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公開番号
2024022439
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-02-16
出願番号
2023002275
出願日
2023-01-11
発明の名称
バックル装置
出願人
台灣百和工業股ふん有限公司
代理人
個人
,
個人
主分類
A44B
11/25 20060101AFI20240208BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】バックル装置を提供する。
【解決手段】取り巻いて差込孔を形成する周囲壁を含む雌バックルと、雄バックル本体と、雄バックル本体に間隔をおいて設けられ、且つ雄バックル本体の差込側に位置し、雌バックルの差込孔に係合するための2つの係合部と、2つの係合部の間に連結される弾性連結素子と、制動部、及び一端が制動部に連結され、他端が弾性連結素子に連結される連結線を有する制動素子と、を含む雄バックルと、を備え、雄バックルの係合部が雌バックルの差込孔に係合する時に、制動部は、外力によって引っ張られ、弾性連結素子が力を受けて曲がるようにし、更に2つの係合部を引き寄せて差込孔から脱離させるためのバックル装置。それにより、バックル装置の汎用性を向上させることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
取り巻いて差込孔を形成する周囲壁を含む雌バックルと、
雄バックル本体と、前記雄バックル本体に間隔をおいて設けられ、且つ前記雄バックル本体の差込側に位置し、前記雌バックルの前記差込孔に係合するための2つの係合部と、2つの前記係合部の間に連結される弾性連結素子と、制動部、及び一端が前記制動部に連結され、他端が前記弾性連結素子に連結される連結線を有する制動素子と、を含む雄バックルと、
を備え、
前記雄バックルの2つの前記係合部が前記雌バックルの前記差込孔に係合する時に、前記制動部は、外力によって引っ張られ、前記弾性連結素子が力を受けて曲がるようにし、更に2つの前記係合部を引き寄せて前記差込孔から脱離させるためのバックル装置。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記弾性連結素子は、円弧状を呈し、且つ各前記係合部の内側に一体に連結される2つの連結脚と、2つの前記連結脚の間に一体に連結され、且つ各前記連結脚よりも前記雄バックル本体に隣接する円弧頂部と、を含む請求項1に記載のバックル装置。
【請求項3】
前記弾性連結素子は、前記円弧頂部に位置する凸部を更に含み、且つ前記連結線は、前記凸部により位置制限される請求項2に記載のバックル装置。
【請求項4】
前記雌バックルは、前記周囲壁に設けられ、且つ前記差込孔に連通する2つの逆掛け溝を更に含み、各前記係合部は、各前記逆掛け溝に係合するためのフック部と、前記雄バックル本体に連結される脚部と、を含み、各前記フック部と各前記脚部が一体に連結される請求項1に記載のバックル装置。
【請求項5】
2つの前記脚部は、互いに向かって傾斜して角度をなす請求項4に記載のバックル装置。
【請求項6】
各前記係合部は、各前記脚部の前記雄バックル本体に近い一端に位置する当接構造を更に含み、前記周囲壁は、2つの側壁部を含み、2つの前記当接構造は、それぞれ前記周囲壁の2つの前記側壁部に当接するために用いられる請求項5に記載のバックル装置。
【請求項7】
前記雌バックルは、前記雌バックルの前記周囲壁に設けられ、且つ前記差込孔に連通して、前記連結線を貫通させるための位置制限溝を更に含む請求項1に記載のバックル装置。
【請求項8】
前記雌バックルは、複数の補強リブを更に含み、前記周囲壁は、上壁部及び下壁部を含み、前記補強リブは、前記差込孔内に位置し、且つ前記上壁部と前記下壁部との間に設けられる請求項1に記載のバックル装置。
【請求項9】
前記雄バックル本体は、
矩形を形成するように連結される2つの第1ロッド部及び2つの第2ロッド部を含み、1つの前記第1ロッド部に2つの前記係合部が連結されるフレームと、
2つの前記第2ロッド部の間に連結され、且つ前記第1ロッド部に向かう複数の鋸歯構造を有するクロスバーと、
を含む請求項1に記載のバックル装置。
【請求項10】
前記制動部は、発光素子を有する請求項1に記載のバックル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バックル装置に関し、特に、雌バックル及び雄バックルによって係合するバックル装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
生活の利便性を満たすために、バックル装置は、人々がバックパックや手袋等のアクセサリーを身に着けたり、身から取り外したりすることを便利にするために、様々な分野で広く使用されている。人々が自分でバックル装置を取り外すことを容易にするために、関連業者は使用者が押圧方式で取り外し可能なバックル装置を開発しており、これにより使用者の操作の利便性を向上させる。しかしながら、押圧方式で操作する周知のバックル装置は、使用者の指の大きさに制限され、小型のバックル装置を設計することができず、バックル装置の使用可能な汎用性を低下させ、また、両手で手袋を着用している場合等、両手が操作しにくい状況では、バックル装置を押圧方式で取り外すことができず、手袋を脱いで操作しなければならず、押圧方式のバックル装置はかえって使用者の操作を困難にする。
【0003】
これに鑑みて、使用者が容易に操作でき、且つ小型化が可能なバックル装置は、やはり現在関連業者が協力して取り組んでいる目標である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、制動素子の構成によって、バックル装置の構造及び大きさがバックル装置の取り外しに制限されることを回避し、これによりバックル装置を小型化して、バックル装置の汎用性を向上させるバックル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態によれば、取り巻いて差込孔を形成する周囲壁を含む雌バックルと、雄バックル本体と、雄バックル本体に間隔をおいて設けられ、且つ雄バックル本体の差込側に位置し、雌バックルの差込孔に係合するための2つの係合部と、2つの係合部の間に連結される弾性連結素子と、制動部、及び一端が制動部に連結され、他端が弾性連結素子に連結される連結線を有する制動素子と、を含む雄バックルと、を備え、雄バックルの2つの係合部が雌バックルの差込孔に係合する時に、制動部は、外力によって引っ張られ、弾性連結素子が力を受けて曲がるようにし、更に2つの係合部を引き寄せて差込孔から脱離させるためのバックル装置を提供する。
【0006】
前の段落に記載の実施形態のバックル装置によれば、弾性連結素子は、円弧状を呈し、且つ各係合部の内側に一体に連結される2つの連結脚と、2つの連結脚の間に一体に連結され、且つ各連結脚よりも雄バックル本体に隣接する円弧頂部と、を含んでもよい。
【0007】
前の段落に記載の実施形態のバックル装置によれば、弾性連結素子は、円弧頂部に位置する凸部を更に含んでもよく、且つ連結線は、凸部により位置制限される。
【0008】
前の段落に記載の実施形態のバックル装置によれば、雌バックルは、周囲壁に設けられ、且つ差込孔に連通する2つの逆掛け溝を更に含んでもよく、各係合部は、各逆掛け溝に係合するためのフック部と、雄バックル本体に連結される脚部と、を含み、各フック部と各脚部が一体に連結される。
【0009】
前の段落に記載の実施形態のバックル装置によれば、2つの脚部は、互いに向かって傾斜して角度をなす。
【0010】
前の段落に記載の実施形態のバックル装置によれば、各係合部は、各脚部の雄バックル本体に近い一端に位置する当接構造を更に含んでもよく、周囲壁は、2つの側壁部を含み、2つの当接構造は、それぞれ周囲壁の2つの側壁部に当接するために用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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