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公開番号2024065878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174952
出願日2022-10-31
発明の名称エアタンクの固定具
出願人株式会社タバタ
代理人弁理士法人白浜国際特許商標事務所
主分類A44B 11/12 20060101AFI20240508BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】ベルト調整を容易に行うことができるとともに、ワンタッチで締結を解除することのできるエアタンクの固定具の提供。
【解決手段】エアタンクの固定具1は、第1及び第2端部21,22を有するベルト20と、ベルトの第1端部21に取り付けられた連結リング40と、ベルトの第2端部22が取り付けられたバックル30とを備える。バックル30は、連結リング40の係止部41が係脱可能に係止される係止溝70を有し、係止溝70は、背面側へ向かって次第に幅広となる開放口71を有し、バックル30の正面には、ベルト20と連結リング40との連結を解除する際に、エアタンク3の外周面に当接される屈曲部62が位置する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
エアタンクの固定具であって、
前記固定具は、第1及び第2端部を有するベルトと、前記ベルトの前記第1端部に取り付けられた連結リングと、前記ベルトの前記第2端部が取り付けられたバックルとを備え、
前記バックルは、正面及び背面と、先端縁と、基端縁と、基端部と、前記基端部に位置する、前記連結リングの係止部が係脱可能に係止される係止溝とを有し、
係止溝は、前記背面側へ向かって次第に幅広となる開放口を有し、
前記バックルの前記正面には、前記ベルトと前記連結リングとの連結を解除する際に、前記エアタンクの外周面に当接される屈曲部が位置する固定具。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記係止溝の内周面は、前記バックルの先端側に位置する傾斜壁面と、前記傾斜壁面から正面側へ延びる第1壁面とを有し、前記第1壁面と前記連結リングの前記係止部の中心点から延びる引張力の仮想線とがなす角度αは90度以下である請求項1に記載の固定具。
【請求項3】
前記係止溝の内周面は、基端側に位置する第2壁面と、前記第1壁面と前記第2壁面とをつなぐ底壁をさらに有し、前記傾斜壁面と前記第1壁面との間には、角部が位置し、前記底壁面と前記角部との離間寸法が前記係止部の半径よりも大きい請求項1又は2に記載の固定具。
【請求項4】
前記屈曲部は、前記バックルの縦寸法の中央部分近傍に位置する請求項1~3のいずれかに記載の固定具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ダイバー等が使用する空気入りのエアタンク(ボンベ)をハーネスに固定するための固定具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エアタンクをハーネスに固定するための固定具は、公知である。例えば、特許文献1には、ハーネスにエアタンクを取り外し可能に固定するためのベルトと、ベルトの締め付け手段となるバックルとを備えた固定具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-51890号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の固定具によれば、バックルのベルト挿通部にベルトの一部を通して、ベルトを締め付けて十分に緊張状態となった時点で仮締めが完了するので、ベルトの長さ調整を容易に行うことができる。
【0005】
かかる固定具においては、バックルによる締結を解除するためには、操作者がエアタンクからバックルを離間させるように持ち上げる必要がある。エアタンクだけではなく、ダイビング後において水を多く含んだ状態の浮力調整ジャケットを引き上げるようにして持ち上げることになるので、手間である。
【0006】
また、従来公知のエアタンクの固定具として、ベルトの一端に取り付けられた金属製のリングと、他端に取り付けられた、リングが係止される金属製の係止部材とから構成されたものがあるが、かかる固定具の場合には、ベルトの長さ調整が行われた状態で固定具の締結が行われて仮締めができないので、ベルトの締め付け度合いを把握し難いといえる。また、金属製の固定具の締結を解除するためには、操作者が両手で作業する必要がある。
【0007】
そこで、本発明の課題は、ベルト調整を容易に行うことができるとともに、ワンタッチで締結を解除することのできるエアタンクの固定具の提供に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
エアタンクの固定具に関する。
【0009】
本願のエアタンクの固定具は、前記固定具は、第1及び第2端部を有するベルトと、前記ベルトの前記第1端部に取り付けられた連結リングと、前記ベルトの前記第2端部が取り付けられたバックルとを備え、前記バックルは、正面及び背面と、先端縁と、基端縁と、基端部と、前記基端部に位置する、前記連結リングの係止部が係脱可能に係止される係止溝とを有し、係止溝は、前記背面側へ向かって次第に幅広となる開放口を有し、前記バックルの前記正面には、前記ベルトと前記連結リングとの連結を解除する際に、前記エアタンクの外周面に当接される屈曲部が位置することを特徴する。
【0010】
本発明に係るエアタンクの固定具は、以下の好ましい実施態様を含む。
(1)前記係止溝の内周面は、前記バックルの先端側に位置する傾斜壁面と、前記傾斜壁面から正面側へ延びる第1壁面とを有し、前記第1壁面と前記連結リングの前記係止部の中心点から延びる引張力の仮想線とがなす角度αは90度以下である。
(2)前記係止溝の内周面は、基端側に位置する第2壁面と、前記第1壁面と前記第2壁面とをつなぐ底壁をさらに有し、前記傾斜壁面と前記第1壁面との間には、角部が位置し、前記底壁面と前記角部との離間寸法が前記係止部の半径よりも大きい。
(3)前記屈曲部は、前記バックルの縦寸法の中央部分近傍に位置する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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