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公開番号2024075968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187262
出願日2022-11-24
発明の名称車両下部構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20240529BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】スプラッシュカバーの組付作業を効率よく行うことが可能な車両下部構造を提供する。
【解決手段】車両下部構造100が備えるスプラッシュカバー102は、アンダカバー104の上側に設けられる本体部112と、本体部112の下部からアンダカバー104に沿って後方に膨出する膨出部114とを有する。本体部112は、アンダカバー104の側縁から上方に延びる本体主壁部118と、本体主壁部118の後縁から車幅方向内側に延びる本体後壁部120とを有する。膨出部114は、本体主壁部118から後方に延びる膨出側面部126と、膨出側面部126の後縁から車幅方向内側に屈曲して延びる膨出後面部128と、本体後壁部120から膨出側面部126の上縁および膨出後面部128の上縁にわたる膨出上面部130とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両のパワープラントルームの下部を覆うアンダカバーと、該アンダカバーの側部に取り付けられるスプラッシュカバーとを備える車両下部構造において、
前記スプラッシュカバーは、
前記アンダカバーの上側に設けられる本体部と、
前記本体部の下部から前記アンダカバーに沿って後方に膨出する膨出部とを有し、
前記本体部は、
前記アンダカバーの側縁から上方に延びる本体主壁部と、
前記本体主壁部の後縁から車幅方向内側に延びる本体後壁部とを有し、
前記膨出部は、
前記本体主壁部から後方に延びる膨出側面部と、
前記膨出側面部の後縁から車幅方向内側に屈曲して延びる膨出後面部と、
前記本体後壁部から前記膨出側面部の上縁および前記膨出後面部の上縁にわたる膨出上面部とを有することを特徴とする車両下部構造。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記スプラッシュカバーはさらに、前記本体後壁部の車幅方向内側から後方に延びる延長部を有し、
前記延長部の下部は、前記膨出上面部の車幅方向内側につながっていることを特徴とする請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項3】
前記膨出上面部は、前記延長部から車幅方向外側の下方に傾斜して延びていることを特徴とする請求項2に記載の車両下部構造。
【請求項4】
前記スプラッシュカバーはさらに、前記アンダカバーに所定の固定手段によって固定される複数の固定部を有し、
前記膨出部はさらに、前記膨出側面部の下縁から前記アンダカバーに沿って車幅方向内側に延びる膨出下面部を有し、
前記複数の固定部のうち少なくとも1つは、前記膨出下面部に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両下部構造。
【請求項5】
前記膨出部はさらに、前記膨出上面部から前記膨出側面部をわたって前記膨出下面部にまで延びる1または複数の補強リブを有することを特徴とする請求項4に記載の車両下部構造。
【請求項6】
前記延長部は、前記本体後壁部に沿って上下方向に延びる上下ビードを有することを特徴とする請求項2または3に記載の車両下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両下部構造に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両の前部のエンジンやモータ等が搭載されるパワープラントルームのうち、前輪のホイールハウスの付近には、スプラッシュカバーと呼ばれるカバー部材が組み付けられることがある。スプラッシュカバーは、パワープラントルームの底面を形成するアンダカバーの側部に取り付けられていて、空力抵抗の向上の他、泥や雨水等がパワープラントルームに浸入するのを防いでいる。
【0003】
例えば特許文献1の図3には、本願出願人による技術として、スプラッシュカバー120が開示されている。スプラッシュカバー120は、アンダカバー154の側部にクリップ166、168等を使用して組み付けられていて、エンジンルームの側壁の一部を形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-240589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
引用文献1のスプラッシュカバー120は、アンダカバー154に組み付ける際に、複数の底部固定孔126、128の位置を合わせる必要がある。しかしながら、スプラッシュカバー120とアンダカバー154を重ねただけの初期位置においては孔同士が重なりきらず、作業者による微調整を必要とする場合もある。このとき、パワープラントルームには電気系統などの重要部品が多く搭載されているため、スプラッシュカバーの組付作業はなるべく簡単かつ速やかに完了することが望まれている。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、スプラッシュカバーの組付作業を効率よく行うことが可能な車両下部構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両下部構造の代表的な構成は、車両のパワープラントルームの下部を覆うアンダカバーと、アンダカバーの側部に取り付けられるスプラッシュカバーとを備える車両下部構造において、スプラッシュカバーは、アンダカバーの上側に設けられる本体部と、本体部の下部からアンダカバーに沿って後方に膨出する膨出部とを有し、本体部は、アンダカバーの側縁から上方に延びる本体主壁部と、本体主壁部の後縁から車幅方向内側に延びる本体後壁部とを有し、膨出部は、本体主壁部から後方に延びる膨出側面部と、膨出側面部の後縁から車幅方向内側に屈曲して延びる膨出後面部と、本体後壁部から膨出側面部の上縁および膨出後面部の上縁にわたる膨出上面部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、スプラッシュカバーの組付作業を効率よく行うことが可能な車両下部構造を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例に係る車両下部構造の概要を示した図である。
図1のスプラッシュカバーを車両の側方から見て示した図である。
図2のスプラッシュカバーを後側下方から見上げた斜視図である。
図3のスプラッシュカバーの組付時の様子を示した図である。
図1のスプラッシュカバーを後方から見て示した図である。
図5の膨出部付近を車幅方向内側から見て示した図である。
図2のスプラッシュカバーの各断面図である。
図2等に示した膨出部の各断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る車両下部構造は、車両のパワープラントルームの下部を覆うアンダカバーと、アンダカバーの側部に取り付けられるスプラッシュカバーとを備える車両下部構造において、スプラッシュカバーは、アンダカバーの上側に設けられる本体部と、本体部の下部からアンダカバーに沿って後方に膨出する膨出部とを有し、本体部は、アンダカバーの側縁から上方に延びる本体主壁部と、本体主壁部の後縁から車幅方向内側に延びる本体後壁部とを有し、膨出部は、本体主壁部から後方に延びる膨出側面部と、膨出側面部の後縁から車幅方向内側に屈曲して延びる膨出後面部と、本体後壁部から膨出側面部の上縁および本体後壁部の上縁にわたる膨出上面部とを有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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