TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024080252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193294
出願日2022-12-02
発明の名称眼科撮影装置、眼科撮影装置の作動方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 3/10 20060101AFI20240606BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】カラーSLOにおいて、レーザ光の光量を適切なタイミングでモニタする。
【解決手段】
眼科撮影装置において、被検眼に投影する異なる複数の波長領域の照明光を出射する光源と、被検眼を照明光で2次元的に走査する光走査手段と、被検眼の照明光の戻り光を検出して画像用信号を出力する第1の光検出手段と、複数の波長領域の照明光の各々の少なくとも一部を検出してモニタ信号を出力する第2の光検出手段と、画像用信号を第1のタイミングで取得し、モニタ信号を第2のタイミングで取得する取得手段と、第1のタイミングで取得された画像信号を用いて被検眼の画像を生成する画像生成手段と、第2のタイミングに対応するように複数の波長領域の内の一の波長領域の照明光を第2の光検出手段に出射させ、モニタ信号に基づいて、第2のタイミング以降の一の波長領域の照明光の光量を制御する制御手段と、を配する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼に投影する異なる複数の波長領域の照明光を出射する光源と、
前記被検眼の対象部位を前記照明光で2次元的に走査する光走査手段と、
前記被検眼で反射された前記照明光の戻り光を検出して画像用信号を出力する第1の光検出手段と、
前記複数の波長領域の照明光の各々について、少なくとも一部を検出してモニタ信号を出力する第2の光検出手段と、
を含む撮影光学系と、
前記画像用信号を第1のタイミングで取得し、前記モニタ信号を第2のタイミングで取得する取得手段と、
前記第1のタイミングで取得された画像信号を用いて前記対象部位の画像を生成する画像生成手段と、
前記第2のタイミングに対応するように前記複数の波長領域の内の一の波長領域の照明光を前記第2の光検出手段に出射させ、前記モニタ信号に基づいて、前記第2のタイミング以降の前記一の波長領域の照明光の光量を制御する制御手段と、
を備える眼科撮影装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記複数の波長領域は、少なくとも1つの可視の波長領域を含む、請求項1に記載の眼科撮影装置。
【請求項3】
前記複数の波長領域は、少なくとも異なる3つの可視の波長領域を含む、請求項2に記載の眼科撮影装置。
【請求項4】
前記異なる3つの可視の波長領域の照明光を出射する光源は、1つのレーザダイオードチップからなり、1つの基板上に実装されている、請求項3に記載の眼科撮影装置。
【請求項5】
前記取得手段は、前記光走査手段の制御信号に基づいて生成されるトリガ信号を用いて、前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングを決定する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
【請求項6】
前記第2の光検出手段は、可視の波長領域の照明光を検出するための第3の光検出手段と、近赤外の波長領域の照明光を検出するための第4の光検出手段と、を有する、請求項5に記載の眼科撮影装置。
【請求項7】
前記光走査手段はポリゴンミラーを含み、
前記取得手段は、前記ポリゴンミラーの回転と同期するように生成された前記トリガ信号を用いて、前記第2のタイミングを決定する、請求項5に記載の眼科撮影装置。
【請求項8】
前記取得手段は、前記被検眼に前記照明光が照射されない位置を前記光走査手段が前記照明光で走査する期間に基づいて前記第2のタイミングを決定する、請求項5に記載の眼科撮影装置。
【請求項9】
前記光走査手段はガルバノミラーを含み、
前記取得手段は、前記ガルバノミラーの偏角と同期するように生成された前記トリガ信号を用いて、前記第2のタイミングを決定する、請求項8に記載の眼科撮影装置。
【請求項10】
前記光源は、前記第1のタイミングに対応するタイミングで、前記複数の波長領域の内の一の波長領域の光を発するように制御される、請求項5に記載の眼科撮影装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、眼科撮影装置、眼科撮影装置の作動方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
眼科の分野において、被検眼の観察に用いられる器具として、照明光で被検眼の眼底を走査することで眼底の画像を得る走査レーザ検眼鏡(SLO:Scanning Laser Ophthalmoscope:以下SLOと呼称する。)が一般的に知られている。また、近年では、複数の波長領域の光源を搭載し、各々の波長領域の光で眼底を走査することにより被検眼のカラー撮影を可能とするSLO(以下、カラーSLOと呼称する)が実用化されている。
【0003】
カラーSLOの光源には、赤(R)、緑(G)、青(B)に相当する波長領域の光を放射するものが用いられる。そして、個々の光より得た眼底の画像を組み合わせることで、疑似カラーの眼底画像を取得することができる。その際、それぞれの光について、光量をモニタし、適切な光量となるように調整しておくことが望ましい。例えば、特許文献1では、受光素子にレーザ光を入射し、受光素子からの出力を光量制御部に入力して光量が一定となるように制御するレーザ走査方式の眼底カメラが開示されている。
【0004】
しかし、コストや小型化等の要請に対応する受光素子に対して、波長の異なるレーザ光を適切に照射するように受光素子の配置等を調整することは、実際には容易ではない。このため、特許文献2には、波長の異なる照明光をダイクロイックミラーで分岐し、光軸ずれを低減するレンズを介して複数の光量モニタでそれぞれのレーザ光の光量を得る構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平3-162823号公報
特開2010-200898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献2に開示される構成の場合、複数の波長領域のレーザ光を用いるカラーSLOにおいて光量モニタのために光路分岐用の光学素子や複数の受光素子が必須となり、構成が複雑化してしまう。また、このような構成において各レーザ光の光量をモニタしようとした場合、撮影の効率化の観点から、どのようなタイミングで各々の波長の光量をモニタするかも考慮する必要がある。
【0007】
本開示の一実施態様は、上記の課題に鑑み、カラーSLOにおいて、レーザ光の光量を適切なタイミングでモニタすることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題に鑑み、本開示の一実施態様に係る眼科撮影装置は、
被検眼に投影する異なる複数の波長領域の照明光を出射する光源と、
前記被検眼の対象部位を前記照明光で2次元的に走査する光走査手段と、
前記被検眼で反射された前記照明光の戻り光を検出して画像用信号を出力する第1の光検出手段と、
前記複数の波長領域の照明光の各々について、少なくとも一部を検出してモニタ信号を出力する第2の光検出手段と、
を含む撮影光学系と、
前記画像用信号を第1のタイミングで取得し、前記モニタ信号を第2のタイミングで取得する取得手段と、
前記第1のタイミングで取得された画像信号を用いて前記対象部位の画像を生成する画像生成手段と、
前記第2のタイミングに対応するように前記複数の波長領域の内の一の波長領域の照明光を前記第2の光検出手段に出射させ、前記モニタ信号に基づいて、前記第2のタイミング以降の前記一の波長領域の照明光の光量を制御する制御手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一実施態様によれば、カラーSLOにおいて、レーザ光の光量を適切なタイミングでモニタすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係るカラーSLOの光学構成の一例を示す。
第1の実施形態に係る半導体レーザの構成の一例を示す。
第1の実施形態に係る制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る一連の撮影処理の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る撮影結果に応じた画像を表示する画面の一例を示す。
第1の実施形態に係るカラーSLO撮影処理の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
第1の実施形態に係る眼底画像の位置ずれ補正の方法の一例について説明するための図である。
第2の実施形態に係るカラーSLOの光学構成の一例を示す。
第2の実施形態に係る処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
第3の実施形態に係るカラーSLOの光学構成の一例を示す。
第3の実施形態に係る処理タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
入れ歯
1か月前
個人
段差昇降装置
4か月前
個人
聴診器
1か月前
個人
エアリフター
4か月前
個人
逆流防止用具
4か月前
個人
蓋付きしびん
1か月前
個人
介護浴槽
1か月前
個人
シミ皮膚改善剤
4か月前
個人
鼻腔拡張具
3か月前
個人
入浴介護補助装置
1か月前
個人
電動式孫の手
3か月前
株式会社コーセー
組成物
3か月前
個人
スプレー式目薬容器
1か月前
株式会社東亜産業
温熱具
3か月前
個人
透析装置の洗浄方法
3か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
1か月前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
4か月前
個人
光脱毛器
4か月前
個人
医療用チューブ保護具
5か月前
個人
マッサージガン保持具
2か月前
個人
根管治療用のファイル
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
20日前
オンキヨー株式会社
聴診器
3か月前
株式会社ニデック
検眼装置
3か月前
株式会社いうら
介助リフト
2か月前
個人
弾性材一体コルセット
2か月前
オンキヨー株式会社
電子機器
3か月前
個人
つぼ刺激用テープ
3か月前
個人
口腔用器具
1か月前
オンキヨー株式会社
電子機器
3か月前
大正製薬株式会社
固形組成物
28日前
株式会社ノエビア
シワ改善剤
2か月前
株式会社熊谷組
歩行器
2か月前
オンキヨー株式会社
電子機器
3か月前
株式会社ダリヤ
洗浄剤組成物
5か月前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
2か月前
続きを見る