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公開番号2024086322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201392
出願日2022-12-16
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F02D 17/02 20060101AFI20240620BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料カット復帰時に内燃機関を良好に稼働させることができる内燃機関の制御装置を提供すること。
【解決手段】複数の気筒5と、気筒5の吸気バルブ14の開弁特性を変更可能な吸気可変動弁機構3Aと、気筒5の排気バルブ24の開弁特性を変更可能な排気可変動弁機構3Bと、全ての気筒5内への燃料の供給を停止中に、吸気可変動弁機構3Aにより吸気バルブ14を閉弁するとともに排気可変動弁機構3Bにより排気バルブ24を開弁する排気導入制御を実行するように制御する制御部51と、を備え、制御部51は、全ての気筒5内への燃料の供給を停止する全気筒燃料カット要求がある場合、全ての気筒5内に新気を導入した後、排気導入制御を実行するように制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の気筒と、
前記気筒の吸気弁の開弁特性を変更可能な吸気可変動弁機構と、
前記気筒の排気弁の開弁特性を変更可能な排気可変動弁機構と、
を備える内燃機関の制御装置であって、
全ての前記気筒内への燃料の供給を停止中に、前記吸気可変動弁機構により前記吸気弁を閉弁するとともに前記排気可変動弁機構により前記排気弁を開弁する排気導入制御を実行するように制御する制御部を備え、
前記制御部は、全ての前記気筒内への燃料の供給を停止する全気筒燃料カット要求がある場合、全ての前記気筒内に新気を導入した後、前記排気導入制御を実行するように制御する内燃機関の制御装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記制御部は、全ての前記気筒内への燃料の供給を停止する全気筒燃料カット要求がある場合、全ての前記気筒内を新気で満たした後、前記排気導入制御を実行するように制御する請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、一部の前記気筒への燃料カットを実行するとともに前記排気導入制御を実行した後、当該気筒内に新気を導入し、その後、当該気筒を再稼働させる請求項1または請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、一部の前記気筒への燃料カットを実行するとともに前記排気導入制御を実行した後、当該気筒内を新気で満たし、その後、当該気筒を再稼働させる請求項3に記載の内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、所定運転条件下でエンジンの各気筒を稼働気筒および休止気筒とする可変気筒システムと、吸排気弁の開閉動作タイミングを可変制御する可変バルブタイミング機構とを備えたエンジンの制御装置において、ECUは、休止気筒の吸気弁を閉じるとともに、排気バイパス通路の排気バイパス弁を開けて、稼働気筒の排気管から排気の一部を休止気筒に導入することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-336579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、燃料供給が停止されていた気筒に対して燃料供給が再開されるときに、燃料供給が停止されていた気筒内には燃焼に必要な空気が不足しているため、まず気筒内に新気を導入する必要があり、速やかなエンジン再稼働が難しいという課題があった。
【0005】
そこで、本発明は、燃料カットからの復帰時に内燃機関を良好に稼働させることができる内燃機関の制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明は、複数の気筒と、前記気筒の吸気弁の開弁特性を変更可能な吸気可変動弁機構と、前記気筒の排気弁の開弁特性を変更可能な排気可変動弁機構と、を備える内燃機関の制御装置であって、全ての前記気筒内への燃料の供給を停止中に、前記吸気可変動弁機構により前記吸気弁を閉弁するとともに前記排気可変動弁機構により前記排気弁を開弁する排気導入制御を実行するように制御する制御部を備え、前記制御部は、全ての前記気筒内への燃料の供給を停止する全気筒燃料カット要求がある場合、全ての前記気筒内に新気を導入した後、前記排気導入制御を実行するように制御するものである。
【発明の効果】
【0007】
このように、本発明によれば、燃料カット復帰時に内燃機関を良好に稼働させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る内燃機関及びその制御装置の概略構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係る内燃機関の制御装置の燃料カット中排気導入要求判定の手順を示すフローチャートである。
図3は、本発明の一実施例に係る内燃機関の制御装置の燃料カット中排気導入制御処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る内燃機関の制御装置は、複数の気筒と、気筒の吸気弁の開弁特性を変更可能な吸気可変動弁機構と、気筒の排気弁の開弁特性を変更可能な排気可変動弁機構と、を備える内燃機関の制御装置であって、全ての気筒内への燃料の供給を停止中に、吸気可変動弁機構により吸気弁を閉弁するとともに排気可変動弁機構により排気弁を開弁する排気導入制御を実行するように制御する制御部を備え、制御部は、全ての気筒内への燃料の供給を停止する全気筒燃料カット要求がある場合、全ての気筒内に新気を導入した後、排気導入制御を実行するように制御するよう構成されている。
【0010】
これにより、本発明の一実施の形態に係る内燃機関の制御装置は、燃料カット復帰時に内燃機関を良好に稼働させることができる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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