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公開番号2024066866
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2022176637
出願日2022-11-02
発明の名称生体情報検出装置
出願人トヨタ紡織株式会社,国立大学法人金沢大学
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類A61B 5/11 20060101AFI20240509BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 複雑な処理工程を実行することなく、生体情報を検出可能な生体情報検出装置の一例を開示する。
【解決手段】 生体情報を検出するための第1センサ11と、シート1の振動を検出するための第2センサ12とを備え、第1センサ11の出力値と第2センサ12の出力を実数倍した値との差分を利用して生体情報を検出する。さらに、第2センサ12は、第1センサ11より逆向き側にずれた位置であって、かつ、シートのクッション材32より逆向き側にずれた位置に配置されていることである。なお、「逆向き」とは、入力方向において、シートの表面から当該シートの裏面に向かう向きをいう。入力方向とは、第1センサ11が配置された部位を通り、シートの表面と略直交する仮想線Loと平行な方向をいう。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートに着席している着席者の生体情報を取得可能な生体情報検出装置において、
前記シートに設けられた第1センサであって、生体情報を検出するための第1センサと、
前記シートの振動を検出するための第2センサと、
前記第1センサの出力値と前記第2センサの出力を実数倍した値との差分、又は前記第1センサの出力値を実数にて除算した値と前記第2センサの出力値との差分を利用して生体情報を出力する生体情報演算部とを備え、
前記第1センサが配置された部位を通り、前記シートの表面と略直交する仮想線と平行な方向を入力方向とし、当該入力方向において、前記シートの表面から当該シートの裏面に向かう向きを「逆向き」としたとき、
前記第2センサは、前記第1センサより逆向き側にずれた位置であって、かつ、前記シートのクッション材より逆向き側にずれた位置に配置されている生体情報検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、着席者の生体情報を検出する生体情報検出装置に関する。なお、生体情報とは、例えば、呼吸数や心拍数等の生体が発する情報をいう。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の発明では、生体情報センサと、外来振動を検出する加速度センサを有している。そして、当該発明では、加速度センサの検出値を利用してノイズ成分を推定した後、生体情報センサの検出値から当該ノイズ成分を除去することにより、生体情報を検出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-136989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明では、加速度センサの検出値からノイズ成分を推定するために、複雑な処理工程が必要となるので、当該処理を実行するための演算装置が必要である。
本開示は、上記点に鑑み、複雑な処理工程を実行することなく、生体情報を検出可能な生体情報検出装置の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
シート(1)に着席している着席者の生体情報を取得可能な生体情報検出装置は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、シートに設けられた第1センサ(11)であって、生体情報を検出するための第1センサ(11)と、シート(1)の振動を検出するための第2センサ(12)と、第1センサ(11)の出力値と第2センサ(12)の出力を実数倍した値との差分、又は第1センサ(11)の出力値を実数にて除算した値と第2センサ(12)の出力値との差分を利用して生体情報を出力する生体情報演算部(13)とを備え、第2センサ(12)は、第1センサ(11)より逆向き側にずれた位置であって、かつ、シートのクッション材(32、52)より逆向き側にずれた位置に配置されていることである。
【0006】
なお、「逆向き」とは、入力方向において、シートの表面から当該シートの裏面に向かう向きをいう。入力方向とは、第1センサ(11)が配置された部位を通り、シートの表面と略直交する仮想線(Lo)と平行な方向をいう。
【0007】
そして、第2センサ(12)がシートのクッション材(32、52)より逆向き側にずれた位置に配置されているので、呼吸数や心拍数等の生体が発する振動がクッション材(32、52)等により吸収・遮断される。このため、第2センサ(12)は、主に、シートに入力する外来振動を検出し、生体情報に起因するシートの振動を検出しない。
【0008】
このため、第1センサ(11)の出力値と第2センサ(12)の出力を実数倍した値との差分、又は第1センサ(11)の出力値を実数にて除算した値と第2センサ(12)の出力値との差分の絶対値は、概ね呼吸数や心拍数等の生体が発する振動、つまり生体情報となる。
【0009】
また、外来振動は、概ね、入力方向に沿ってシートの裏面から当該シートの表面に向かって伝達されていく。そして、当該生体情報検出装置では、第2センサ(12)が第1センサ(11)に対して入力方向にずれている。
【0010】
このため、第1センサ(11)が検出する外来振動と第2センサ(12)が検出する外来振動との位相差が小さくなる。したがって、当該生体情報検出装置では、複雑な処理工程を実行することなく、生体情報を検出することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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