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公開番号2024073038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022184019
出願日2022-11-17
発明の名称パワーユニット
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16H 57/035 20120101AFI20240522BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】電動車両の車両サイズ及びパワーユニットのユニットサイズを小型化する。
【解決手段】パワーユニット(30)は、モータケース(32、39)の車幅方向一方側にギアケース(41)が設けられ、当該ギアケースの開口がギアケースカバー(51)に車幅方向外側から覆われている。パワーユニットには、モータケース側からギアケース側に突き出したモータ軸と、ギアケースカバーから車幅方向外側に突き出したドライブ軸と、モータ軸からドライブ軸に動力を伝達する動力伝達機構(70)と、が設けられている。ギアケースカバーの内側でモータ軸に出力ギア(63)が固定され、ギアケースカバーの外側でドライブ軸にドライブスプロケット(67)が固定されている。出力ギアよりもドライブスプロケットが車幅方向内側に位置付けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
モータケースの車幅方向一方側にギアケースが設けられ、当該ギアケースの開口がギアケースカバーに車幅方向外側から覆われたパワーユニットであって、
前記モータケース側から前記ギアケース側に突き出したモータ軸と、
前記ギアケースカバーから車幅方向外側に突き出したドライブ軸と、
前記モータ軸から前記ドライブ軸に動力を伝達する動力伝達機構と、を備え、
前記ギアケースカバーの内側で前記モータ軸に出力ギアが固定され、
前記ギアケースカバーの外側で前記ドライブ軸にドライブスプロケットが固定され、
前記出力ギアよりも前記ドライブスプロケットが車幅方向内側に位置付けられていることを特徴とするパワーユニット。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
上面視にて前記ギアケースと前記ギアケースカバーの合わせ面が後方に向かって車幅方向内側に傾斜して、
前記出力ギアよりも前記ドライブスプロケットが後方に位置付けられていることを特徴とする請求項1に記載のパワーユニット。
【請求項3】
前記動力伝達機構は、複数の中間ギアが設けられた複数の中間軸を有し、
前記ギアケースカバーの内側では、前記出力ギアが最も車幅方向外側に設置され、前記複数の中間ギアが動力伝達方向の下流に向かって車幅方向内側になるように設置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパワーユニット。
【請求項4】
前記ギアケースの外側面から前記モータケースの開口を覆う円筒カバーが膨出し、
前記複数の中間ギアのうち動力伝達方向の最上流の中間ギアが最も大径であり、
側面視にて前記最上流の中間ギアが前記円筒カバーに重なっていることを特徴とする請求項3に記載のパワーユニット。
【請求項5】
前記最上流の中間ギアが固定された中間軸よりも後方の中間軸及び前記ドライブ軸が前記円筒カバーの外周に沿って設置されていることを特徴とする請求項4に記載のパワーユニット。
【請求項6】
側面視にて前記モータ軸と前記ドライブ軸が同じ高さに位置付けられ、前記複数の中間軸が前記モータ軸及び前記ドライブ軸よりも上方に位置付けられていることを特徴とする請求項5に記載のパワーユニット。
【請求項7】
前記ドライブ軸にはドライブギアが設けられており、
後面視にて前記複数の中間ギアのうち動力伝達方向の下流側の中間ギア及び前記ドライブギアが前記円筒カバーに重なっていることを特徴とする請求項6に記載のパワーユニット。
【請求項8】
動力伝達方向の最下流の中間ギアよりも前記ドライブギアの歯数が少ないことを特徴とする請求項7に記載のパワーユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両のパワーユニットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電動車両のパワーユニットとして電動モータからの動力を減速して後輪に伝えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のパワーユニットのギアケースには減速ギア列が収容されており、電動モータのモータ軸から減速ギア列を介してドライブ軸に動力が伝達されている。パワーユニットのドライブ軸がギアケースカバーから側方に突き出しており、ドライブ軸の先端にはドライブスプロケットが取り付けられている。後輪の車軸にはドリブンスプロケットが取り付けられており、ドライブスプロケットからドリブンスプロケットにドライブチェーンを介して動力が伝達されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6934905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の電動車両では、ドライブチェーンのチェーンラインが車幅方向外側に張り出しているため、電動車両及びパワーユニットが大型化するという問題があった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、車両サイズ及びユニットサイズを小型化することができるパワーユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のパワーユニットは、モータケースの車幅方向一方側にギアケースが設けられ、当該ギアケースの開口がギアケースカバーに車幅方向外側から覆われたパワーユニットであって、前記モータケース側から前記ギアケース側に突き出したモータ軸と、前記ギアケースカバーから車幅方向外側に突き出したドライブ軸と、前記モータ軸から前記ドライブ軸に動力を伝達する動力伝達機構と、を備え、前記ギアケースカバーの内側で前記モータ軸に出力ギアが固定され、前記ギアケースカバーの外側で前記ドライブ軸にドライブスプロケットが固定され、前記出力ギアよりも前記ドライブスプロケットが車幅方向内側に位置付けられていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様のパワーユニットによれば、出力ギア及びドライブスプロケットが車幅方向一方側に設けられることで動力伝達機構がコンパクトに形成される。また、ギアケースカバーの内側の出力ギアよりもギアケースカバーの外側のドライブスプロケットが車幅方向内側に位置付けられてドライブスプロケットの車幅方向外側への張り出しが抑えられる。パワーユニットのドライブスプロケットと駆動輪のドリブンスプロケットに巻き掛けられたドライブチェーンのチェーンラインが車幅方向内側に寄せられて電動車両及びパワーユニットが小型化される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の車体フレーム及び車両後部の側面図である。
本実施例のパワーユニットの斜視図である。
本実施例のパワーユニットの上面図である。
本実施例のギアケースカバーを外したパワーユニットの斜視図である。
本実施例の動力伝達機構及び電動モータの斜視図である。
本実施例のギアケースカバーを外したパワーユニットの右側面図である。
本実施例のギアケースカバーを外したパワーユニットの下面図である。
本実施例のギアケースカバーを外したパワーユニットの後面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様のパワーユニットでは、モータケースの車幅方向一方側にギアケースが設けられ、当該ギアケースの開口がギアケースカバーに車幅方向外側から覆われている。モータケースからギアケース側にモータ軸が突き出し、ギアケースカバーから車幅方向外側にドライブ軸が突き出しており、動力伝達機構によってモータ軸からドライブ軸に動力が伝達されている。ギアケースカバーの内側で前記モータ軸に出力ギアが固定され、ギアケースカバーの外側でドライブ軸にドライブスプロケットが固定され、出力ギア及びドライブスプロケットが車幅方向一方側に設けられることで動力伝達機構がコンパクトに形成される。また、ギアケースカバーの内側の出力ギアよりもギアケースカバーの外側のドライブスプロケットが車幅方向内側に位置付けられてドライブスプロケットの車幅方向外側への張り出しが抑えられる。パワーユニットのドライブスプロケットと駆動輪のドリブンスプロケットに巻き掛けられたドライブチェーンのチェーンラインが車幅方向内側に寄せられて電動車両及びパワーユニットが小型化される。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の電動車両について説明する。図1は本実施例の車体フレーム及び車両後部の側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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