TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024072353
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183087
出願日2022-11-16
発明の名称異常監視装置
出願人株式会社前川製作所
代理人SSIP弁理士法人
主分類F25D 13/06 20060101AFI20240521BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】コンタクトフリーザにおける金属板の不所望なたわみを検出する。
【解決手段】本開示の少なくとも一実施形態に係る異常監視装置は、上下方向に複数配置された金属板を備え、対象物を上下一対の金属板に接触させることで冷却するように構成されたコンタクトフリーザの異常を監視する異常監視装置である。本開示の少なくとも一実施形態に係る異常監視装置は、最上段又は最下段の金属板の高さ位置を複数箇所でそれぞれ検出するための複数の位置センサと、位置センサの検出信号に基づいてコンタクトフリーザの異常検知を行うための演算部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に複数配置された金属板を備え、対象物を上下一対の前記金属板に接触させることで冷却するように構成されたコンタクトフリーザの異常を監視する異常監視装置であって、
最上段又は最下段の前記金属板の高さ位置を複数箇所でそれぞれ検出するための複数の位置センサと、
前記位置センサの検出信号に基づいて前記コンタクトフリーザの異常検知を行うための演算部と、
を備える、異常監視装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記演算部は、前記複数の位置センサのそれぞれについて、上下一対の前記金属板における上側の金属板と下側の金属板との間隔を狭めた状態で検出した前記位置センサの第1検出信号と、前記第1検出信号を検出した後、前記上側の金属板と前記下側の金属板との間隔を一旦広げた後、再び狭めた状態で検出した前記位置センサの第2検出信号とを比較することで、前記コンタクトフリーザの異常の有無を検知する、
請求項1に記載の異常監視装置。
【請求項3】
前記金属板のそれぞれは、平面視にて矩形形状を有し、
前記コンタクトフリーザは、前記矩形形状における互いに対向する一対の辺の内の一方の辺に沿った側部から上下一対の前記金属板の間に前記対象物が投入され、前記一対の辺の内の他方の辺に沿った側部から上下一対の前記金属板の間で冷却された前記対象物が排出されるように構成され、
前記複数の位置センサは、前記一対の辺の延在方向に沿って間隔を空けて配置されていて、最上段又は最下段の前記金属板までの距離を検出可能である、
請求項1又は2に記載の異常監視装置。
【請求項4】
前記対象物は、上下一対の前記金属板の間に前記延在方向に複数配置され、
前記複数の位置センサのそれぞれは、上下一対の前記金属板の間に配置された複数の前記対象物の前記延在方向のそれぞれの配置位置と対応する前記延在方向の位置における、最上段又は最下段の前記金属板までの距離を検出可能である、
請求項3に記載の異常監視装置。
【請求項5】
前記複数の位置センサのそれぞれは、最上段又は最下段の前記金属板における、前記一方の辺を含む端部領域、又は、前記他方の辺を含む端部領域の少なくとも何れか一方までの距離を検出可能である、
請求項3に記載の異常監視装置。
【請求項6】
前記演算部は、前記複数の位置センサのそれぞれについて、上下一対の前記金属板における上側の金属板と下側の金属板との間隔を狭めた状態で検出した最上段又は最下段の前記金属板までの第1距離と、前記第1距離を検出した後、前記上側の金属板と前記下側の金属板との間隔を一旦広げた後、再び狭めた状態で検出した最上段又は最下段の前記金属板までの第2距離との差分を算出し、前記複数の位置センサの少なくとも何れか一つについての前記差分が管理値を超えている場合に、前記コンタクトフリーザに異常が有ると判断する、
請求項3に記載の異常監視装置。
【請求項7】
前記複数の位置センサは、第1位置センサと、前記第1位置センサよりも前記延在方向の中央に近い第2位置センサとを含み、
前記第2位置センサについて設定された前記管理値は、前記第1位置センサについて設定された前記管理値よりも大きい、
請求項6に記載の異常監視装置。
【請求項8】
複数の前記金属板の側方に配置されていて、検出対象物までの距離を検出するための側方センサを備え、
前記演算部は、上下一対の前記金属板における上側の金属板と下側の金属板との間隔を広げた状態で前記側方センサで検出した前記下側の金属板までの距離に基づいて前記コンタクトフリーザの異常検知を行う、
請求項1又は2に記載の異常監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コンタクトフリーザの異常を監視する異常監視装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば食品等の対象物を冷凍するための冷凍装置として、コンタクトフリーザが知られている。コンタクトフリーザは、対象物を上下から挟んだ平板状の金属板の内部に冷媒を流すことで対象物を冷凍するように構成されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-047441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンタクトフリーザの運転を継続していると、金属板の表面に霜が付着して徐々に成長する。この霜に冷凍前の対象物が接触して霜が一度溶けて再凍結すると対象物が金属板に張り付いてしまうおそれがある。
例えばコンタクトフリーザへの対象物の供給と、冷凍後の対象物のコンタクトフリーザからの排出とを自動化した場合、上述したような対象物の金属板への張り付きが起こったまま、次に冷凍する対象物が投入されてしまうおそれがある。
【0005】
コンタクトフリーザでは、冷凍前の対象物を投入する際、上下方向で隣り合う一対の金属板同士の間隔を開いてから冷凍前の対象物を投入し、その後、該一対の金属板同士の間隔を狭めて該一対の金属板同士の間に対象物を挟む。
そのため、上述したような対象物の金属板への張り付きが起こったまま、次に冷凍する対象物が投入されてしまうと、金属板に張り付いている対象物と新たに投入した対象物とが重なって厚さが増えてしまい、そのまま該一対の金属板同士の間隔を狭めてしまうと、金属板が不所望にたわんでしまう。
【0006】
このような金属板の不所望なたわみが生じたままコンタクトフリーザへの対象物の供給等を継続すると、対象物をコンタクトフリーザへ挿入するため投入装置等と金属板とが衝突してしまうおそれがある。
【0007】
本開示の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みて、コンタクトフリーザにおける金属板の不所望なたわみを検出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本開示の少なくとも一実施形態に係る異常監視装置は、
上下方向に複数配置された金属板を備え、対象物を上下一対の前記金属板に接触させることで冷却するように構成されたコンタクトフリーザの異常を監視する異常監視装置であって、
最上段又は最下段の前記金属板の高さ位置を複数箇所でそれぞれ検出するための複数の位置センサと、
前記位置センサの検出信号に基づいて前記コンタクトフリーザの異常検知を行うための演算部と、
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の少なくとも一実施形態によれば、コンタクトフリーザにおける金属板の不所望なたわみを検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態のフリーザシステムの全体構成を模式的に示した側面図である。
本実施形態のフリーザシステムの全体構成を模式的に示した側面図である。
本実施形態のフリーザシステムの全体構成を模式的に示した側面図である。
図1のA-A矢視断面図である。
図1のB-B矢視図である。
本実施形態の異常監視装置の全体構成を示す図である。
側方センサによる異常検知について説明するための模式的な図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

オルガノ株式会社
高純度精製陽イオン交換樹脂の製造方法
15日前
個人
冷却ユニット
20日前
富士電機株式会社
冷却装置
8か月前
シャープ株式会社
冷却装置
16日前
富士電機株式会社
冷却装置
8か月前
大陽日酸株式会社
熱交換器
4か月前
富士電機株式会社
冷却装置
6か月前
株式会社カンファクト
冷却カバー
6か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
8か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
2か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
1か月前
エスペック株式会社
冷凍装置
1か月前
ワコン株式会社
真空保冷容器
1か月前
シャープ株式会社
空気調和機
6か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
5か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
13日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
2か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
2か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
20日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
6か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
6か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
19日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
19日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
19日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
13日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
19日前
株式会社テクノコア
室外機用冷却装置
7か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
3か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
2か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
2か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
3か月前
アイリスオーヤマ株式会社
冷蔵庫
1か月前
ホシザキ株式会社
冷却装置
4か月前
フクシマガリレイ株式会社
貯蔵庫
5か月前
フクシマガリレイ株式会社
貯蔵庫
2か月前
能美防災株式会社
大空間降温装置
2か月前
続きを見る