TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024085681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200343
出願日2022-12-15
発明の名称車両用バッテリ構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60R 16/04 20060101AFI20240620BHJP(車両一般)
要約【課題】車両用バッテリが載置されるバッテリトレイに流れる液体を効果的に排水する。
【解決手段】車両用バッテリ構造は、バッテリトレイを車両に取り付ける取付ブラケット20を有し、取付ブラケット20は、バッテリトレイの下部に接合されるバッテリ接合部と、バッテリ接合部に対して、下方に凹む前側凹部25と、前側凹部25の底に形成され、上下方向に貫通する排水用孔26と、前側凹部25の底に形成され、排水用孔26に向かって延び、排水用孔26に向かうに従い下方に傾斜する傾斜面27と、を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
上部に車両用バッテリが載置された状態で前記車両用バッテリを車両に取り付けるバッテリトレイを有する、車両用バッテリ構造において、
前記バッテリトレイの車両上下方向における下面側に配置され、前記バッテリトレイを前記車両に取り付ける取付ブラケットをさらに有し、
前記取付ブラケットは、
前記バッテリトレイの下部に接合される接合部と、
前記接合部に対して、車両下方に凹む凹部と、
前記凹部の底に形成され、車両上下方向に貫通する貫通孔と、
前記凹部の底に形成され、前記貫通孔に向かって延び、前記貫通孔に向かうに従い車両下方に傾斜する傾斜面と、
を有していることを特徴とする、車両用バッテリ構造。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記凹部の周縁に配置され、車両上方の延びている壁部を有していることを特徴とする、請求項1に記載の車両用バッテリ構造。
【請求項3】
前記傾斜面と、前記壁部は、連続していることを特徴とする請求項2に記載の車両用バッテリ構造。
【請求項4】
前記凹部の底には、前記傾斜面に連続するように湾曲部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両用バッテリ構造。
【請求項5】
前記湾曲部の車両上下方向の高さは、前記傾斜面に近づくにつれて低くなるように設定されていることを特徴とする、請求項4に記載の車両用バッテリ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用バッテリ構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両前部に車両用バッテリが取り付けられている車両が知られている。車両用バッテリは、例えば特許文献1に開示されているバッテリトレイに載置された状態で、車両に取り付けられている。特許文献1に開示されるバッテリトレイは、車両に取付けられるものであり、バッテリのための載置面を有する底板部と、底板部の載置面に設けられた補強用のリブと、を備え、リブは、バッテリをその搭載方向にスライド可能に支持する支持部としてのリブ上面を有している。
【0003】
上記例の構成では、底板部に設けられたリブのリブ上面にバッテリの下部が接する構成は、バッテリの下部が直接的に設置面に接している構成に比べて、バッテリがトレイ上を摺動するときに作用するの摺動抵抗は、小さくなる。これにより、作業者がバッテリをバッテリトレイの底板部の載置面に設置する作業を容易にし、バッテリを車両へ搭載するときの作業性を向上させている。
【0004】
さらに、上記例の構成では、底板部の低所に排水口が設けられている。低所に排水口を設けることにより、トレイ内に水が溜まることによって生じ得る不具合(腐食、臭いなど)を解消しようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6845984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記例の構造では、排水口が設けられる底板部と、車体を構成するパネルとが直接的に接している。そのため、パネルに設けられる排水口に、バッテリトレイに設けられる排水口を、流体連通するように接続させる必要がある。このため、排水口を設ける位置は、極めて限定されてしまう可能性があり、意図する位置に、排水口を配置できない可能性もある。
【0007】
このような場合、トレイに流れ込んだ液体を、狙い通りに排出することが、促進されない可能性がある。さらにトレイから排出できない液体が、トレイからあふれる場合には、電気系統の配線、または、汚水に晒されるには好ましくない重要部材に継続的に晒される可能性がり、これは配線または重要部材の劣化の原因となりうる。したがって、バッテリトレイに溜まった液体を効果的に外部に排水しようとする上で、上記例の構造には、改善の余地があった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両用バッテリが載置されるバッテリトレイに流れる液体を効果的に排水することが可能な車両用バッテリ構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る車両用バッテリ構造は、上部に車両用バッテリが載置された状態で前記車両用バッテリを車両に取り付けるバッテリトレイを有しており、当該車両用バッテリ構造において、前記バッテリトレイの車両上下方向における下面側に配置され、前記バッテリトレイを前記車両に取り付ける取付ブラケットをさらに有し、前記取付ブラケットは、前記バッテリトレイの下部に接合される接合部と、前記接合部に対して、車両下方に凹む凹部と、前記凹部の底に形成され、車両上下方向に貫通する貫通孔と、前記凹部の底に形成され、前記貫通孔に向かって延び、前記貫通孔に向かうに従い車両下方に傾斜する傾斜面と、を有している。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、車両用バッテリが載置されるバッテリトレイに流れる液体を効果的に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

スズキ株式会社
組電池
1か月前
スズキ株式会社
組電池
1か月前
スズキ株式会社
充放電装置
25日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
4日前
スズキ株式会社
車両下部構造
26日前
スズキ株式会社
リアキャリア
21日前
スズキ株式会社
パワーユニット
1か月前
スズキ株式会社
排気ガス浄化装置
1か月前
スズキ株式会社
車両用流体排出構造
6日前
スズキ株式会社
車両の走行制御装置
20日前
スズキ株式会社
車両の走行制御装置
20日前
スズキ株式会社
車両の走行制御装置
20日前
スズキ株式会社
内燃機関の制御装置
4日前
スズキ株式会社
内燃機関の制御装置
26日前
スズキ株式会社
車両用バッテリ構造
4日前
スズキ株式会社
車両用ガラスストップ
24日前
スズキ株式会社
車両用コンソール構造
5日前
スズキ株式会社
車両用コンソール構造
5日前
スズキ株式会社
消音プレート、排気装置
21日前
スズキ株式会社
ステアリングロックシステム
1か月前
スズキ株式会社
データ管理装置、車載機器更新装置、及びデータ管理プログラム
12日前
スズキ株式会社
車両用シート構造
3日前
個人
スーパーEV
3か月前
個人
設置部材
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
2か月前
個人
自動車暴走抑制装置
2か月前
個人
車内雨傘載置収納具
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
個人
荷台雨除け装置
6日前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
21日前
株式会社タイヨー産業
補助枕
1か月前
東レ株式会社
フロントグリル
2か月前
個人
全自動解除式シートベルト
11日前
日本精機株式会社
表示システム
1か月前
株式会社豊田自動織機
電動車両
12日前
続きを見る