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公開番号2024085455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022199914
出願日2022-12-15
発明の名称鞍乗型車両
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 35/00 20060101AFI20240620BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ユニットスイングエンジンの前方にガスタンクを設置しても車両の大型化を抑える。
【解決手段】鞍乗型車両(1)には、車体フレーム(10)の車両前側を形成するフロントフレーム(11)と、フロントフレームの内側でガス燃料を貯蔵するガスタンク(81)と、フロントフレームに支持されたユニットスイングエンジン(51)と、が設けられている。ユニットスイングエンジンのシリンダ軸線(A)が水平又は水平に近づけて前傾され、ガスタンクがユニットスイングエンジンの前方に位置し、ガスタンクの前端(82)が後端(83)よりも上方になるようにガスタンクが傾けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体フレームの車両前側を形成するフロントフレームと、
前記フロントフレームの内側でガス燃料を貯蔵するガスタンクと、
前記フロントフレームに支持されたユニットスイングエンジンと、を備え、
前記ユニットスイングエンジンのシリンダ軸線が水平又は水平に近づけて前傾され、
前記ガスタンクが前記ユニットスイングエンジンの前方に位置し、前記ガスタンクの前端が後端よりも上方になるように前記ガスタンクが傾けられていることを特徴とする鞍乗型車両。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記ユニットスイングエンジンの上方に設けられたライダーシートを備え、
前記ガスタンクの前端が前記ライダーシートの下端よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
前記ガスタンクの後端にはタンクバルブが設けられており、前記ユニットスイングエンジンのシリンダヘッドの上面よりも下方に前記タンクバルブが位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
前記ユニットスイングエンジンからの冷却水を放熱するラジエータを備え、
前記ガスタンクの前端よりも下方で前記ガスタンクの後端と同じ高さに前記ラジエータが位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両。
【請求項5】
前記ラジエータと前記ガスタンクの間には前記ラジエータからの排風を下方に導く導風板が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。
【請求項6】
前記車体フレームの車両後側を形成するリアフレームと、
前記リアフレームの内側でガス燃料を貯蔵する他のガスタンクと、を備え、
前記他のガスタンクが車幅方向に傾けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両。
【請求項7】
前記ユニットスイングエンジンからの排気ガスを排出するマフラーを備え、
前記他のガスタンクが前記ユニットスイングエンジンの上方に位置し、前記他のガスタンクの前端には他のタンクバルブが設けられており、
車両の前後方向を通る中心線を挟んで車幅方向の一方側に前記マフラーが位置し、中心線を挟んで他方側に前記他のタンクバルブが位置し、中心線上に前記他のガスタンクの後端が位置していることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両。
【請求項8】
前記他のガスタンクの前方で中心線上に前記ユニットスイングエンジンのスロットルボディが位置していることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
エンジン前方にガソリンタンクが設置された鞍乗型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の鞍乗型車両は、ヘッドパイプからダウンチューブが下方に延び、ダウンチューブの上下方向の中間から後方にメインチューブが延びている。ダウンチューブの下部が後方に屈曲し、この屈曲したダウンチューブの後部がさらに上方に屈曲してメインチューブの前後方向の中間に接合されている。メインチューブの後半部上側にシートが支持され、メインチューブの後半部下側にユニットスイングエンジンが設置されている。メインチューブの前半部とダウンチューブに囲まれた空間にガソリンタンクが設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5811091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の鞍乗型車両に、ガソリンエンジンの代わりに水素エンジン等の気体燃料エンジンが搭載されると、ガソリンタンクと同容量のガスタンクでは走行距離が減少してしまう。ガソリンエンジンと同等の走行距離を確保するためにはガスタンクを大型化する必要があるが、ガスタンクの大型化によって車両の前後長が大きくなって旋回性能が悪化すると共に車両が大型化するという問題があった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ユニットスイングエンジンの前方にガスタンクを設置しても車両の大型化を抑えることができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の鞍乗型車両は、車体フレームの車両前側を形成するフロントフレームと、前記フロントフレームの内側でガス燃料を貯蔵するガスタンクと、前記フロントフレームに支持されたユニットスイングエンジンと、を備え、前記ユニットスイングエンジンのシリンダ軸線が水平又は水平に近づけて前傾され、前記ガスタンクが前記ユニットスイングエンジンの前方に位置し、前記ガスタンクの前端が後端よりも上方になるように前記ガスタンクが傾けられていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の鞍乗型車両によれば、フロントフレームの内側でガスタンクが傾けられているため、ユニットスイングエンジンの前方にガスタンクが設置されても車両の前後長が抑えられる。よって、車両の旋回性能を確保することができると共に車両の大型化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。
本実施例の車両内部構造の左側面図である。
本実施例の車両内部構造の上面図である。
本実施例の鞍乗型車両の部品レイアウトを示す側面図である。
本実施例の車両内部構造の部品レイアウトを示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の鞍乗型車両の車体フレームの車両前側がフロントフレームによって形成されている。フロントフレームの内側にはガス燃料を貯蔵するガスタンクが設置されている。フロントフレームにはユニットスイングエンジンが支持されており、ユニットスイングエンジンのシリンダ軸線が水平又は水平に近づけて前傾されている。ガスタンクがユニットスイングエンジンの前方に位置し、ガスタンクの前端が後端よりも上方になるようにガスタンクが傾けられている。一対のメインフレームの内側でガスタンクが傾けられているため、ユニットスイングエンジンの前方にガスタンクが設置されても車両の前後長が抑えられる。よって、車両の旋回性能を確保することができると共に車両の大型化を抑えることができる。
【実施例】
【0010】
水素エンジン等の気体燃料エンジンには、ガソリンエンジンのガソリンタンクよりも大容量のガスタンクが必要になっている。ガソリンエンジンのガソリンタンクの設置スペースには大容量のガスタンクを設置できず、ガソリンタンクと同容量のガスタンクでは走行距離が短くなる。また、ガスタンクの設置のために、車両の前後長が大きくなるとドライバビリティーが悪化する。このため、気体燃料エンジンを搭載した車両において、大容量のガスタンクが設置可能でドライバビリティーの悪化を抑えることができるガスタンクのレイアウトが望まれている。
(【0011】以降は省略されています)

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