の端末装置2に対する操作に応じて端末装置2が生成した対象者の行動を示す行動メッセージを識別する行動メッセージ識別情報を取得する行動メッセージ取得部111と、対象者が保有する機器4それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部112と、行動メッセージ識別情報と機器状態情報とに基づいて、対象者の状況を判定する対象者状況推定部113と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
利用者が監視する対象である対象者が所持する第１端末装置と、
前記対象者の前記第１端末装置に対する操作に応じて前記第１端末装置が生成した前記対象者の行動を示す行動メッセージを識別する行動メッセージ識別情報を取得する行動メッセージ取得部と、
前記対象者が保有する少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部と、
前記行動メッセージ識別情報と前記機器状態情報とに基づいて、前記対象者の状況を推定する対象者状況推定部と、を備える、
監視システム。
続きを表示（約 2,500 文字）【請求項２】
表示部を有し前記利用者が所持する第２端末装置と、
前記対象者の状況が異常であると推定されると、前記対象者に異常が発生したことを通知する異常通知情報を生成する異常通知情報生成部と、を更に備え、
前記第２端末装置は、
前記異常通知情報に基づいて、前記利用者に対して前記対象者に異常が発生したことを通知する異常発生通知画像を形成する画像形成部と、
前記異常発生通知画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、を有する、
請求項１に記載の監視システム。
【請求項３】
前記対象者状況推定部は、前記行動メッセージ識別情報と前記機器状態情報とから、前記対象者の状況を推定する対象者状況推定モデルを用いて、前記対象者の状況を推定する、
請求項２に記載の監視システム。
【請求項４】
前記第２端末装置は、
前記利用者により操作される第２端末装置入力部と、
前記異常通知情報が生成された後、前記利用者が前記第２端末装置入力部を介して前記対象者の行動を確認するための行動確認操作を行った場合、前記対象者の行動を確認するための確認メッセージ情報を生成する確認メッセージ生成部と、を更に有し、
前記第１端末装置は、
前記対象者により操作される第１端末装置入力部と、
前記確認メッセージ情報が生成された後、前記対象者が前記第１端末装置入力部を介して前記対象者の実際の行動内容を応答するための確認応答操作を行った場合、前記対象者の実際の行動内容を示す応答メッセージ情報を識別する応答メッセージ識別情報を送信する確認応答メッセージ通知部と、を更に有し、
前記確認メッセージ情報と前記応答メッセージ識別情報とに基づいて、前記異常通知情報の妥当性を判定する妥当性判定部を更に備え、
前記行動メッセージ識別情報と前記機器状態情報と前記異常通知情報の妥当性と、に基づいて、前記対象者状況推定モデルを示す対象者状況推定モデル情報を更新するモデル更新部を更に備える、
請求項３に記載の監視システム。
【請求項５】
前記第２端末装置は、
前記利用者により操作される入力部と、
前記対象者へ電話回線を通じた発呼処理を実行する発呼部と、を更に有し、
前記発呼部は、前記異常発生通知画像が前記表示部に表示された状態で、前記入力部に対して予め設定された前記異常発生通知画像を選択する操作が行われると、前記発呼処理を実行する、
請求項２に記載の監視システム。
【請求項６】
前記第２端末装置は、前記利用者により操作される入力部を有し、
前記表示部に前記少なくとも１つの機器を操作するための操作画面画像が表示されている状態で、前記利用者が前記入力部に対して行った前記少なくとも１つの機器を操作するための機器制御操作の内容に応じて、前記少なくとも１つの機器を制御する機器制御部を更に備え、
前記表示制御部は、前記異常発生通知画像が前記表示部に表示された状態で、前記入力部に対して予め設定された前記異常発生通知画像を選択する操作が行われると、前記操作画面画像を前記表示部に表示させる、
請求項２に記載の監視システム。
【請求項７】
前記利用者と前記対象者とにソーシャルネットワークサービスを提供するソーシャルネットワークサービス管理サーバから、前記利用者と前記対象者との間で送受信された少なくとも１つの会話メッセージ情報と、前記少なくとも１つの会話メッセージ情報それぞれが発生した時点を示す時刻情報と、を取得する会話メッセージ取得部と、
前記少なくとも１つの会話メッセージ情報の中から、前記対象者の行動に関連する関連メッセージを抽出する関連メッセージ抽出部と、
抽出された前記関連メッセージに基づいて、前記行動メッセージ識別情報を特定する行動メッセージ特定部と、を更に備え、
前記対象者状況推定部は、更に、前記行動メッセージ識別情報と前記機器状態情報とに基づいて、前記対象者の状況を推定する、
請求項１または２に記載の監視システム。
【請求項８】
利用者が監視する対象である対象者が所持する第１端末装置に対する操作に応じて前記第１端末装置が生成した前記対象者の行動を識別する行動メッセージ識別情報を取得する行動メッセージ取得部と、
前記対象者が保有する少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部と、
前記行動メッセージ識別情報と前記機器状態情報とに基づいて、前記対象者の状況を推定する対象者状況推定部と、を備える、
監視装置。
【請求項９】
監視システムが、利用者が監視する対象である対象者が所持する第１端末装置に対する操作に応じて前記第１端末装置が生成した前記対象者の行動を示す行動メッセージを識別する行動メッセージ識別情報を取得するステップと、
前記監視システムが、前記対象者が保有する少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得するステップと、
前記監視システムが、前記行動メッセージ識別情報と前記機器状態情報とに基づいて、前記対象者の状況を推定するステップと、を含む、
監視方法。
【請求項１０】
コンピュータを、
利用者が監視する対象である対象者が所持する第１端末装置に対する操作に応じて前記第１端末装置が生成した前記対象者の行動を示す行動メッセージを識別する行動メッセージ識別情報を取得する行動メッセージ取得部、
前記対象者が保有する少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部、
前記行動メッセージ識別情報と前記機器状態情報とに基づいて、前記対象者の状況を推定する対象者状況推定部、
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、監視システム、監視装置、監視方法およびプログラムに関する。
続きを表示（約 2,700 文字）【背景技術】
【０００２】
住宅で消費される電力に関する情報である電力情報、住宅に設置された家電機器の状態、住宅に設置されたセンサから取得されたセンサ情報等を参照して、イベントの発生有無および発生したイベントの種別を判定し、判定されたイベントと時刻とに基づいて見守りの対象者のステータスを判定し、判定されたステータスに基づいて、対象者の行動に関するメッセージを生成するメッセージ生成装置が提案されている（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－０６０３８２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載されたメッセージ生成装置では、住宅で消費される電力、家電機器等の機器で発生したイベントのみに基づいて、対象者の行動に関するメッセージを生成しているため、機器で発生しているイベントと対象者の実際の行動との相関関係がずれている場合、対象者の行動について誤ったメッセージが生成されてしまう虞がある。このため、対象者を見守る見守り者が対象者の行動を適切に把握できない虞がある。
【０００５】
本開示は上記事由に鑑みてなされたものであり、利用者が監視する対象である対象者の行動を適切に把握することができる監視システム、監視装置、監視方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示に係る監視システムは、
利用者が監視する対象である対象者が所持する第１端末装置と、
前記対象者の前記第１端末装置に対する操作に応じて前記端末装置が生成した前記対象者の行動を示す行動メッセージを識別する行動メッセージ識別情報を取得する行動メッセージ取得部と、
前記対象者が保有する少なくとも１つの機器それぞれの状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部と、
前記行動メッセージ識別情報と前記機器状態情報とに基づいて、前記対象者の状況を推定する対象者状況推定部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、対象者状況推定部が、監視する対象である対象者が所持する第１端末装置から行動メッセージ識別情報と少なくとも１つの機器それぞれの機器状態情報とに基づいて、対象者の状況を推定する。これにより、対象者の実際の行動履歴を加味して対象者の状況が推定されるので、その分、対象者の状況が異常であるか否かを精度良く推定できる。従って、利用者が監視対象者の行動を適切に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施の形態１に係る監視システムの概略構成図
実施の形態１に係る監視システムのハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態１に係る監視システムの機能構成を示すブロック図
（Ａ）は実施の形態１に係る行動メッセージ記憶部が記憶する情報の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態１に係る機器状態記憶部が記憶する情報の一例を示す図
（Ａ）は実施の形態１に係る対象者状況推定モデルを説明するための図、（Ｂ）は実施の形態１に係る対象者状況推定部の動作を説明するための図
実施の形態１に係る監視システムの動作を示すシーケンス図
（Ａ）は実施の形態１に係る対象者が所持する端末装置の表示部に表示される操作画面画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態１に係る利用者が所持する端末装置の表示部に表示される操作画面画像の一部の一例を示す図
実施の形態１に係る監視システムの動作を示すシーケンス図
実施の形態１に係る利用者が所持する端末装置の表示部に表示される操作画面画像の一部の一例を示す図
実施の形態１に係るクラウドサーバが実行する監視処理の流れの一例を示すフローチャート
本開示の実施の形態２に係る監視システムの概略構成図
実施の形態２に係る監視システムの機能構成を示すブロック図
実施の形態２に係る監視システムの行動メッセージ特定部の機能構成を示すブロック図
実施の形態２に係る監視システムの妥当性判定部の機能構成を示すブロック図
実施の形態１に係る監視システムの動作を示すシーケンス図
実施の形態１に係る監視システムの動作を示すシーケンス図
実施の形態１に係る監視システムの動作を示すシーケンス図
実施の形態２に係るクラウドサーバが実行する監視処理の流れの一例を示すフローチャート
実施の形態２に係るクラウドサーバが実行する行動メッセージ特定処理の流れの一例を示すフローチャート
実施の形態２に係るクラウドサーバが実行する内容フラグ情報特定処理の流れの一例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（実施の形態１）
以下、本開示の実施の形態に係る監視システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る監視システムは、利用者が監視する対象である対象者が所持する第１端末装置と、対象者の第１端末装置に対する操作に応じて端末装置が生成した対象者の行動を示す行動メッセージ情報を識別する行動メッセージ識別情報を取得する行動メッセージ取得部と、対象者が保有する少なくとも１つの機器それぞれの機器の状態を示す機器状態情報を取得する機器状態取得部と、行動メッセージ識別情報と機器状態情報とに基づいて、対象者の状況を推定する対象者状況推定部と、を備える。
【００１０】
本実施の形態に係る監視システムは、図１に示すように、クラウドサーバ１と、端末装置２、３と、機器４と、を備え、端末装置３を所持する利用者Ｕ２が、端末装置２を所持する見守り対象である対象者Ｕ１を監視するためのものである。また、機器４は、局所ネットワークＮＷ２に接続されている。局所ネットワークＮＷ２は、例えば有線ＬＡＮ（Local Area Network）または無線ＬＡＮであり、ルータ８２およびデータ回線終端装置８１を介して広域ネットワークＮＷ１に接続されている。データ回線終端装置８１は、モデム、ゲートウェイ等である。これにより、機器４は、局所ネットワークＮＷ２、ルータ８２、データ回線終端装置８１および広域ネットワークを介してクラウドサーバ１と通信可能となっている。
（【００１１】以降は省略されています）

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