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公開番号2024080692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2023204011
出願日2023-12-01
発明の名称医療機器及び再処理方法
出願人ジャイラス エーシーエムアイ インク ディー/ビー/エー オリンパス サージカル テクノロジーズ アメリカ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A61B 17/3205 20060101AFI20240606BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】直径を小さくすることによって、子宮頸部の拡張をより小さくし、かつ、麻酔をより少なくできるのと同時に、標的部位の後壁で組織を除去し、かつ標的部位で凝固させること。
【解決手段】医療機器には、管腔を画定する細長部材、並びに、細長部材の管腔を通って延在する、切除要素を含めることができる。この細長部材には、遠位部分に側部ウィンドウを含めることができ、細長部材の遠位端には、側部ウィンドウに近接して、前部ウィンドウを含めることができる。この前部ウィンドウは、細長部材の遠位端に開口部を画定することができる。切除要素は、細長部材の管腔内で可動自在であり、切除要素の遠位端を、前部ウィンドウで露出させることができる。切除要素は、細長部材の側部ウィンドウと位置合わせすることのできる、側部ウィンドウを有することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
遠位部分にある側部ウィンドウと、遠位端に開口部を画定する前部ウィンドウとを有し、管腔を画定する細長部材と、
前記細長部材の管腔を通って、前記細長部材の遠位端まで延在する切除要素とを備え、
前記切除要素は、前記細長部材の管腔内で可動自在であり、前記細長部材の側部ウィンドウと位置合わせすることのできる側部ウィンドウを有し、前記切除要素の遠位端に切断要素を含む、医療機器。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記切断要素は、電気的にアクティブな電極であり、前記細長部材が、リターン電極を画定する、請求項1に記載の医療機器。
【請求項3】
前記切除要素が、前記細長部材の前部ウィンドウに開口部を画定し、前記切除要素の開口部を横切って延在する横断部を備える、請求項2に記載の医療機器。
【請求項4】
前記横断部の一部が、前記アクティブな電極の一部を形成する、請求項3に記載の医療機器。
【請求項5】
前記切除要素が、前記細長部材の管腔内で、回転自在かつ摺動自在である、請求項2に記載の医療機器。
【請求項6】
前記前部ウィンドウが、開位置と閉位置との間で可動自在であり、前記前部ウィンドウが前記開位置にあるとき、前記切除要素が前端から露出される、請求項1に記載の医療機器。
【請求項7】
前記前部ウィンドウが開位置にあるとき、前記側部ウィンドウが閉位置にあり、前記前部ウィンドウが閉位置にあるとき、前記側部ウィンドウが開位置にある、請求項6に記載の医療機器。
【請求項8】
前記切除要素は、前記細長部材の管腔に対する第1の位置と、前記細長部材の管腔に対する第2の位置との間で、前記細長部材の管腔内を摺動自在である、請求項1に記載の医療機器。
【請求項9】
前記細長部材は、前記前部ウィンドウを覆うエンドキャップを含む、請求項8に記載の医療機器。
【請求項10】
前記エンドキャップは、前記細長部材に結合され、閉位置と開位置との間を移動し、前記切除要素が前記第1の位置にあるときに、前記エンドキャップが前記閉位置にあり、前記切除要素が前記第2の位置にあるときに、前記エンドキャップが前記開位置にある、請求項9に記載の医療機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、2022年12月2日に出願された米国仮特許出願第63/429590号の優先権の利益を主張し、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,000 文字)【0002】
この文献は、限定するものではないが、概して、様々な外科処置に使用することができる医療機器に関する。より具体的には、限定するものではないが、本出願は、女性患者の生殖系を治療するために使用することができる医療機器に関する。また、本出願は、当該医療機器を再処理するための再処理方法に関する。
【背景技術】
【0003】
子宮内膜には、腫瘍が発生することがある。これは不快感を引き起こし、治療せずに放置した場合、月経及び妊孕性を妨げるおそれがある。腫瘍とは、ポリープ及び筋腫などである。子宮ポリープは、子宮内膜に形成される腫瘍である。子宮内膜組織の過成長が発生すると、子宮ポリープが形成される。このポリープは子宮内膜に付着し、次いで子宮内に及ぶことがある。
【0004】
筋腫は、子宮壁で発達することのある、非がん性の腫瘍である。筋腫には、壁内筋腫、粘膜下筋腫、漿膜下筋腫、及び有茎筋腫など、様々なタイプのものがある。壁内筋腫は、子宮の筋肉壁内に発生することがあり、重度の出血を引き起こすおそれのあるものである。粘膜下筋腫は、子宮内腔に発生することがあり、又は、子宮内腔に当接するおそれのあるものである。粘膜下筋腫も、重度の出血を引き起こすおそれのあるものである。漿膜下筋腫は、子宮外壁に発生することがあり、巨大化し、圧迫症状を引き起こすおそれのあるものである。有茎筋腫は、肉茎と呼ばれる茎のような腫瘍が、子宮壁に付着するおそれのあるものである。
【0005】
患者に粘膜下筋腫がある場合、子宮内を検査し、切除によって筋腫を除去するために、処置を行うことができる。腟、及び子宮頸部の自然開口を通じて、モルセレータを挿入することができる。通常、モルセレータの直径のために、子宮頸部を拡張しなければならない。これは痛みを与えることがあるため、患者を全身麻酔下におくことが必要となる。その結果、手術室が必要となり、かつ、拡張したことによって、回復期間が長くなるおそれがある。
【0006】
更に、現在のモルセレータには、その側面に配置された刃しかなく、このことが、いくつかの問題を引き起こすおそれがある。第1に、モルセレータの側面に刃が配置されているために、子宮後壁から組織を切除するための、モルセレータの能力が制限される。その代わりに、別の装置を使用して組織を後壁から切除しなければならず、追加の作業器具が必要となる。これにより、モルセレータの全体的なサイズが増大する。第2に、刃しかないために、別の凝固手段が標的部位に提供されるまで、組織切除時には凝固が起こり得ない。このように、凝固のために別の装置を使用しなければならず、これもまた、モルセレータの全体的なサイズを増加させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
米国特許第11147588号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、直径を小さくすることによって、子宮頸部の拡張をより小さくし、かつ、麻酔をより少なくできるのと同時に、標的部位の後壁で組織を除去し、かつ標的部位で凝固させることのできる医療機器、及び医療機器の処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の目的は、遠位先端部に前部ウィンドウを含む細長部材を有する2モード式モルセレータ(医療機器)によって、解決される。この細長部材によって、切除要素を延長することができる管腔を画定することができる。第2の位置では、組織を切除するために、切除要素を前部ウィンドウから延長することができる。細長部材によって、リターン電極を画定することができ、かつ、切除要素によって、リターン電極と共に通電時に標的部位から組織を切除するように動作することができる、アクティブ電極を画定することができる。切除中に、切除要素は、切除中の標的部位の組織を凝固させるように機能することができる。また、細長部材によって、遠位端及び前部ウィンドウに近接するその遠位端に、側部ウィンドウを画定することができる。切除要素によって、第1の位置で細長部材の側部ウィンドウと位置合わせすることができる、側部ウィンドウを画定することができる。切除要素の側部ウィンドウには、細長部材内を切除要素が往復運動する間に、組織を切除するように機能することができる、刃先を含めることができる。
【0010】
切除要素には、切除要素によって画定された開口部を横切る、クロスメンバ(横断部)を含めることができる。クロスメンバの一部、又はクロスメンバ全体によって、切除要素に通電し、回転させたときに、リターン要素と協働して組織を標的部位から切除することができる、アクティブ要素を画定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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