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公開番号2024081023
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194436
出願日2022-12-05
発明の名称提供物選択システム
出願人大阪瓦斯株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240610BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数の利用者が利用する利用場所に提供する提供物を適切に選択可能な提供物選択システムを提供する。
【解決手段】利用者1に提供する提供物を選択する提供物選択システムであって、端末装置2は、端末装置2を使用する利用者1を識別可能な利用者識別情報と、利用者1の利用場所情報及び利用者1が興味を持っている興味対象物についての興味情報のうちの少なくとも利用場所情報とをサーバ装置4に伝達し、サーバ装置4は、少なくとも一つの端末装置2の利用者1の利用者識別情報と利用場所情報と興味情報とを互いに関連付けてサーバ側記憶部23に記憶する記憶処理と、サーバ側記憶部23に記憶している情報を参照して、利用場所のそれぞれに提供する提供物を、利用場所に関連付けられている興味対象物の中から選択する選択処理とを実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
利用者に提供する提供物を選択する提供物選択システムであって、
複数の前記利用者のそれぞれが使用する複数の端末装置はサーバ装置との間で情報通信を行うことができ、
前記端末装置は、当該端末装置を使用する前記利用者を識別可能な利用者識別情報と、前記利用者が利用する利用場所についての利用場所情報及び前記利用者が興味を持っている興味対象物についての興味情報のうちの少なくとも前記利用場所情報とを前記サーバ装置に伝達し、
前記サーバ装置は、
少なくとも一つの前記端末装置から受け付けた、当該端末装置の前記利用者の前記利用者識別情報と前記利用場所情報と前記興味情報とを互いに関連付けてサーバ側記憶部に記憶する記憶処理と、
前記サーバ側記憶部に記憶している情報を参照して、前記利用場所のそれぞれに提供する前記提供物を、当該利用場所に関連付けられている前記興味対象物の中から選択する選択処理とを実行する提供物選択システム。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記興味情報は、前記興味対象物と当該興味対象物に対する興味の高さを示す興味度合いとを含む請求項1に記載の提供物選択システム。
【請求項3】
前記サーバ装置は、前記選択処理において、前記利用場所に提供する前記提供物を、前記興味度合いを優先的に参照して選択する請求項2に記載の提供物選択システム。
【請求項4】
前記利用場所情報は、前記利用場所と当該利用場所の属性を示す場所属性とを含む請求項1に記載の提供物選択システム。
【請求項5】
前記サーバ装置は、前記選択処理において、特定の前記利用場所と前記場所属性が同じである他の前記利用場所に提供する前記提供物として選択された前記興味対象物を、当該特定の前記利用場所に提供する前記提供物として選択する請求項4に記載の提供物選択システム。
【請求項6】
前記興味情報は、前記興味対象物と、当該興味情報が前記サーバ装置に伝達された日付とを含む請求項1に記載の提供物選択システム。
【請求項7】
前記サーバ装置は、前記選択処理において、前記利用場所に提供する前記提供物を、前記興味情報が前記サーバ装置に伝達された日付を優先的に参照して選択する請求項6に記載の提供物選択システム。
【請求項8】
前記サーバ装置は、前記選択処理を実行すると共に、前記利用場所に提供する前記提供物として選択した前記興味対象物に関する情報を、前記サーバ側記憶部で当該利用場所を利用すると記憶している全ての前記利用者の前記端末装置に伝達する伝達処理を実行する請求項1に記載の提供物選択システム。
【請求項9】
前記サーバ装置は、前記伝達処理において、前記利用場所に提供する前記提供物として選択した前記興味対象物に関する情報を、選択した理由と共に伝達する請求項8に記載の提供物選択システム。
【請求項10】
前記サーバ装置は、予め定められたタイミングで前記選択処理を繰り返し実行する請求項1~9の何れか一項に記載の提供物選択システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者に提供する提供物を選択する提供物選択システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2022-90135号公報)には、利用者に提供する提供物を選択する提供物選択システムが記載されている。具体的には、特許文献1には、脳科学に基づき、読者の個性に合わせて適切な絵本を推薦可能な絵本レコメンドシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-90135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているのは、一人の個人をターゲットにした提供物を選択することに特化したシステムであり、複数人のグループに対して提供する提供物を選択するシステムではない。そのため、特許文献1に記載のシステムを、企業のオフィス、飲食店などの店舗、公共の場所等の複数の利用者が存在する場所に対して提供する提供物を選択するものに適用することは妥当ではない。
【0005】
また、企業のオフィス内や、店舗、公共の場所等の特定の場所(例えば、オフィス内にある図書レンタルスペース等)において例えば書籍などの提供物を設置し、その場所の利用者が利用できるようにする場合、定期的に提供物を更新しなければ飽きられてしまい、利用されなくなっていくという課題がある。そのため、通常はその場所を管理する担当者が提供物を自ら選択して置き換える等の作業を行う必要があり、担当者の負担が大きくなる。世間で広く知られている提供物を選択するのも一つの方法であるが、利用者が既に所持している提供物である確率が高く、提供物が結果的に利用されない可能性が高まる。更に、世間の関心事は常に変わっていくため、高頻度に提供物を更新する必要があるという課題が生じる。一方で、選択物をランダムに選択する場合は、選択された提供物が利用者にとって興味があるものになっているとは限らず、特に様々な物が世間に溢れている現状では、利用者の需要にマッチする確率は低くなり、提供物が利用され難くなるという課題がある。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の利用者が利用する利用場所に提供する提供物を適切に選択可能な提供物選択システムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明に係る提供物選択システムの特徴構成は、利用者に提供する提供物を選択する提供物選択システムであって、
複数の前記利用者のそれぞれが使用する複数の端末装置はサーバ装置との間で情報通信を行うことができ、
前記端末装置は、当該端末装置を使用する前記利用者を識別可能な利用者識別情報と、前記利用者が利用する利用場所についての利用場所情報及び前記利用者が興味を持っている興味対象物についての興味情報のうちの少なくとも前記利用場所情報とを前記サーバ装置に伝達し、
前記サーバ装置は、
少なくとも一つの前記端末装置から受け付けた、当該端末装置の前記利用者の前記利用者識別情報と前記利用場所情報と前記興味情報とを互いに関連付けてサーバ側記憶部に記憶する記憶処理と、
前記サーバ側記憶部に記憶している情報を参照して、前記利用場所のそれぞれに提供する前記提供物を、当該利用場所に関連付けられている前記興味対象物の中から選択する選択処理とを実行する点にある。
【0008】
上記特徴構成によれば、選択処理では、利用場所のそれぞれに提供する提供物が、その利用場所に関連付けられている興味対象物の中から選択される。つまり、複数の利用者が利用する利用場所がある場合、その利用場所の利用者と全く関係のない提供物が選択されるのではなく、サーバ側記憶部に記憶している情報(例えば、その利用場所の利用者の興味情報等)に基づいて、その利用場所への提供物を選択することができる。また、利用場所が同じである複数の利用者は、興味を持つものが関連している可能性があると言える。そのため、選択された提供物は、その利用場所の利用者の需要に応える提供物であると考えてもよい。
従って、複数の利用者が利用する利用場所に提供する提供物を適切に選択可能な提供物選択システムを提供できる。
【0009】
本発明に係る提供物選択システムの別の特徴構成は、前記興味情報は、前記興味対象物と当該興味対象物に対する興味の高さを示す興味度合いとを含む点にある。
ここで、前記サーバ装置は、前記選択処理において、前記利用場所に提供する前記提供物を、前記興味度合いを優先的に参照して選択してもよい。
【0010】
上記特徴構成によれば、利用場所に提供する提供物を、その利用場所の利用者の興味対象物に対する興味度合いを優先的に参照して選択できる。
(【0011】以降は省略されています)

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