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公開番号2024077287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189289
出願日2022-11-28
発明の名称車両用ガラスストップ
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60J 5/04 20060101AFI20240531BHJP(車両一般)
要約【課題】治具穴ピッチが容易に変更可能な汎用性の高い車両用ガラスストップを提供することを目的とする。
【解決手段】ガラスストップ100は、サッシュ108から離間した位置でドアガラス106の上縁に沿って延びてドアガラス106を受け止めるガラス受止部114と、ガラス受止部114の長手方向の両端それぞれから延びてサッシュ108に接合される一対の接合部116、118と、一対の接合部116、118それぞれからさらに延びつつサッシュ108から離間した状態になっている一対の治具穴形成部120、122と、一対の治具穴形成部120、122それぞれに設けられる所定の治具穴124、126とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のサイドドアのサッシュの上枠部分に設置される車両用ガラスストップにおいて、
当該車両用ガラスストップは、
前記サッシュから離間した位置で前記ドアガラスの上縁に沿って延びて該ドアガラスを受け止めるガラス受止部と、
前記ガラス受止部の長手方向の両端それぞれから延びて前記サッシュに接合される一対の接合部と、
前記一対の接合部それぞれからさらに延びつつ前記サッシュから離間した状態になっている一対の治具穴形成部と、
前記一対の治具穴形成部それぞれに設けられる所定の治具穴とを有することを特徴とする車両用ガラスストップ。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記一対の治具穴形成部は、前記ガラス受止部と前記一対の接合部との間の高さに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ガラスストップ。
【請求項3】
前記車両用ガラスストップはさらに、前記ガラス受止部のうち前記ドアガラスの車内側および車外側に位置する縁を屈曲させたフランジを有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ガラスストップ。
【請求項4】
前記ガラス受止部と前記一対の接合部との間、および該一対の接合部と前記一対の治具穴形成部との間は、それぞれ、傾斜した複数の傾斜部によってつながっていて、
前記複数の傾斜部には、それぞれ、その長手方向に沿って延びるビードが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ガラスストップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ガラスストップに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両のサイドドアのサッシュの上枠部分には、ガラスストップが設置されている。ガラスストップは、ドアガラスの当て面を形成する部材であって、ゴム製のガラスランに覆われ、このガラスランを介してドアガラスの上端の位置を規制している。車両の多くの機種において、ガラスストップは、1枚のドアにつき2個配置されている。
【0003】
例えば引用文献1の図1には、1枚の車両用ドア10に対して、前部材32および後部材34からなる2つのガラスストップを設置した構成が開示されている。引用文献1の技術では、車両用ドア10の上枠部30に前部材32および後部材34を設置することで、ドアガラスを閉めたときのランチャネル18(ガラスラン)の波打ちを抑えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-117399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
引用文献1の前部材32には、段落0018および図3に記載されているように、ランチャネル18の凸部が嵌る部位として、複数の貫通孔46が形成されている。一般的なガラスストップでは、このような貫通孔は、車両の製造工程において、部品を支える治具のピンが挿入される治具穴としても利用されている。
【0006】
一般的な治具は、ガラスストップが動かないよう、2つの治具穴にピンを挿入して作業が行われる。このとき、車両の各機種のガラスストップは、異なる機種への誤組付けを防ぐために、2つの治具穴の間隔(治具穴ピッチ)が機種ごとに異なる寸法に設定されている。そのため、例えば新たな機種を製造するにあたっては、治具穴ピッチを広げた新たなガラスストップも用意される。
【0007】
しかしながら、例えば特許文献1の図3の前部材32において、第1のストッパ20の貫通孔46と、第2のストッパ22の端部の貫通孔46とを治具穴として使用する場合、これら治具穴のピッチをさらに広げるためには、ストッパ20、22をさらに延長させる必要も生じる。このように、治具穴ピッチを広げるためにガラスストップの全体の設定の変更まで必要になると、コストの上昇をまねいてしまう。また、各取り付け部40、42、44の位置まで変更が必要になると、左右のサイドドア間でも共通のガラスストップを使用することが難しくなるおそれもある。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、治具穴ピッチが容易に変更可能な汎用性の高い車両用ガラスストップを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用ガラスストップの代表的な構成は、車両のサイドドアのサッシュの上枠部分に設置される車両用ガラスストップにおいて、当該車両用ガラスストップは、サッシュから離間した位置でドアガラスの上縁に沿って延びてドアガラスを受け止めるガラス受止部と、ガラス受止部の長手方向の両端それぞれから延びてサッシュに接合される一対の接合部と、一対の接合部それぞれからさらに延びつつサッシュから離間した状態になっている一対の治具穴形成部と、一対の治具穴形成部それぞれに設けられる所定の治具穴とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、治具穴ピッチが容易に変更可能な汎用性の高い車両用ガラスストップを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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