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公開番号2024072721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183736
出願日2022-11-16
発明の名称発光装置
出願人日亜化学工業株式会社
代理人弁理士法人豊栖特許事務所
主分類H01S 5/0239 20210101AFI20240521BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コンパクトな発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置100は、第一の光LT1を出射する発光素子10と、第一の光LT1と、第一の光LT1を受けて波長変換した光とを出射する光取り出し面を有する波長変換ユニット2とを備える。波長変換ユニット2は、第一面21と、第二面22と、第一の光LT1を部分的に反射し、かつ部分的に透過する光学作用層27とを有する光学部材20と、第一面21側に設けられ、光学作用層27を反射した第一の光LT1を受けて波長変換した第二の光LT2を発する第一波長変換部材30と、第二面22側に設けられ、光学作用層27を透過した第一の光LT1を受けて波長変換した第三の光LT3を発する第二波長変換部材40とを備える。波長変換ユニット2は、光学作用層27を透過した第一の光LT1、第二の光LT2、及び第三の光LT3を光取り出し面から出射させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一の光を出射する発光素子と、
前記第一の光と、前記第一の光を受けて波長変換した光とを出射する光取り出し面を有する波長変換ユニットと、
を備える発光装置であって、
前記波長変換ユニットは、
第一面と、
第二面と、
前記第一の光を部分的に反射し、かつ、部分的に透過する光学作用層と、
を有する光学部材と、
前記第一面側に設けられ、前記光学作用層を反射した前記第一の光を受けて波長変換した第二の光を発する第一波長変換部材と、
前記第二面側に設けられ、前記光学作用層を透過した前記第一の光を受けて波長変換した第三の光を発する第二波長変換部材と、
を備え、
前記波長変換ユニットは、前記光学作用層を透過した前記第一の光、前記第二の光、及び、前記第三の光を前記光取り出し面から出射させるよう構成してなる発光装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の発光装置であって、
前記光学部材は、前記光取り出し面を有し、
前記光学作用層によって反射され、更に前記光学作用層を透過した第一成分と、
前記光学作用層を透過し、更に前記光学作用層によって反射された第二成分と、
を含む前記第一の光を前記光取り出し面から出射させるよう構成してなる発光装置。
【請求項3】
請求項2に記載の発光装置であって、
前記発光素子は、前記第一の光を出射する光出射面を有し、、
前記光学部材は、さらに、
前記第一面の反対側にある第三面と、
前記第二面の反対側にある第四面と
を備え、
前記第一面は、第一方向に延びる平面であり、前記第一面に、前記第一波長変換部材を配置し、
前記第二面は、前記第一方向に交差する第二方向に延びる平面であり、前記第二面に、前記第二波長変換部材を配置しており、
前記第三面を、前記光取り出し面とし、
前記第四面を、前記発光素子の前記光出射面と対向させる発光装置。
【請求項4】
請求項1に記載の発光装置であって、
前記第二の光が、前記第三の光よりも長波長である発光装置。
【請求項5】
請求項4に記載の発光装置であって、
前記光学作用層が、青色光の波長域の光を50%以上透過させる発光装置。
【請求項6】
請求項4に記載の発光装置であって、
前記光学作用層が、少なくとも500nm~560nmの波長域の光を反射させ、少なくとも430nm~480nmの波長域の光を50%以上透過させる発光装置。
【請求項7】
請求項1に記載の発光装置であって、
前記第二の光が、前記第三の光よりも短波長である発光装置。
【請求項8】
請求項7に記載の発光装置であって、
前記光学作用層が、青色光の波長域の光を50%以下透過させる発光装置。
【請求項9】
請求項7に記載の発光装置であって、
前記光学作用層が、少なくとも430nm~480nmの波長域の光を50%以下透過させ、少なくとも500nm~560nmの波長域の光を80%以上透過させ、少なくとも560nm以上の波長域の光を95%以上反射させるよう構成してなる発光装置。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の発光装置であって、さらに、
前記発光素子及び前記波長変換ユニットが載置される載置面を有し、前記発光素子及び前記光学部材を封止空間に収容するパッケージを備える発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
車載用のヘッドライトや、照明用の光源として、半導体レーザ(LD)や発光ダイオード(LED)等の半導体発光素子が利用されている。例えば特許文献1には、図19に示すように紫外光または近紫外光(以下「UV光」と称する)を励起光として発生する固体発光素子であるUV発光レーザダイオード(励起光源)を備えた光源側組立体910と、励起光であるUV光(図中の矢印UVで示す)の照射を受けて緑光Gを発生する緑発光の蛍光物質930Gを含む緑光発光部931G、青発光の蛍光物質930Bを含む青光発光部931B、赤発光の蛍光物質930Rを含む赤光発光部931Rとを備える光源装置が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-156182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の光源装置では、緑発光の蛍光物質930G、青発光の蛍光物質930B、赤発光の蛍光物質930Rを要し、さらに互いに逆方向に45°傾けてX型に配置された青光反射のダイクロイックミラー927Aおよび緑光反射のダイクロイックミラー927Bを配置する必要があり、装置が大掛かりで小型化に不利という問題があった。
【0005】
本開示の目的の一つは、コンパクトな発光装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る発光装置は、第一の光を出射する発光素子と、前記第一の光と、前記第一の光を受けて波長変換した光とを出射する光取り出し面を有する波長変換ユニットと、を備える発光装置であって、前記波長変換ユニットは、第一面と、第二面と、前記第一の光を部分的に反射し、かつ、部分的に透過する光学作用層と、を有する光学部材と、前記第一面側に設けられ、前記光学作用層を反射した前記第一の光を受けて波長変換した第二の光を発する第一波長変換部材と、前記第二面側に設けられ、前記光学作用層を透過した前記第一の光を受けて波長変換した第三の光を発する第二波長変換部材と、を備え、前記波長変換ユニットは、前記光学作用層によって透過された前記第一の光、前記第二の光、及び、前記第三の光を前記光取り出し面から出射させる。
【発明の効果】
【0007】
上記形態に係る発光装置によれば、構成を簡素化したコンパクトな発光装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る発光装置を示す模式断面図である。
図1における第一の光の軌跡を示す模式断面図である。
図1における第二の光の軌跡を示す模式断面図である。
図1における第三の光の軌跡を示す模式断面図である。
図1の光学部材の模式断面図である。
図1の光学部材の模式断面図である。
図1の発光装置の蓋部を外した状態を示す模式平面図である。
実施形態2に係る発光装置を示す模式断面図である。
実施形態3に係る発光装置を示す模式断面図である。
変形例に係る発光装置を示す模式断面図である。
図9における第一の光の軌跡を示す模式断面図である。
図9における第二の光の軌跡を示す模式断面図である。
図9における第三の光の軌跡を示す模式断面図である。
実施形態4に係る発光装置を示す模式断面図である。
図14における第一の光の軌跡を示す模式断面図である。
図14における第二の光の軌跡を示す模式断面図である。
図14における第三の光の軌跡を示す模式断面図である。
実施形態5に係る発光装置を示す模式平面図である。
従来の光源装置を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書または特許請求の範囲において、三角形や四角形などの多角形に関しては、多角形の隅に角丸め、面取り、角取り、丸取り等の加工が施された形状も含めて、多角形と呼ぶものとする。また、隅(辺の端)に限らず、辺の中間部分に加工が施された形状も同様に、多角形と呼ぶものとする。つまり、多角形をベースに残しつつ、部分的な加工が施された形状は、本明細書及び特許請求の範囲で記載される“多角形”の解釈に含まれるものとする。
【0010】
また、多角形に限らず、台形や円形や凹凸など、特定の形状を表す言葉についても同様である。また、その形状を形成する各辺を扱う場合も同様である。つまり、ある辺において、隅や中間部分に加工が施されていたとしても、“辺”の解釈には加工された部分も含まれる。なお、部分的な加工のない“多角形”や“辺”を、加工された形状と区別する場合は“厳密な”を付して、例えば、“厳密な四角形”などと記載するものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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