TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024070403
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180869
出願日2022-11-11
発明の名称エレベータかご及びエレベータ
出願人フジテック株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類B66B 5/16 20060101AFI20240516BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】 回転部に加えられる第1回転方向のトルクが設定トルク未満であるときに、回転部の第1回転方向への回転を阻止することができるエレベータかごを提供する。
【解決手段】 エレベータかごにおいては、停止装置は、かご枠に対して固定される固定子と、固定子と協働してエレベータかごをかごレールに停止させる停止位置と、停止位置よりも下方である待機位置と、の間で、固定子に対して可動である可動子と、かご枠に回転可能に接続され、かご枠に対して第1回転方向に回転することによって、可動子を上方へ移動させる回転部と、かご枠に接続され、回転部に加えられる第1回転方向のトルクが設定トルク未満であるときに、回転部の第1回転方向への回転を阻止する回転阻止部と、を備える。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
かごレールに案内されることによって上下方向に走行するエレベータかごであって、
かご枠と、
前記かご枠に取り付けられ、前記エレベータかごを前記かごレールに停止させる停止装置と、を備え、
前記停止装置は、
前記かご枠に対して固定される固定子と、
前記固定子と協働して前記エレベータかごを前記かごレールに停止させる停止位置と、前記停止位置よりも下方である待機位置と、の間で、前記固定子に対して可動である可動子と、
前記かご枠に回転可能に接続され、前記かご枠に対して第1回転方向に回転することによって、前記可動子を上方へ移動させる回転部と、
前記かご枠に接続され、前記回転部に加えられる前記第1回転方向のトルクが設定トルク未満であるときに、前記回転部の前記第1回転方向への回転を阻止する回転阻止部と、を備える、エレベータかご。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記回転阻止部は、前記回転部に加えられる前記第1回転方向のトルクが設定トルク未満であるときに前記回転部の前記第1回転方向への回転を阻止するように、前記かご枠と前記回転部とを接続するトルクリミッタを備える、請求項1に記載のエレベータかご。
【請求項3】
前記トルクリミッタは、前記回転部が前記かご枠に対して前記第1回転方向へ回転するときに、前記かご枠及び前記回転部間の力の伝達を遮断する、請求項2に記載のエレベータかご。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1項に記載のエレベータかごを備える、エレベータ。
【請求項5】
前記エレベータかごの走行速度を検出する調速機を備え、
前記調速機は、
前記エレベータかごに接続される無端環状のガバナロープと、
前記ガバナロープが巻き掛けられるガバナ車と、
前記エレベータかごの走行速度が設定速度になった場合に、前記ガバナロープを把持する把持部と、を備え、
前記回転阻止部による前記阻止が解除された後に、前記回転部が前記第1回転方向へ回転するために必要なトルクは、前記設定トルクに対して、一定である又は減少する、請求項4に記載のエレベータ。
【請求項6】
前記設定トルクは、前記エレベータかごが設定加速度で下方へ移動したときに前記回転部に前記第1回転方向へ加えられるトルクである、請求項5に記載のエレベータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、エレベータかご及びエレベータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、エレベータかごは、かご枠と、かごをかごレールに停止させる停止装置とを備えている。そして、停止装置は、かごに固定される固定子と、上方へ移動することによって、固定子と協働してかごをかごレールに停止させる可動子と、かご枠に対して第1回転方向へ回転することによって、可動子を上方へ移動させる回転部とを備えている(例えば、特許文献1)。
【0003】
ところで、特許文献1に係るエレベータかごは、回転部が第1回転方向に回転することを抑制するために、回転部に第1回転方向と反対方向に弾性復元力を加える弾性体を備えている。しかしながら、回転部に第1回転方向のトルクが少しでも加えられた場合に、回転部は、弾性体の弾性復元力に反して、第1回転方向に回転することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-219450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、課題は、回転部に加えられる第1回転方向のトルクが設定トルク未満であるときに、回転部の第1回転方向への回転を阻止することができるエレベータかご及びエレベータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
エレベータかごは、かごレールに案内されることによって上下方向に走行するエレベータかごであって、かご枠と、前記かご枠に取り付けられ、前記エレベータかごを前記かごレールに停止させる停止装置と、を備え、前記停止装置は、前記かご枠に対して固定される固定子と、前記固定子と協働して前記エレベータかごを前記かごレールに停止させる停止位置と、前記停止位置よりも下方である待機位置と、の間で、前記固定子に対して可動である可動子と、前記かご枠に回転可能に接続され、前記かご枠に対して第1回転方向に回転することによって、前記可動子を上方へ移動させる回転部と、前記かご枠に接続され、前記回転部に加えられる前記第1回転方向のトルクが設定トルク未満であるときに、前記回転部の前記第1回転方向への回転を阻止する回転阻止部と、を備える。
【0007】
エレベータは、前記のエレベータかごを備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係るエレベータの概要図
同実施形態に係るエレベータかごの要部正面図((a):可動子が待機位置に位置する図、(b):可動子が停止位置に位置する図)
同実施形態に係るエレベータかごの要部斜視図
調速機の把持部の把持力と可動子の位置との関係を示す図
他の実施形態に係るエレベータかごの要部正面図((a):可動子が待機位置に位置する図、(b):可動子が停止位置に位置する図)
【発明を実施するための形態】
【0009】
各図面において、構成要素の寸法は、例えば、理解を容易にするために、実際の寸法に対して拡大、縮小して示す場合があり、また、各図面の間での寸法比は、一致していない場合がある。なお、各図面において、例えば、理解を容易にするために、構成要素の一部を省略して示す場合がある。
【0010】
第1、第2等の序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、構成要素は、この用語によって特に限定されるものではない。なお、序数を含む構成要素の個数は、特に限定されず、例えば、一つでもよい場合がある。また、以下の明細書及び図面で用いられる序数は、特許請求の範囲に記載された序数と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ユニパルス株式会社
吊具
4か月前
個人
高低間移動補助装置
10か月前
ユニパルス株式会社
吊具
4か月前
ユニパルス株式会社
吊具装置
10か月前
ユニパルス株式会社
吊具装置
10か月前
個人
吊りバケット装置
6か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
3か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
6か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
2か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
6か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
1か月前
株式会社フジタ
昇降装置
9か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
9か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
6か月前
株式会社ノセ技研
バケット
6か月前
株式会社アイセイ
搬送装置
7か月前
ユニパルス株式会社
物品昇降装置
9か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
9か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
1か月前
有限会社矢島製作所
ローダ
10か月前
株式会社北川鉄工所
吊荷制御方法
3か月前
ダイコー興産株式会社
引掛具
10か月前
フジテック株式会社
エレベータ
5か月前
株式会社ニシキ
可変型吊り天秤
1か月前
フジテック株式会社
エレベータ
10か月前
大同特殊鋼株式会社
治具
2か月前
フジテック株式会社
エレベータ
4か月前
フジテック株式会社
エレベータ
3か月前
株式会社豊田自動織機
フォークリフト
8か月前
フジテック株式会社
乗客コンベア
10か月前
フジテック株式会社
乗客搬送装置
4か月前
フジテック株式会社
乗客コンベア
9か月前
フジテック株式会社
乗客コンベア
8か月前
フジテック株式会社
乗客コンベア
10か月前
フジテック株式会社
乗客コンベア
11か月前
フジテック株式会社
乗客コンベア
10か月前
続きを見る