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公開番号2024077751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189885
出願日2022-11-29
発明の名称ケーブルドラム
出願人矢崎エナジーシステム株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類B65H 75/14 20060101AFI20240603BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ケーブルの端部を適切に保持させることができる紙製のケーブルドラムを提供することを目的とする。
【解決手段】ケーブルドラム1は、紙製の胴部10と、一対の紙製の鍔部20とを備え、鍔部20は、外層部材100と、当該外層部材100に積層される内層部材200と、外層部材100及び内層部材200の双方を貫通しケーブルWの端部Wtから延在する紐部Cを挿通可能な巻き始め口21を有する。また、内層部材200は、胴部10を差し込み可能な開口部211と、当該開口部211と連通し、外層部材100に積層された状態で当該外層部材100に形成された第1挿通孔110と重なることで巻き始め口21を形成する第2挿通孔212とを有する第1内層部材210を含んで構成される。また、鍔部20は、第1内層部材210の開口部211の内周面211Sbが胴部10の外周面10Saに当接する状態で組み付けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
円筒状に形成され、ケーブルを巻き付け可能な紙製の胴部と、
前記胴部の端部にそれぞれ設けられ、鍔部中心軸線を中心とした円板状に形成される一対の紙製の鍔部とを備え、
前記鍔部は、外層部材と、当該外層部材の、前記胴部が位置する側に積層される内層部材と、前記外層部材及び前記内層部材の双方を貫通し前記ケーブルの端部から延在する紐部を挿通可能な巻き始め口を有し、
前記外層部材は、前記巻き始め口を形成する第1挿通孔を有し、
前記内層部材は、前記胴部の前記端部を差し込み可能な開口部と、当該開口部と当該開口部の内周面で連通する挿通孔であって、前記外層部材に対して前記鍔部中心軸線に沿う軸線方向に積層された状態で、前記第1挿通孔と前記軸線方向に重なって位置することで前記巻き始め口を形成する第2挿通孔とを有する第1内層部材を含んで構成され、
前記鍔部は、前記第1内層部材の前記開口部の前記内周面が前記胴部の外周面に当接する状態で組み付けられることを特徴とする、
ケーブルドラム。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記胴部の前記外周面が前記第2挿通孔の前記開口部の前記内周面側の開口部分を閉じることによって、前記巻き始め口の縁部の一部が形成され、
前記巻き始め口は、前記胴部の前記外周面に沿って形成される、
請求項1に記載のケーブルドラム。
【請求項3】
前記内層部材は、円形状に形成され、前記第1内層部材の前記開口部に配置される第2内層部材を含んで構成され、
前記鍔部は、前記第2内層部材の外周面が前記胴部の内周面と当接する状態で組み付けられ、
前記胴部は、前記第1内層部材の内周面となる前記開口部の前記内周面と、前記第2内層部材の前記外周面との間に前記端部が差し込まれることで保持される、
請求項1または2に記載のケーブルドラム。
【請求項4】
前記ケーブルは、前記端部から延在する前記紐部が前記巻き始め口から引き出され、当該紐部の端部が前記軸線方向から見て前記胴部より内側の領域にステープルによって固定される、
請求項1または2に記載のケーブルドラム。
【請求項5】
前記鍔部は、前記胴部に前記ケーブルを巻き付ける際に用いるスタンドに形成されたケレーピンを挿入可能なケレーピン挿入孔を有し、
前記ケレーピン挿入孔は、前記巻き始め口に対して前記ケーブルの巻き方向に傾いて形成され、軸線方向から見て、ケレーピン挿入孔の中心及び前記胴部の中心を通る第1仮想線と、前記巻き始め口の中心及び前記胴部の前記中心を結ぶ第2仮想線とがなす角度鋭角となる位置に形成される、
請求項4に記載のケーブルドラム。
【請求項6】
前記胴部は、胴部中心軸線を中心とした円筒状に形成され、
前記胴部中心軸線、及び、前記鍔部中心軸線は、重なって位置する、
請求項1または2に記載のケーブルドラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルドラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、ケーブルを巻き付け可能な胴部と、当該胴部の端部にそれぞれ設けられた一対の鍔とを備えた段ボール製のケーブルドラムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-116133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなケーブルドラムは、胴部に巻き付けるケーブルの重量や張力等が大きい場合、ケーブル等の専用の打ち付け工具を用いてケーブルの端部を鍔部等に固定してから当該ケーブルを巻き付ける必要がある。ここで、例えば、軽量化等のため、胴や鍔が段ボールなどの紙で形成される場合があるが、このような場合であっても、ケーブルの端部を適切に保持させることができる構成が望まれており、この点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、ケーブルの端部を適切に保持させることができる紙製のケーブルドラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るケーブルドラムは、円筒状に形成され、ケーブルを巻き付け可能な紙製の胴部と、前記胴部の端部にそれぞれ設けられ、鍔部中心軸線を中心とした円板状に形成される一対の紙製の鍔部とを備え、前記鍔部は、外層部材と、当該外層部材の、前記胴部が位置する側に積層される内層部材と、前記外層部材及び前記内層部材の双方を貫通し前記ケーブルの端部から延在する紐部を挿通可能な巻き始め口を有し、前記外層部材は、前記巻き始め口を形成する第1挿通孔を有し、前記内層部材は、前記胴部の前記端部を差し込み可能な開口部と、当該開口部と当該開口部の内周面で連通する挿通孔であって、前記外層部材に対して前記鍔部中心軸線に沿う軸線方向に積層された状態で、前記第1挿通孔と前記軸線方向に重なって位置することで前記巻き始め口を形成する第2挿通孔とを有する第1内層部材を含んで構成され、前記鍔部は、前記第1内層部材の前記開口部の前記内周面が前記胴部の外周面に当接する状態で組み付けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るケーブルドラムは、紙製のケーブルドラムであり、ケーブルの端部を適切に保持させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るケーブルドラムの概略構成を表す斜視図である。
図2は、実施形態に係るケーブルドラムの概略構成を表す断面図である。
図3は、実施形態に係るケーブルドラムの概略構成を表す分解斜視図である。
図4は、実施形態に係る鍔の概略構成を表す分解斜視図である。
図5は、実施形態に係るケーブルドラムの動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
本実施形態に係るケーブルドラム1は、各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられるケーブルWを運搬し、当該ケーブルWを所定の場所まで配索できるようにしたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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