TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024085031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199347
出願日2022-12-14
発明の名称基板収納容器
出願人信越ポリマー株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01L 21/673 20060101AFI20240619BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外部装置に安定して固定されることが可能な基板収納容器を提供すること。
【解決手段】
基板収納容器は、基板を収納する収容空間を画定する底板を有する容器本体と、容器本体に設けられた一体成形品である構造体6と、を備え、構造体6は、底板に接合される基部61と、基板収納容器を外部装置に固定する固定部62と、外部装置が基板収納容器を検知するための検知部63と、を備える。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
基板収納容器であって、
基板を収納する収容空間を画定する底板を有する容器本体と、
前記容器本体に設けられた一体成形品である構造体と、
を備え、
前記構造体は、
前記底板に接合される基部と、
前記基板収納容器を外部装置に固定する固定部と、
前記外部装置が前記基板収納容器を検知するための検知部と、
を備える、基板収納容器。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記基部は、前記底板に埋設される第1面と、前記第1面と反対側の第2面とを有し、
前記固定部は、前記第2面と交差する第1方向において前記第2面と向かい合う板状の部材であって、前記第1方向と交差する第2方向における両端である第1端及び第2端を有し、
前記構造体は、
前記基部に設けられ、前記第1端において前記固定部を支持する第1壁部と、
前記基部に設けられ、前記第2端において前記固定部を支持する第2壁部と、を更に備え、
前記固定部には、前記第1方向において前記固定部を貫通する貫通孔が設けられている、請求項1に記載の基板収納容器。
【請求項3】
前記検知部は、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向において前記固定部を挟むように設けられた第1検知体及び第2検知体を備える、請求項2に記載の基板収納容器。
【請求項4】
前記構造体は、前記第1検知体と前記第2検知体とを連結するとともに、前記第1壁部に支持される連結板を更に備え、
前記連結板は、前記第2方向において前記第2端から離れるように前記第1端から延びており、
前記第1壁部には、前記第2方向において前記第1壁部を貫通する孔が設けられている、請求項3に記載の基板収納容器。
【請求項5】
前記第1面には、前記第1面から前記第2面に向かって窪んだ第1凹部が設けられ、
前記第2面には、前記第2面から前記第1面に向かって窪んだ第2凹部が設けられる、請求項2~請求項4のいずれか一項に記載の基板収納容器。
【請求項6】
前記第1凹部は、前記第1面を横断する溝であり、
前記第2凹部は、前記基部の周縁に沿って設けられている、請求項5に記載の基板収納容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、基板収納容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
半導体ウエハなどの基板を収納する基板収納容器が知られている。例えば、特許文献1には、容器本体と、容器本体の底面部に設けられたボトムプレートと、を備えるウエハ搬送容器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-10574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような基板収納容器は、基板収納容器が有するドアが開閉されるときに外部装置に固定されることがあるので、基板収納容器の底部には、基板収納容器を外部装置に固定するためのクランプ構造(センタークランプ)が設けられることがある。さらに、基板収納容器の底部には、基板収納容器を検知するための検知パッドが設けられることがある。センタークランプの機能を有する部品と、検知パッドが設けられた部品とが、容器本体の底部に設けられた部品に嵌め合わされることによって、基板収納容器にこれらの機能が付加され得る。
【0005】
各部品の寸法公差などに起因して、嵌め合わされた部品間にクリアランスが生じることがある。このクリアランスによってセンタークランプの厳密な位置決めができないおそれがあるので、外部装置に基板収納容器が一層安定して固定されることが望まれる。
【0006】
本開示は、外部装置に安定して固定されることが可能な基板収納容器を説明する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面に係る基板収納容器は、基板を収納する収容空間を画定する底板を有する容器本体と、容器本体に設けられた一体成形品である構造体と、を備える。構造体は、底板に接合される基部と、基板収納容器を外部装置に固定する固定部と、外部装置が基板収納容器を検知するための検知部と、を備える。
【0008】
この基板収納容器では、底板に接合される基部と、基板収納容器を外部装置に固定する固定部と、外部装置が基板収納容器を検知するための検知部とを備える構造体が一体成形品として構成されている。構造体は一体成形品であるので、基部と検知部との相対的な位置関係、及び基部と固定部との相対的な位置関係は固定され得る。よって、互いに係合する2つ以上の部品によって、基部と検知部と固定部とが構成されている場合と比較して、検知部の位置及び固定部の位置を安定化することができる。その結果、基板収納容器を外部装置に安定して固定することが可能となる。
【0009】
いくつかの実施形態において、基部は、底板に埋設される第1面と、第1面と反対側の第2面とを有してもよい。固定部は、第2面と交差する第1方向において第2面と向かい合う板状の部材であってもよく、第1方向と交差する第2方向における両端である第1端及び第2端を有してもよい。構造体は、基部に設けられ、第1端において固定部を支持する第1壁部と、基部に設けられ、第2端において固定部を支持する第2壁部と、を更に備えてもよい。固定部には、第1方向において固定部を貫通する貫通孔が設けられていてもよい。この場合、固定部と基部との間に空間が形成される。例えば、外部装置が第1方向に進退する軸部と、軸部の先端から第1方向と交差する方向に延びる爪とを有する留め具を備える場合には、上記留め具を貫通孔に挿通させ、上記空間に爪が位置した状態で、軸部を貫通孔から引き抜く方向に移動させることによって、固定部に爪を引っ掛けることができる。これにより、基板収納容器を外部装置に安定して固定することが可能となる。
【0010】
いくつかの実施形態において、検知部は、第1方向及び第2方向と交差する第3方向において固定部を挟むように設けられた第1検知体及び第2検知体を備えてもよい。この構成では、外部装置が第1検知体及び第2検知体を検知することによって、外部装置に基板収納容器が載置されたことを検知することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
二次電池
20日前
個人
安全なNAS電池
20日前
ユニチカ株式会社
負極集電材
20日前
ローム株式会社
磁気部品
2日前
エイブリック株式会社
半導体装置
2日前
オムロン株式会社
電磁継電器
5日前
オムロン株式会社
電磁継電器
12日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
マクセル株式会社
電池
1日前
東レ株式会社
有機粒子およびフィルム
8日前
中国電力株式会社
変圧器取付具
1日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
2日前
オムロン株式会社
スイッチ
5日前
TDK株式会社
コイル部品
27日前
日本航空電子工業株式会社
構造体
12日前
ローム株式会社
半導体装置
8日前
オムロン株式会社
スイッチ
5日前
ローム株式会社
半導体装置
12日前
株式会社CTK
アンテナ取付装置
27日前
マクセル株式会社
全固体電池
2日前
後藤電子 株式会社
積層電線
12日前
富士電機株式会社
電磁接触器
20日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
20日前
アイホン株式会社
インターホン機器
12日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
26日前
ミクロエース株式会社
基板処理方法
23日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
オムロン株式会社
電磁継電器
12日前
AIメカテック株式会社
光照射装置
26日前
株式会社ミクニ
電磁アクチュエータ
27日前
双信電機株式会社
フィルタ
12日前
TDK株式会社
電子部品
1日前
東洋電装株式会社
スイッチ装置
2日前
続きを見る