TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024071281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022182139
出願日2022-11-14
発明の名称超音波振動装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B23K 20/10 20060101AFI20240517BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】ワークの振動を抑制し、接合部の信頼性を確保することができる超音波振動装置を提供する。
【解決手段】超音波振動装置1は、超音波振動するチップ5と、チップ5と相対する位置に配置されてなるアンビル6と、チップ5をアンビル6側に向けて加圧し、チップ6とアンビル6との空間に配置されるワークW100を挟み込むことによってチップ5から超音波振動を伝達させるホーン4と、アンビル6と異なる位置に配置され、チップ5とアンビル6との空間に配置されるワークW100を所定の位置で固定する固定部材7と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
超音波振動するチップと、
前記チップと相対する位置に配置されてなるアンビルと、
前記チップを前記アンビル側に向けて加圧し、前記チップと前記アンビルとの空間に配置されるワークが挟み込まれて加圧された状態で前記チップへ超音波振動を伝達させるホーンと、
前記アンビルと異なる位置に配置され、前記チップと前記アンビルとの空間に配置される前記ワークを所定の位置で固定する固定部材と、
を備える、
超音波振動装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
請求項1に記載の超音波振動装置であって、
前記ワークは、
互いに直交する複数の板部を有する曲げ形状をなし、
前記固定部材は、
前記ワークにおける曲げ起点の接合部側を振動垂直方向に固定する、
超音波振動装置。
【請求項3】
請求項1に記載の超音波振動装置であって、
前記ワークは、
複数の接合部を有し、
前記固定部材は、
前記複数の接合部間を固定する、
超音波振動装置。
【請求項4】
請求項1に記載の超音波振動装置であって、
前記ワークは、
長手方向に延びる長尺の形状をなし、
前記固定部材は、
前記ワークの接合境界部と異なる前記ワークの他端側を固定する、
超音波振動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、超音波振動装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、超音波振動するチップと、このチップと相対するアンビルを備える超音波振動装置が記載されている。この超音波振動装置は、チップをアンビル側に加圧することでワークを挟み込むとともに、チップから超音波振動を伝達する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-5779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、ワーク形状について何ら考慮されていない。このため、特許文献1では、ワーク形状によってはチップによる加圧のみで超音波振動する場合、チップによる加圧が不十分となるため、ワークが振動することによって接合の信頼性が低下する虞があり、改善の余地があった。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、ワークの振動を抑制し、接合部の信頼性を確保することができる超音波振動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る超音波振動装置は、超音波振動するチップと、前記チップと相対する位置に配置されてなるアンビルと、前記チップを前記アンビル側に向けて加圧し、前記チップと前記アンビルとの空間に配置されるワークが挟み込まれて加圧された状態で前記チップへ超音波振動を伝達させるホーンと、前記アンビルと異なる位置に配置され、前記チップと前記アンビルとの空間に配置される前記ワークを所定の位置で固定する固定部材と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ワークの振動を抑制し、接合部の信頼性を確保することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態1に係る超音波振動装置の概略構成を示す図である。
図2は、実施の形態2に係るワークおよび固定部材の要部を抽出した上面図である。
図3は、実施の形態2に係る超音波振動装置の概略構成を示す図である。
図4は、実施の形態2に係るワークおよび固定部材の要部を抽出した上面図である。
図5は、実施の形態3に係る超音波振動装置の概略構成を示す図である。
図6は、実施の形態3に係るワークおよび固定部材の要部を抽出した側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態に係る超音波振動装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態により本開示が限定されるものでない。また、以下において、同一の部分には、同一の符号を付して説明する。
【0010】
(実施の形態1)
〔超音波振動装置の概要〕
図1は、実施の形態1に係る超音波振動装置の概略構成を示す図である。なお、図1では、水平方向をx、水平方向と直交する奥行き方向をyおよび水平方向と直交する直交方向をzとして表記する。図1に示す超音波振動装置1は、ワークW100,W101を挟み込ながら加圧し、超音波振動を伝達することでワークW100,W101を接合するものである。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

津田駒工業株式会社
工作機械
3か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
1か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
2か月前
個人
低周波振動発生出力方法
2か月前
日東精工株式会社
着座確認装置
3か月前
個人
パワーデバイスの接合方法
4か月前
日東精工株式会社
ねじ締め装置
4か月前
株式会社コスメック
クランプ装置
3か月前
ウエダ産業株式会社
カッター装置
2か月前
株式会社FUJI
工作機械
2か月前
アズビル株式会社
溶接方法
3か月前
株式会社コスメック
着脱装置
1か月前
日東精工株式会社
チャックユニット
18日前
株式会社不二越
ドリル
2か月前
株式会社ダイヘン
アーク溶接制御方法
3か月前
ダイハツ工業株式会社
冷却構造
18日前
株式会社ダイヘン
くびれ検出制御方法
1か月前
株式会社ダイヘン
アーク溶接制御方法
1か月前
津田駒工業株式会社
回転テーブル装置
4か月前
日進工具株式会社
被覆切削工具
1か月前
国立大学法人 東京大学
加工方法
12日前
株式会社不二越
管用タップ
3か月前
株式会社不二越
管用タップ
1か月前
株式会社ソディック
ワイヤ放電加工装置
1か月前
個人
クーラント装置
3か月前
株式会社小島半田製造所
はんだ線
2か月前
株式会社不二越
エンドミル
3か月前
株式会社不二越
複合加工機
4か月前
ビアメカニクス株式会社
レーザ加工装置
6日前
株式会社ダイヘン
溶接トーチ
1か月前
株式会社ダイヘン
正逆送給アーク溶接方法
4か月前
株式会社不二越
歯車製造装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
積層造形方法
14日前
株式会社ダイヘン
溶接トーチ
1か月前
白光株式会社
ツイーザー装置
21日前
有限会社 ナプラ
接合材用金属粒子
2か月前
続きを見る