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公開番号2024085439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022199870
出願日2022-12-15
発明の名称鉄筋ユニットの先組・保管方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類E04G 21/12 20060101AFI20240620BHJP(建築物)
要約【課題】狭小地においても、多くの鉄筋ユニットを能率良く先組して合理的に保管できるようにして、多くの鉄筋ユニットを使用して構築される建物の施工性を向上させる。
【解決手段】先組用架台10に、左右の支柱部材11に上下方向に一定ピッチで備えた複数段の取付部11aに着脱自在に取り付けられる複数の鉄筋支持部材16を備え、所定ピッチで一列に配置された複数の先組用架台10に対して、同じ高さの取付部11aに鉄筋支持部材16を取り付ける鉄筋支持部材取り付け工程と、同じ高さの鉄筋支持部材16上に所定本数の鉄筋1を所定ピッチで配筋しつつ鉄筋1を複数の鉄筋連結部材2で連結して鉄筋ユニットUを先組する鉄筋ユニット先組工程とを、最下段の取付部11aから順に行うことで、複数の先組用架台10に対して、複数の鉄筋ユニットUを、複数段に積み上げた状態で先組するとともに最上段の鉄筋ユニットUから順に取り出し可能に保管する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
複数の先組用架台を使用して鉄筋ユニットを先組・保管する鉄筋ユニットの先組・保管方法であって、
前記先組用架台には、その左右一対の支柱部材に上下方向に一定ピッチで備えられた複数段の取付部に対して着脱自在に取り付けられる複数の鉄筋支持部材が備えられ、
所定ピッチで一列に配置された複数の前記先組用架台に対して、同じ高さの前記取付部に前記鉄筋支持部材を取り付ける鉄筋支持部材取り付け工程と、同じ高さの前記鉄筋支持部材上に所定本数の鉄筋を所定ピッチで配筋しながら、当該鉄筋を複数の鉄筋連結部材で連結して前記鉄筋ユニットを先組する鉄筋ユニット先組工程とを、最下段の取付部から順に行うことにより、複数の前記先組用架台に対して、複数の前記鉄筋ユニットを、複数段に積み上げた状態で先組するとともに、最上段の鉄筋ユニットから順に取り出し可能に保管する鉄筋ユニットの先組・保管方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
最上段以外での前記鉄筋ユニット先組工程を終えるごとに、当該鉄筋ユニット先組工程にて先組された前記鉄筋ユニット上に足場板を載置する足場板載置工程が含まれている請求項1に記載の鉄筋ユニットの先組・保管方法。
【請求項3】
前記先組用架台における前記支柱部材の上端部には、揚重用の玉掛け部が備えられ、
前記先組用架台には、当該先組用架台が所定ピッチで一列に配置された状態での架台連結部材による一体連結を可能にする連結部材が備えられている請求項1又は2に記載の鉄筋ユニットの先組・保管方法。
【請求項4】
前記先組用架台には、その複数を前記架台連結部材で連結してユニット化した状態での上下方向への積み重ね載置を可能にする積み重ね載置部が備えられている請求項3に記載の鉄筋ユニットの先組・保管方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の先組用架台を使用して鉄筋ユニットを先組・保管する鉄筋ユニットの先組・保管方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
本発明の背景技術としては、例えば、柱筋を本来の配筋位置以外で組み立てる柱筋の地組方法において、一定間隔を置いて配置される一対の鉄筋組立架台と、当該鉄筋組立架台の支柱に着脱自在にピン連結される複数段のカンザシとを備え、各鉄筋組立架台に対して、それらの下段から順に、カンザシを取り付けながら当該カンザシ上に所定数の主筋を配筋して、多数の主筋を所定ピッチで縦横に配筋した後、配筋した主筋の所定位置に複数のフープ筋を配筋して柱筋(鉄筋ユニット)を地組し、地組した柱筋を補強治具で補強した後、揚重して建て込み位置に配置する技術がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許2733130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の地組方法は、前述した一対の鉄筋組立架台と複数段のカンザシとを使用して、各主筋を縦横の所定位置に配筋し易くすることなどにより、柱筋(鉄筋ユニット)の地組を能率良く行えるようにするものである。又、地組した柱筋を、その都度、揚重して建て込み位置に配置するものであることから、地組した柱筋の保管については何の考慮もなされていないものである。
【0005】
ところで、一般的に鉄筋ユニットを先組する場合には、建築現場の敷地内に組立ヤードとストックヤードとを確保し、組立ヤードで先組した鉄筋ユニットを、順次、ストックヤードに保管できるようにすることで、できるだけ多くの鉄筋ユニットを次々と能率良く先組して保管できるようにすることが考えられている。
【0006】
しかしながら、建築現場がその敷地内に組立ヤードとストックヤードとを確保することが難しい狭小地であると、鉄筋ユニットの先組は行えたとしても、保管できる鉄筋ユニットの数が制限されることから、多くの鉄筋ユニットを次々と能率良く先組して保存しておくことが難しくなる。
【0007】
そのため、狭小地にて、多くの鉄筋ユニットを使用して構築される建物を施工する場合の施工性の向上を図る上において改善の余地がある。
【0008】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、狭小地においても、多くの鉄筋ユニットを能率良く先組して合理的に保管できるようにすることで、多くの鉄筋ユニットを使用して構築される建物の施工性の向上を図れるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1特徴構成は、複数の先組用架台を使用して鉄筋ユニットを先組・保管する鉄筋ユニットの先組・保管方法であって、
前記先組用架台には、その左右一対の支柱部材に上下方向に一定ピッチで備えられた複数段の取付部に対して着脱自在に取り付けられる複数の鉄筋支持部材が備えられ、
所定ピッチで一列に配置された複数の前記先組用架台に対して、同じ高さの前記取付部に前記鉄筋支持部材を取り付ける鉄筋支持部材取り付け工程と、同じ高さの前記鉄筋支持部材上に所定本数の鉄筋を所定ピッチで配筋しながら、当該鉄筋を複数の鉄筋連結部材で連結して前記鉄筋ユニットを先組する鉄筋ユニット先組工程とを、最下段の取付部から順に行うことにより、複数の前記先組用架台に対して、複数の前記鉄筋ユニットを、複数段に積み上げた状態で先組するとともに、最上段の鉄筋ユニットから順に取り出し可能に保管する点にある。
【0010】
本構成によると、1つの鉄筋ユニットを平置きすることが可能な程度の比較的狭い作業エリアのいくつかを確保することができれば、それらの作業エリアごとに複数の先組用架台を所定ピッチで一列に配置し、配置した複数の先組用架台に対して、それらの最下段から順に、鉄筋支持部材取り付け工程と鉄筋ユニット先組工程とを行うことにより、複数の鉄筋ユニットを、各作業エリアにおいて先組用架台の最下段から順に先組しながら複数段に積み上げた状態で保管していくことができる。これにより、狭小地においても、多くの鉄筋ユニットを合理的に先組して保管することが可能なる。
そして、保管した鉄筋ユニットを使用する場合には、最上段の鉄筋ユニットから順に取り出していくことができ、これにより、例えば、各鉄筋ユニットを、それらの据え付け順位から逆算して先組して保管するようにすれば、各鉄筋ユニットの取り出しを据え付け順位に従ってスムーズに行うことができる。
その結果、狭小地においても、多くの鉄筋ユニットを能率良く先組して合理的に保管することが可能になり、多くの鉄筋ユニットを使用して構築される建物の施工性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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