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公開番号2024079158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191918
出願日2022-11-30
発明の名称バルブ
出願人株式会社フジキン
代理人個人,個人,個人
主分類F16K 27/02 20060101AFI20240604BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】高温高圧流体を流す場合等において、弁座が形成されたシート部材をバルブボディと別体としてもシート部材の緩みが起こりにくいバルブを提供すること。
【解決手段】流体の入口通路11と出口通路12をつなぐ弁室13を備えるバルブボディ10と、入口通路と出口通路とを連通し、弁室に配設されるシート部材20と、シート部材とバルブボディとの間に介在するストッパ部材30とを備えるバルブであって、ストッパ部材は、シート部材と当接する内側当接面31と、バルブボディと当接する外側当接面32とを有し、ストッパ部材の上面33とバルブボディ10とは、接合手段40によって結合している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流体の入口通路と出口通路を連通する弁室を備えるバルブボディと、
前記入口通路と前記弁室とを連通する通路が形成され、前記弁室に配設されるシート部材と、
前記シート部材と前記バルブボディとの間に介在するストッパ部材と、
前記シート部材に当接離間する弁体とを備えるバルブであって、
前記ストッパ部材は、前記シート部材と当接する内側当接面と、前記バルブボディと当接する外側当接面とを有し、
前記ストッパ部材の上面と前記バルブボディとは、接合手段によって結合しているバルブ。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記ストッパ部材の上端には、下面が前記シート部材と当接し、内側に突出するフランジが形成されている請求項1に記載のバルブ。
【請求項3】
前記ストッパ部材の上面と前記シート部材の上面とは、さらに、接合手段によって結合している請求項1に記載のバルブ。
【請求項4】
前記内側当接面は、当該内側当接面の上端稜線が前記シート部材の外周面よりも内側に配設され、前記内側当接面の下端稜線が前記シート部材の外周面よりも外側に配設されている平面である請求項1に記載のバルブ。
【請求項5】
前記ストッパ部材の外側当接面は下側が先細のテーパ面形状であり、前記外側当接面は、前記バルブボディと面当たりとなる請求項1に記載のバルブ。
【請求項6】
前記ストッパ部材が複数配設されている請求項1~5のいずれか1項に記載のバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、流体の制御弁に関し、特に、高温高圧の流体を制御する開閉弁として好適に用いられるバルブに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
図9に示す、高温高圧流体用の弁101は、流体流入通路102aと流体流出通路102bが形成された弁箱102において、流体流入通路102aの出口側端部に弁座102dが形成されている。
ボンネット104の内部に配設された弁棒106の下端部に弁体103が取り付けられ、弁体の下部の当接部材113が弁座と当接・離間して流体の流れを制御している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
図9の弁では、弁座102dが弁箱102に直接に形成されている。これは、高温・高圧流体を流す場合、弁座を別体のシート部材として弁箱102に螺合等で結合させるとシート部材の緩みが懸念されるためである。シート部材を別体とすることによって、弁座が摩耗等で修理が必要になった場合、弁箱102全体を取り換える必要がないという利点が生じるが、シート部材の緩みが懸念される。
シート部材を別体として、シート部材の緩みを抑える方策がいくつか試みられているが、高温・高圧流体等を流す場合は、シート部材の緩みを十分には抑えることはできていない。
【0004】
本発明の目的は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高温高圧流体を流す場合等において、弁座が形成されたシート部材をバルブボディと別体としてもシート部材の緩みが起こりにくいバルブを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた本発明(1)は、流体の入口通路と出口通路をつなぐ弁室を備えるバルブボディと、前記入口通路と前記出口通路とを連通し、前記弁室に配設されるシート部材と、前記シート部材と前記バルブボディとの間に介在するストッパ部材とを備えるバルブであって、前記ストッパ部材は、前記シート部材と当接する内側当接面と、前記バルブボディと当接する外側当接面とを有し、前記ストッパ部材の上面と前記バルブボディとは、接合手段によって結合しているバルブである。
【0006】
本発明(1)では、ストッパ部材は、シート部材と当接する内側当接面と、前記バルブボディと当接する外側当接面とを有しており、ストッパ部材の上面とバルブボディとは、接合手段によって結合しているので、シート部材の緩みが抑えられる。
接合手段は、結合度の高さから溶接が好ましく、とりわけ、スポット溶接が好ましい。スポット溶接だと、シート部材とバルブボディとの切り離しが容易であり、シート部材の交換作業が容易となるためである。
【0007】
本発明(2)は、前記ストッパ部材の上端には、下面が前記シート部材と当接し、内側に突出するフランジが形成されている本発明(1)のバルブである。
【0008】
本発明(2)では、シート部材の上面がフランジの下面で押さえられるので、シート部材の緩みがさらに起こりにくくなる。
【0009】
本発明(3)は、前記ストッパ部材の上面と前記シート部材の上面とは、さらに、接合手段によって結合している本発明(1)のバルブである。
【0010】
本発明(3)では、接合手段によって結合がストッパ部材とバルブボディとの間の結合以外に、ストッパ部材とシート部材との間でなされるので、さらにシート部材の緩みが起こりにくくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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