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公開番号2024125695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033689
出願日2023-03-06
発明の名称車両の運転支援装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類B60W 50/14 20200101AFI20240911BHJP(車両一般)
要約【課題】運転者に対して死角となる方向からの移動障害物の接近に対し、運転者にとって最適なタイミングで警告を行う。
【解決手段】
運転者に対して死角となる方向からの移動障害物の接近を検知した場合に(後続車位置算出部117)、運転者に対して警告を実施する(警告実施判定部118)。安全性に関する運転者の嗜好を判定し(運転者嗜好判定部115)、他車両の接近に対する警告を行うタイミングを、判定された運転者の嗜好に応じて変更する(後方警告距離設定部116)。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
運転者に対して死角となる方向からの移動障害物の接近を検知する外界監視手段と、
安全性に関する前記運転者の嗜好を判定する嗜好判定手段と、
前記外界監視手段により前記移動障害物の接近を検知した場合に、前記運転者に対して警告を行う警告手段と、を備え、
前記警告手段は、前記警告を行うタイミングを、前記嗜好判定手段により判定した前記運転者の嗜好に応じて変更する、車両の運転支援装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
自車両の前方を走行する他車両との車間距離を所定の第1設定距離に近付けるように、前記自車両の走行状態を自動的に制御する走行制御手段をさらに備え、
前記走行制御手段は、前記第1設定距離を前記運転者による設定に基づき変更可能であり、
前記嗜好判定手段は、前記運転者による設定に基づき前記運転者の嗜好を判定し、
前記警告手段は、前記第1設定距離が長いときほど、前記移動障害物の接近に対して早いタイミングで前記警告を行う、請求項1に記載の車両の運転支援装置。
【請求項3】
前記警告手段は、
前記移動障害物が前記自車両に対して所定の第2設定距離にまで近付いた時点で前記警告を行い、
前記第1設定距離が長いときほど、前記第2設定距離を延長する、請求項2に記載の車両の運転支援装置。
【請求項4】
前記走行制御手段は、前記自動的な制御を前記運転者が行う所定の解除操作に基づき解除可能であり、
前記運転者が前記解除操作を行う頻度を検出する解除頻度検出手段をさらに備え、
前記警告手段は、前記解除頻度検出手段により検出した前記解除操作の頻度が高いときほど、前記第2設定距離を延長する、請求項3に記載の車両の運転支援装置。
【請求項5】
前記走行制御手段は、前記自動的な制御を前記運転者のブレーキ操作に基づき解除可能であり、
前記解除頻度検出手段は、前記前方を走行する他車両の接近に対して前記運転者が前記ブレーキ操作を行う頻度を検出する、請求項4に記載の車両の運転支援装置。
【請求項6】
前記解除操作に、前記運転者のブレーキ操作を含み、
前記警告手段は、前記第2設定距離を延長する場合に、前記前方を走行する他車両の接近に対して前記運転者が行うブレーキ操作が前記解除操作に占める割合が高いときほど、前記第2設定距離をより長い距離に延長する、請求項4に記載の車両の運転支援装置。
【請求項7】
前記外界監視手段は、自車両の後方からの前記移動障害物の接近を検知する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の車両の運転支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の運転支援装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両の後方を外界センサにより監視し、後方からの他車両の接近を検知した場合に、運転者に対して警告を行う技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-184554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
後方からの他車両の接近に対して警告を行うタイミングは、一定に設定されることが多い。例えば、他車両が自車両に対して予め定められた距離にまで近付いた時点で警告を行う。この警告のタイミングは、運転者によっては早いと感じる場合もあるし、遅いと感じる場合もある。
【0005】
警告のタイミングが早い場合は、他車両の接近を運転者が認識し、充分に対応可能な状況にあるにも拘らず、警告を行うことにより、運転者に煩わしさを感じさせることが懸念される。他方で、警告のタイミングが遅い場合は、警告後に運転者が適切な退避動作を行うのに充分な時間が確保されないことが懸念される。
【0006】
警告のタイミングを運転者自身が設定することも考えられる。しかし、運転者にとって、前方については他車両との車間距離を把握し、走行中に確保すべき適切な車間距離を理解することは容易であるが、死角となる後方については他車両との車間距離を把握し、退避動作を行ううえで必要となる車間距離を理解することは必ずしも容易ではない。さらに、通常の運転者は、先行車との車間距離については自身の感覚や好みを意識することはあっても、後続車との車間距離についてまで自身の感覚等を意識することは少ないと推察される。
【0007】
よって、後方からの他車両の接近に対して警告を行うタイミングを運転者自身が設定することが困難な場合も想定される。
【0008】
そこで、本発明は、運転者に対して死角となる方向からの移動障害物の接近に対し、運転者にとって最適なタイミングで警告を行うことを可能とし、もって、快適性と安全性とを両立させることのできる車両の運転支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するため、本発明の一形態に係る車両の運転支援装置は、運転者に対して死角となる方向からの移動障害物の接近を検知する外界監視手段と、安全性に関する前記運転者の嗜好を判定する嗜好判定手段と、前記外界監視手段により前記移動障害物の接近を検知した場合に、前記運転者に対して警告を行う警告手段と、を備え、前記警告手段は、前記警告を行うタイミングを、前記嗜好判定手段により判定した前記運転者の嗜好に応じて変更する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一形態によれば、運転者に対して死角となる方向からの移動障害物の接近を検知した場合に、安全性に関する運転者の嗜好が反映されたタイミングで警告が実施される。これにより、警告のタイミングが早いことにより運転者に煩わしさを感じさせたり、警告のタイミングが遅いことにより警告後の退避動作が間に合わなかったりする事態を回避し、快適性と安全性との両立を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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