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公開番号2024075242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186531
出願日2022-11-22
発明の名称積層造形方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B23K 26/21 20140101AFI20240527BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】エアー流路内にサポートを設けることなく防汚部材を造形可能な積層造形方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る積層造形方法は、レーザー溶接機用の保護ガラスの近傍にエアーを流すことによって前記保護ガラスの汚れを抑制する防汚部材10の積層造形方法であって、エアー出口32に複数のフィン40を有する防汚部材10を積層造形によって一体成型する。複数のフィン40がサポートとしても機能を有するため、エアー流路30内に別途サポートを設ける必要がない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
レーザー溶接機用の保護ガラスの近傍にエアーを流すことによって前記保護ガラスの汚れを抑制する防汚部材の積層造形方法であって、
エアー出口に複数のフィンを有する前記防汚部材を積層造形によって一体成型する、
積層造形方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、積層造形方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
レーザー溶接機には、ミラー及びレンズ等のレーザー光学系を構成する部材を保護する保護ガラスを備えていることがある。
例えば特許文献1には、保護ガラス近傍においてエアーを流すことによって保護ガラスの汚れを抑制する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6852572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、積層造形方法に関し、以下の課題を見出した。
近年、レーザー等を用いて粉末材料を焼結させる積層造形法によって、部品を造形することがある。積層造形法では、粉末材料層にレーザー等を照射し、粉末材料の一部を焼結する。そして、一部が焼結された粉末材料層の上に更に粉末材料層を形成し、レーザー等で粉末材料の一部を焼結する。このように、粉末材料を焼結して積層することを繰り返すことによって、積層造形体を造形する。
【0005】
積層造形法を用いることによって、複雑な形状の積層造形体を造形することができる。例えば、特許文献1に開示された防汚部材(保護ガラスの汚れを抑制するためにエアーを流す流路を形成する部材)を、積層造形法によって造形することがある。積層造形法によって複雑な形状の部材を造形する際には、造形くずれを抑制するために部材内にサポートを設けることがある。例えば、エアー流路を有する防汚部材を積層造形する際には、エアー流路内にサポートを設けることがある。エアー流路内に設けられたサポートは、積層造形後に除去される。しかしながら、エアー流路内が狭いため、エアー流路内に設けられたサポートを除去するために精密な作業を行う必要があった。
【0006】
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、エアー流路内にサポートを設けることなく防汚部材を造形可能な積層造形方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための一態様は、
レーザー溶接機用の保護ガラスの近傍にエアーを流すことによって前記保護ガラスの汚れを抑制する防汚部材の積層造形方法であって、
エアー出口に複数のフィンを有する前記防汚部材を積層造形によって一体成型する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、エアー流路内にサポートを設けることなく防汚部材を造形可能な積層造形方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
積層造形時における、実施の形態に係る防汚部材の模式図である。
図1のII-II線に沿う断面模式図である。
風速の測定結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
(【0011】以降は省略されています)

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