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公開番号2024089350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204650
出願日2022-12-21
発明の名称加湿デバイス、加湿装置および換気装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類F24F 6/00 20060101AFI20240626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】リーク水量の大小およびリークのスピードを考慮した給水用電磁弁の不具合の発生を検知することができる加湿デバイスを得ること。
【解決手段】加湿デバイス1は、給水用配管12から供給される水を蒸発させる加湿素子14と、開状態または閉状態によって給水用配管12から加湿素子14へ給水量を調整する給水用電磁弁13と、加湿素子14からの排水を貯留するドレンパン15と、ドレンパン15に溜まった水の水位を検知する水位センサ16と、ドレンパン15に溜まった水を外部に排水するドレンポンプ17と、給水用電磁弁13およびドレンポンプ17を制御する制御部と、を備える。制御部は、給水用電磁弁13を閉状態とし、ドレンポンプ17の動作を停止させてから定められた時間内に、水位センサ16で検知された水位を示す水位情報が、定められた基準値以上になった場合に、給水用電磁弁13に不具合が発生していると判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
給水用配管から供給される水を蒸発させる加湿素子と、
開状態または閉状態によって前記給水用配管から前記加湿素子へ給水量を調整する給水用電磁弁と、
前記加湿素子からの排水を貯留するドレンパンと、
前記ドレンパンに溜まった水の水位を検知する水位センサと、
前記ドレンパンに溜まった水を外部に排水するドレンポンプと、
前記給水用電磁弁および前記ドレンポンプを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記給水用電磁弁を前記閉状態とし、前記ドレンポンプの動作を停止させてから定められた時間内に、前記水位センサで検知された水位を示す水位情報が、定められた基準値以上になった場合に、前記給水用電磁弁に不具合が発生していると判定することを特徴とする加湿デバイス。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記給水用電磁弁を前記閉状態とし、前記ドレンポンプの動作を停止させた後、リーク水量の異常を判定する基準となる第1上限時間内に前記水位情報が前記給水用電磁弁を前記閉状態としてから最初に前記基準値以上になった場合に、前記給水用電磁弁の開閉を繰り返すフラッシング運転を前記給水用電磁弁に実施させることを特徴とする請求項1に記載の加湿デバイス。
【請求項3】
前記制御部は、前記フラッシング運転の実施後に前記給水用電磁弁を前記閉状態とし、前記ドレンポンプの動作を停止させた後、リーク水量の異常を判定する基準となる第2上限時間内に前記水位情報が前記フラッシング運転の実施後に前記給水用電磁弁を前記閉状態としてから前記基準値以上になった場合に、前記給水用電磁弁の動作不良であると判定することを特徴とする請求項2に記載の加湿デバイス。
【請求項4】
前記制御部は、前記給水用電磁弁の動作不良であると判定した場合には、動作不良であることを示す異常発報を実施することを特徴とする請求項3に記載の加湿デバイス。
【請求項5】
前記第2上限時間は、前記第1上限時間以上に設定されることを特徴とする請求項3に記載の加湿デバイス。
【請求項6】
前記制御部は、予め設定されたスケジュールに従って、前記加湿デバイスの動作を管理するスケジュール管理部を有し、
前記第1上限時間および前記第2上限時間の合計時間は、前記スケジュール管理部によって設定されている停止時刻から前記加湿デバイスの動作を停止させるまでの時間である停止時間以下であることを特徴とする請求項3に記載の加湿デバイス。
【請求項7】
前記加湿デバイスの運転または停止の指令の操作を受け付け、前記制御部に通信線を介して接続されるリモートコントローラをさらに備え、
前記リモートコントローラは、予め設定されたスケジュールに従って、前記加湿デバイスの動作を管理するスケジュール管理部を有し、
前記第1上限時間および前記第2上限時間の合計時間は、前記スケジュール管理部によって設定されている停止時刻から前記加湿デバイスの動作を停止させるまでの時間である停止時間以下であることを特徴とする請求項3に記載の加湿デバイス。
【請求項8】
前記第1上限時間および前記第2上限時間を設定する外部機器をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の加湿デバイス。
【請求項9】
前記加湿素子を通過する空気の流れを生成する送風機をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の加湿デバイス。
【請求項10】
請求項9に記載の加湿デバイスと、
加湿対象の室内空間の空気を前記加湿デバイスへと吸い込む経路を構成する吸い込みダクトと、
前記加湿デバイスで加湿された空気を前記室内空間に吹き出す経路を構成する吹き出しダクトと、
を備えることを特徴とする加湿装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水を蒸発させて空気を加湿する加湿デバイス、加湿装置および換気装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、給水用電磁弁から給水される水を気化して空気を加湿する気化式加湿器において、給水用電磁弁の機械的損傷または給水用電磁弁の制御系の異常による給水用電磁弁からのリークを検出する技術が開示されている。特許文献1に記載の気化式加湿器は、気化させる水を保持する加湿モジュールと、加湿モジュールへの水の供給および停止を行う給水用電磁弁と、加湿モジュールから滴下する水を溜めるドレンパンと、ドレンパンの内部に溜まった水の水位を検出する水位センサと、ドレンパンの内部に溜まった水を排出するドレンポンプと、加湿モジュール、給水用電磁弁およびドレンポンプの動作を制御する制御部と、を備える。特許文献1に記載の気化式加湿器では、制御部は、気化式加湿器の停止時を起点として、ドレンポンプを動作させた回数をカウントし、予め設定された閾値に達すると、給水用電磁弁にリークが発生していると判定する異常判定を実施している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-114278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の気化式加湿器では、ドレンポンプの動作回数で給水用電磁弁のリークを判断している。しかし、ドレンポンプの動作回数の検知では給水用電磁弁におけるリーク水量の大小、およびリークのスピードがわからないという問題があった。このため、実際には異常判定を実施する必要がない微小なリーク量でも異常判定を実施してしまうことがあった。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、リーク水量の大小およびリークのスピードを考慮した給水用電磁弁の不具合の発生を検知することができる加湿デバイスを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の加湿デバイスは、給水用配管から供給される水を蒸発させる加湿素子と、開状態または閉状態によって給水用配管から加湿素子へ給水量を調整する給水用電磁弁と、加湿素子からの排水を貯留するドレンパンと、ドレンパンに溜まった水の水位を検知する水位センサと、ドレンパンに溜まった水を外部に排水するドレンポンプと、給水用電磁弁およびドレンポンプを制御する制御部と、を備える。制御部は、給水用電磁弁を閉状態とし、ドレンポンプの動作を停止させてから定められた時間内に、水位センサで検知された水位を示す水位情報が、定められた基準値以上になった場合に、給水用電磁弁に不具合が発生していると判定する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、リーク水量の大小およびリークのスピードを考慮した給水用電磁弁の不具合の発生を検知することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る加湿デバイスの構成の一例を模式的に示す図
実施の形態1に係る加湿デバイスにおける給水用電磁弁、水位センサ、ドレンポンプおよび制御回路部の接続関係の一例を示す図
実施の形態1に係る加湿デバイスの停止制御の処理手順の一例を示すフローチャート
実施の形態1に係る加湿デバイスの停止制御の処理手順の一例を示すフローチャート
実施の形態1に係る加湿デバイスの制御回路部のハードウェア構成の一例を示す図
実施の形態2に係る加湿デバイスの構成の一例を模式的に示す図
実施の形態2に係る加湿装置の構成の一例を模式的に示す図
実施の形態2に係る換気装置の構成の一例を模式的に示す図
実施の形態2に係る加湿装置および換気装置の停止制御の処理手順の一例を示すフローチャート
実施の形態3に係る加湿デバイスの構成の一例を模式的に示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示の実施の形態に係る加湿デバイス、加湿装置および換気装置を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る加湿デバイスの構成の一例を模式的に示す図である。加湿デバイス1は、本体ケーシング11と、給水用配管12と、給水用電磁弁13と、加湿素子14と、ドレンパン15と、水位センサ16と、ドレンポンプ17と、排水用配管18と、制御回路部19と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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