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公開番号2024087217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022201882
出願日2022-12-19
発明の名称空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F24F 11/79 20180101AFI20240624BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】熱画像センサで人以外であって空調制御対象を認識できない場合であっても、熱画像センサを使って空調制御対象を特定して空調制御することを可能とする。
【解決手段】空調制御装置30は、室内空間にマーカが配置された状態で熱画像センサにより撮影された熱画像データを取得する熱画像データ取得部と、熱画像データを解析して熱画像データ内からマーカを検知する熱画像データ解析部320と、熱画像データ解析部により検知されたマーカの特定の形状に応じて、空調対象と空調対象を空調させる制御内容を決定する制御内容決定部330と、決定された空調対象に対する制御内容により室内機を制御する空調制御部350と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
室内空間にマーカが配置された状態で熱画像センサにより撮影された熱画像データを取得する熱画像データ取得部と、
前記熱画像データを解析して前記熱画像データ内から前記マーカを検知する熱画像データ解析部と、
前記熱画像データ解析部により検知された前記マーカの特定の形状に応じて、空調対象と前記空調対象を空調させる制御内容を決定する制御内容決定部と、
決定された前記空調対象に対する前記制御内容により室内機を制御する空調制御部と、を備える、
空調制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記データ解析部は、前記マーカの形状に対応する形状が前記熱画像データに含まれているか否かを判定するとともに、その位置情報を取得する、
請求項1に記載の空調制御装置。
【請求項3】
前記マーカの規定の大きさを記憶する記憶部を備え、
前記熱画像データ解析部は、前記マーカの規定の大きさと検知された前記マーカの比率から、前記空調対象までの距離を求め、
前記制御内容決定部は、前記距離に基づいて前記空調対象への風量を決定する、
請求項1に記載の空調制御装置。
【請求項4】
前記マーカは、その形状によって複数種類に分類され、前記マーカの種類と制御内容とが対応付けられており、
前記マーカの種類に対応する制御内容として前記空調対象に風が当たらない風向制御情報を含む、
請求項1に記載の空調制御装置。
【請求項5】
前記マーカは、その形状によって複数種類に分類され、前記マーカの種類と制御内容とが対応付けられており、
前記マーカの種類に対応する制御内容として前記空調対象に風が当たる風向制御情報を含む、
請求項1に記載の空調制御装置。
【請求項6】
前記マーカは、その形状によって複数種類に分類され、前記マーカの種類と制御内容とが対応付けられており、
前記マーカの種類に対応する制御内容として前記空調対象の範囲の境界を規定する制御情報を含む、
請求項1に記載の空調制御装置。
【請求項7】
前記マーカは、その形状によって複数種類に分類され、前記マーカの種類と制御内容とが対応付けられており、
前記マーカの種類に対応する制御内容として前記空調対象の範囲の横幅、縦幅又は円周を規定する制御情報を含む、
請求項1に記載の空調制御装置。
【請求項8】
前記横幅を規定する制御内容に対応する前記マーカは数値、単位を示す形状を含み、
前記制御内容決定部は、前記形状に対応する制御内容として前記空調対象の範囲の横幅、縦幅又は円周を前記数値及び単位の大きさに決定する、
請求項7に記載の空調制御装置。
【請求項9】
前記マーカは、その形状によって複数種類に分類され、前記マーカの種類と制御内容とが対応付けられており、
前記マーカの種類に対応する制御内容として前記空調対象に風を当てない又は風を当てる風向制御情報と、前記空調対象の範囲の境界、横幅、縦幅又は円周を規定する制御情報を含み、
前記熱画像データ解析部は、前記風向制御情報に対応するマーカの形状に前記空調対象の範囲の制御情報に対応するマーカの形状を組み合わせたマーカを検知し、
前記制御内容決定部は、検知された前記マーカのそれぞれの形状に応じて、空調対象と前記空調対象を空調させる制御内容を決定する、
請求項1に記載の空調制御装置。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の空調制御装置と、
前記室内機と、
前記熱画像センサと、を備える、
空調制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
空調機の室内機から吹き出される流速が大きい冷風又は温風の気流が人体に当たることで、不快を感じる人が増えている。この不快感を抑制するため、人体を避けて送風する技術があるが、人体の検知方法として、人体の表面温度を計測して検知する方法が提供されている。
【0003】
例えば、特許文献1は、室内の人体の表面温度を測定する熱画像センサを備え、センサから取得した人体の表面温度の測定値に基づいて、室内機から吹出される気流を変化させることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7004182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記技術において、ある程度の表面温度を持つ人体を検知することは可能であるが、例えば、観葉植物が枯れるのを防止するために室内機の風を避けたい場合、表面温度の低い観葉植物を検知することは困難である。表面温度の計測ではなく、可視光カメラを用いて検知することも可能であるが、風を避けたい対象によって検出するものの種類、形状が異なるうえ、画像解析の技術を用いて推定されるため、不確実性を含むことになる。一方、人が来る前の作業エリアを人体を検知することなく特定して、当該作業エリアの温度を予め下げておきたいという要望がある。
【0006】
本開示は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、熱画像センサで人以外であって空調制御対象を認識できない場合であっても、熱画像センサを使って空調制御対象を特定して空調制御することを可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の空調制御装置は、室内空間にマーカが配置された状態で熱画像センサにより撮影された熱画像データを取得する熱画像データ取得部と、熱画像データを解析して熱画像データ内からマーカを検知する熱画像データ解析部と、熱画像データ解析部により検知されたマーカの特定の形状に応じて、空調対象と空調対象を空調させる制御内容を決定する制御内容決定部と、決定された空調対象に対する制御内容により室内機を制御する空調制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、室内空間に配置されたマーカを検知し、検知されたマーカの特定の形状に応じて、空調対象と空調対象を空調させる制御内容を決定することにより、熱画像センサで人以外であって空調制御対象を認識できない場合であっても、熱画像センサを使って空調制御対象を特定して空調制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施の形態1に係る空調制御システムのシステム構成を示す図
(A)は、本開示の実施の形態1に係る熱画像センサのハードウェア構成を示す図、(B)は、空調制御装置のハードウェア構成を示す図
本開示の実施の形態1に係る空調制御装置の機能的な構成を示す図
本開示の実施の形態1に係る空調制御処理を示すフローチャート
(A)は、本開示の実施の形態1に係るマーカの例を示す図、(B)は、(A)のマーカの熱画像を示す図
(A)は、本開示の実施の形態1に係るマーカを配置した可視カメラ画像を示す図、(B)は、(A)のマーカを配置した熱画像を示す図
(A)は、本開示の実施の形態1に係る室内機からの距離が異なるマーカを設けた状態を示す図、(B)は、マーカの位置による熱画像上での大小を表す図
本開示の実施の形態1に係るマーカの位置と風量設定による風の届く範囲を示す図
(A)は、本開示の実施の形態1に係る天井に設置された熱画像センサの位置から見た可視カメラの画像を示す図、(B)は、天井に設置された熱画像センサの熱画像を示す図
(A)は、本開示の実施の形態1に係る空調制御範囲の下境界を示すマーカの例を示す図、(B)は、空調制御範囲の右境界を示すマーカの例を示す図、(C)は、空調制御範囲の上境界及び左境界を示すマーカの例を示す図
(A)は、本開示の実施の形態1に係る空調制御範囲の境界を示すマーカと制御対象範囲の例を示す図、(B)は、空調制御範囲の境界を示すマーカを2個配置したときの制御対象範囲の例を示す図
(A)は、本開示の実施の形態1に係る対象横幅検知用のマーカを示す図、(B)は、対象縦幅検知用のマーカを示す図、(C)は、対象円周検知用のマーカを示す図
本開示の実施の形態1に係る空調制御の範囲を数値及び単位で示すマーカと空調制御範囲の例を示す図
(A)は、本開示の実施の形態1に係る風よけ用のマーカ、対象横幅検知用のマーカ及び対象縦幅検知用のマーカの形状を組み合わせて1つのマーカとした例を示す図、(B)は、風あて用のマーカ、対象横幅検知用のマーカ及び対象縦幅検知用のマーカの形状を組み合わせて1つのマーカとした例を示す図、(C)は、風よけ用のマーカ、空調制御範囲の下境界を示すマーカ、対象横幅検知用のマーカ及び対象縦幅検知用のマーカの形状を組み合わせて1つのマーカとした例を示す図、(D)は、風あて用のマーカ、空調制御範囲の上境界及び左境界を示すマーカ、対象横幅検知用のマーカ及び対象縦幅検知用のマーカの形状を組み合わせて1つのマーカとした例を示す図
本開示の実施の形態2に係る空調制御装置に関する学習装置の構成図
本開示の実施の形態2に係るニューラルネットワークを示す図
本開示の実施の形態2に係る学習処理を示すフローチャート
本開示の実施の形態2に係る熱画像データ解析部を示す図
本開示の実施の形態2に係るマーカに関するデータを得る処理を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施の形態1)
図1に、実施の形態1に係る空調制御システム10の全体構成を示す。空調制御システム10は、空調対象の空間を空調する設備である。空調とは、空調対象の空間の空気の温度、湿度、清浄度又は気流等を調整することであって、具体的には、暖房、冷房、除湿、加湿、空気清浄等である。
(【0011】以降は省略されています)

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