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公開番号2024083643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024071036,2020570449
出願日2024-04-25,2019-06-18
発明の名称安全閉鎖具用の射出成形部品、安全閉鎖具の製造方法および安全閉鎖具
出願人カパルティス アーゲー,CAPARTIS AG
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 50/04 20060101AFI20240614BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】安全閉鎖具用の射出成形部品、安全閉鎖具の製造方法および安全閉鎖具を提供すること。
【解決手段】安全閉鎖具(1)用の射出成形部品(2)において、第1の係合部(8)は、円周方向(U)に互いに離間して配置されるとともに、その間に中間空間(9)を有する複数の係合部部分(8e、8f)からなり、複数の係合部部分(8e、8f)の間の中間空間(9)は、これら係合部部分(8e、8f)に対して減少した外径を有していることと、第1の係合部(8)は少なくとも2つの第1の係合部部分(8e)および2つの第2の係合部部分(8f)を含んでいることと、第1および第2の係合部部分(8e、8f)は円周方向(U)において長さが異なることと、を特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
安全閉鎖具(1)用の射出成形部品(2)であって、
長手方向軸の方向に互いに続けて配置された、閉鎖キャップ(4)を有する回転閉鎖具(3)と、複数の分断ポイント(11)と、作動部(20)とを有し、回転閉鎖具(3)は、分断ポイントを介して作動部(20)に接続され、閉鎖キャップ(4)は、外面(4d)を有する外側部分(4e)を有し、外側部分(4e)は長手方向軸(L)に対して円周方向(U)に延在し、かつ、外径(D

)を有しており、閉鎖キャップ(4)はまた、外側部分(4e)に第1の係合部(8)を有しており、第1の係合部(8)は、長手方向軸(L)に対して半径方向(R)において外面(4d)上に突出しており、作動部(20)は、内面(20a)を有する内側部分(20b)を有し、内側部分(20b)は長手方向軸(L)に対して円周方向(U)に延在し、かつ、内径(D

)を有しており、作動部(20)はまた、内側部分(20b)に第2の係合部(21)を有しており、外径(D

)は内径(D

)と等しいか内径(D

)よりも小さく、第1および第2の係合部(8、21)は長手方向軸(L)に対して半径方向に部分的に重なる、射出成形部品(2)において、
第1の係合部(8)は、円周方向(U)に互いに離間して配置されるとともに、その間に中間空間(9)を有する複数の係合部部分(8e、8f)からなり、複数の係合部部分(8e、8f)の間の中間空間(9)は、これら係合部部分(8e、8f)に対して減少した外径を有していることと、
第1の係合部(8)は少なくとも2つの第1の係合部部分(8e)および2つの第2の係合部部分(8f)を含んでいることと、
第1および第2の係合部部分(8e、8f)は円周方向(U)において長さが異なることと、を特徴とする、射出成形部品。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
第1の係合部(8)が、上向きでかつ円周方向(U)において相互に離間して配置される複数の歯(8a)を有するともに、下向きの側面(8g)を有しており、前記側面(8g)が、長手方向軸(L)の方向における作動部(20)の移動を制限することを特徴とする、請求項1に記載の射出成形部品。
【請求項3】
中間空間(9)が外面(4d)の外径(D

)を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の射出成形部品。
【請求項4】
第1の係合部(8)のみが外面(4d)上に配置されることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の射出成形部品。
【請求項5】
外面(4d)が、長手方向軸(L)の方向に全長(L

)を有しており、外面(4d)が、中間空間(9)の領域において全長(L

)に沿って同じ外径(D

)を有することを特徴とする、請求項4に記載の射出成形部品。
【請求項6】
第1の係合部部分(8e)および第2の係合部部分(8f)が、円周方向(U)において、両側に、外面(4d)の方へ延在する端部分(8d)を有することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の射出成形部品。
【請求項7】
第2の係合部(21)が内面(20a)に対して半径方向に後退し、
内側部分(20b)が、第2の係合部(21)に対して長手方向軸(L)の方向に間隔を置いて配置され、かつ、長手方向軸(L)に向かって突出する停止部(22)を含むことで、第2の係合部(21)と停止部(22)との間に保持部分(23)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の射出成形部品。
【請求項8】
作動部(20)が、内面(20a)に沿って円周方向(U)に内周長(U

)を有し、
第1の係合部(8)が円周方向(U)において中間空間(9)とともに外周長(U

)を有し、
内周長(U

)が外周長(U

)と等しいか外周長(U

)よりも大きいことを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の射出成形部品。
【請求項9】
回転閉鎖具(3)が、品質保証部(5)を備え、
品質保証部(5)が、長手方向軸(L)の方向において閉鎖キャップ(4)に続いて配置され、脆弱点(10)を介して閉鎖キャップ(4)に接続されることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の射出成形部品。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の射出成形部品(2)から安全閉鎖具(1)を製造する方法であって、
長手方向軸(L)の方向に作用する力(F)が射出成形部品(2)に作用することにより、閉鎖キャップ(4)と作動部(20)とが長手方向軸(L)の方向に相互に変位し、押し込み動作中に第1の係合部(8)によって弾性的に楕円形に変形する作動部(20)によって、閉鎖キャップ(4)が少なくとも部分的に作動部(20)の方へ変位し、その過程で第1の係合部(8)が長手方向軸(L)の方向に押されて第2の係合部(21)上に完全に位置し、
押し込み動作が完了した後に元の形状に戻る作動部(20)によって、第1の係合部(8)および第2の係合部(21)が次に長手方向軸(L)の方向において互いに反対側に配置されることを特徴とする方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器用の安全閉鎖具の製造方法に関する。本発明はまた、安全閉鎖具の射出成形部品に関する。本発明はまた、容器用の安全閉鎖具に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
ボトルまたは容器の回転式閉鎖具に安全装置を設けて、子供が回転式閉鎖具を開けることができない、または容易に開られなくすることが知られている。このような安全閉鎖具は、例えば、医薬物質を含む容器を閉じるのに適している。既知の安全閉鎖具には、その製造が他と比較して高価であるという欠点がある。(特許文献1)は、安全閉鎖具を開示しており、その製造は2つの方法ステップで行われ、第1のステップでは、閉鎖キャップと作動部分とを含む射出成形部品が製造され、閉鎖キャップと作動部分は互いに接続される。第2のステップでは、閉鎖キャップと作動部分が互いに移動して重ねられ、その過程で互いに分離されて、最終的に閉鎖キャップと作動部分から構成される安全閉鎖具となる。この安全閉鎖具には、作動部分が閉鎖キャップ内に押し込まれるときに損傷する可能性があること、および安全閉鎖具を開けるのが難しいという欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
欧州特許出願公開第1803656号明細書
米国特許出願公開第2009/0014404号明細書
国際公開第2017/143084号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は上記した問題を解決することができる安全閉鎖具およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、より費用効果が高く、より信頼性の高い安全閉鎖具を作成するという目的に基づいている。この目的は、請求項1の特徴を含む、安全閉鎖具の製造方法によって達成される。従属請求項2~4は、さらに有利な方法ステップに関連している。目的は、請求項5の特徴を含む、安全閉鎖具の射出成形部品によって達成される。従属請求項6~14は、さらに有利に構成された射出成形部品に関連している。目的はさらに、請求項15の特徴を含む、射出成形部品から安全閉鎖具を製造する方法によって達成される。目的はさらに、請求項16の特徴を含む安全閉鎖具によって達成される。従属請求項17~28は、さらに有利に構成された安全閉鎖具に関連している。
【0006】
目的は、特に、安全閉鎖具の製造方法によって達成される。製造方法の第1のステップにおいては、長手方向軸の方向に互いに続けて配置された、閉鎖キャップを有する回転閉鎖具と、複数の分断ポイントと、作動部とを有する一体型射出成形部品を製造し、回転閉鎖具は、分断ポイントを介して作動部に接続され、閉鎖キャップは、外面を有する外側部分を有し、外側部分は長手方向軸に対して円周方向に延在し、かつ、外径を有しており、閉鎖キャップはまた、外側部分に第1の係合部を有しており、作動部は、内面を含む内側部分を有し、内側部分は長手方向軸に対して円周方向に延在し、かつ、内径を有しており、作動部はまた、内側部分に第2の係合部を有しており、外径は内径と等しいか内径よりも小さく、第1および第2の係合部が長手方向軸に対して半径方向に部分的に重なる。製造方法の第2のステップにおいては、長手方向軸の方向に作用する力が射出成形部品に作用することにより、閉鎖キャップと作動部が長手方向軸の方向に相互に変位し、閉鎖キャップが少なくとも部分的に作動部の方へ変位し、その過程で第1の係合部が長手方向軸の方向に押されて第2の係合部の上に完全に位置し、作動部は、押し込み動作中に第1の係合部によって弾性的に楕円形に変形して、押し込み動作が完了した後に元の形状に戻る。
【0007】
目的は、特に、安全閉鎖具用の射出成形部品によって達成される。射出成形部品は、長手方向軸の方向に互いに続けて配置された、閉鎖キャップを有する回転閉鎖具と、複数の分断ポイントと、作動部とを有し、回転閉鎖具は、分断ポイントを介して作動部に接続され、閉鎖キャップは、外面を有する外側部分を有し、外側部分は長手方向軸に対して円周方向に延在し、かつ、外径を有しており、閉鎖キャップはまた、外側部分に第1の係合部を有しており、作動部は、内面を有する内側部分を有し、内側部分は長手方向軸に対して円周方向に延在し、かつ、内径を有しており、作動部はまた、内側部分に第2の係合部を有しており、外径は内径と等しいか内径よりも小さく、第1および第2の係合部は長手方向軸に対して半径方向に部分的に重なる。第1の係合部は、円周方向に互いに離間して配置されるとともに、間に中間空間を有する複数の係合部部分からなり、複数の係合部部分の間の中間空間は、これら係合部部分に対して減少した外径を有している。
【0008】
目的は、特に、長手方向軸を有する閉鎖キャップを備える回転閉鎖具と、作動部とを有する安全閉鎖具によって達成される。閉鎖キャップは、外面を有する外側部分を有し、外側部分は長手方向軸に対して円周方向に延在し、かつ、外径を有しており、閉鎖キャップはまた、外側部分に第1の係合部を有しており、第1の係合部は長手方向軸に対して半径方向において外面上に突出しており、作動部は、内面を有する内側部分を有し、内側部分は長手方向軸に対して円周方向に延在し、かつ、内径を有しており、作動部はまた、内側部分に第2の係合部を有しており、外径は内径と等しいか内径よりも小さく、閉鎖キャップと作動部とは長手方向軸に対して同心状に配置され、閉鎖キャップは端側部を有し、作動部は外面に沿って閉鎖キャップを取り囲んで端側部を固定せず、第1の係合部および第2の係合部は長手方向軸に対して半径方向に部分的に重なる。第1の係合部および第2の係合部は、互いに係合できるように、長手方向軸の方向において反対側に配置されて、長手方向軸の方向において相互に変位可能であり、第1の係合部は円周方向に互いに離間して配置されるとともに、間に中間空間を有する複数の係合部部分を含み、複数の係合部部分の間の中間空間は、これら係合部部分に対して減少した外径を有している。
【0009】
本発明による安全閉鎖具は、製造方法の第1のステップにおいて、一体型の射出成形部品を製造し、第2のステップにおいて、長手方向に作用する力が射出成形部品に作用し、続いて射出成形部品を一緒に押すことにより、回転閉鎖具と作動部とを含む安全閉鎖具を極めて費用効果が高く、かつ、高い信頼性をもって製造することができるという利点を有している。前述の方法で製造された既知の安全閉鎖具の場合、とりわけ、回転閉鎖具と作動部が、相互に適合した方法で配置されたが確実に噛み合わない係合部を有するという問題が生じ、特に長期的には確実ではないため、たとえば安全閉鎖具を開くことができなかった。長期にわたって確実な係合を可能にするために、相互に配置された係合部の端側部は、長手方向軸に対して半径方向において特定の幅で重なる必要があり、その幅で端側部が互いに直接向かい合うことができ、したがって噛み合うことができる。既知の安全閉鎖具の場合、作動部は、押し合い動作中に円形対称にかつ極めて強力な方法で拡張されるため、この操作中に作動部が損傷したり、もろくなったりするリスクがある。それにもかかわらず、係合部の両端側部の結果として生じる係合幅は制限される。本発明による方法の場合、作動部は、押し合い動作中に弾性的にも楕円形にも変形し、押し込み動作が完了した後で、作動部は元の、好ましくは円形に戻る。この方法には、押し合い動作中に作動部に生じる張力が低く、相互に配置された係合部の端側部がより広い係合幅を有することができるため、より確実に噛み合うことができ、また長期的に確実に噛み合うことができるという利点がある。
【0010】
作動部は、内面に沿って円周方向に内周長を有する。作動部は、作動部の内周長が、第1の係合部によって生じる楕円形の変形の間でさえ維持されるか、または実質的に維持されるように、回転閉鎖部上で特に有利に押され、したがって、作動部は、たとえあったとしても、ごくわずかに円周方向に伸びるので、損傷はない。楕円形変形とは、押し合い動作時に、作動部が、第1の係合部の作用により一時的に円形とは異なる形状をとることを意味し、一時的に非円形、例えば、卵形、細長い形、丸形、または楕円形の形状となる。第1の係合部は、作動部が第1の係合部上に押されているときにとる形状を有利に実質的に決定するので、変形中の作動部は、好ましくは、係合部の外側輪郭に実質的に従う。係合部はまた、例えば、少なくとも部分的に多角形の外側輪郭を有することができ、したがって、作動部が一時的に占める非円形の形状は、例えば、角が丸い多角形であってもよい。作動部の楕円形の変形はまた、作動部が押し合い運動中に過度に負荷をかけられたり損傷したりすることなく、作動部を比較的厚い壁厚で構成できるという利点を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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