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公開番号2024021197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022123871
出願日2022-08-03
発明の名称嵌合固定具
出願人株式会社タクト
代理人個人,個人
主分類A44B 18/00 20060101AFI20240208BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約【課題】固定強度が高く、容易に着脱可能な新規な固定具を提供する。
【解決手段】第1対象物及び第2対象物を固定する嵌合固定具であって、第1対象物に取り付けられる、第1基板14上に所定間隔を空けて配置された複数列の第1垂直板部材16を具備する第1嵌合部材10と、第2対象物に取り付けられる、第2基板20上に所定間隔を空けて配置された複数列の第2垂直板部材22を具備する第2嵌合部材12と、を備え、第1対象物及び第2対象物を固定する際、第1嵌合部材10の第1垂直板部材16の間に第2嵌合部材12の第2垂直板部材22が嵌合されると共に、第2嵌合部材12の第2垂直板部材22の間に第1嵌合部材10の第1垂直板部材16が嵌合される嵌合固定具1である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1対象物及び第2対象物を固定する嵌合固定具であって、
前記第1対象物に取り付けられる、第1基板上に所定間隔を空けて配置された複数列の第1垂直板部材を具備する第1嵌合部材と、
前記第2対象物に取り付けられる、第2基板上に所定間隔を空けて配置された複数列の第2垂直板部材を具備する第2嵌合部材と、を備え、
前記第1対象物及び第2対象物を固定する際、前記第1嵌合部材の第1垂直板部材の間に前記第2嵌合部材の第2垂直板部材が嵌合されると共に、前記第2嵌合部材の第2垂直板部材の間に前記第1嵌合部材の第1垂直板部材が嵌合されることを特徴とする嵌合固定具。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記第1垂直板部材及び第2垂直板部材が、傘部及び柄部を具備する傘状板部が列方向に連結して形成された板部材であることを特徴とする請求項1記載の嵌合固定具。
【請求項3】
前記第1垂直板部材及び第2垂直板部材が、その表面に列方向に延在する複数の線状溝を有していることを特徴とする請求項1記載の嵌合固定具。
【請求項4】
前記第1嵌合部材及び第2嵌合部材が、同一形状の部材であることを特徴とする請求項1記載の嵌合固定具。
【請求項5】
前記第1嵌合部材及び第2嵌合部材が、それぞれ3Dプリンタによって一体造形されたことを特徴とする請求項1記載の嵌合固定具。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか記載の嵌合固定具の製造方法であって、
3Dプリンタを用いて、樹脂を基板側から傘部側へ積層することにより成形することを特徴とする嵌合固定具の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの対象物を固定するための嵌合固定具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、壁面取付け家具など比較的重量のあるものを壁面に固定する場合、ビスや専用金具を用いて固定する方法が知られている。
【0003】
一方、比較的軽量なものを着脱可能に固定する場合、面ファスナーや磁石を用いて固定する方法が知られており、これらを用いた様々な固定具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-056802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ビスや専用金具を用いて固定する場合、固定強度は高いが、取り外しが煩雑であるという問題があった。また、面ファスナーや磁石を用いて固定する場合、着脱が容易であるが、重量のあるものには適用できないという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、固定強度が高く、容易に着脱可能な新規な固定具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、第1基板上に所定間隔を空けて配置された複数列の第1垂直板部材を具備する第1嵌合部材と、第2基板上に所定間隔を空けて配置された複数列の第2垂直板部材を具備する第2嵌合部材とを、それぞれの対象物に取り付け、第1嵌合部材及び第2嵌合部材を嵌合して対象物同士を固定することにより、上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の通りである。
[1]第1対象物及び第2対象物を固定する嵌合固定具であって、
前記第1対象物に取り付けられる、第1基板上に所定間隔を空けて配置された複数列の第1垂直板部材を具備する第1嵌合部材と、
前記第2対象物に取り付けられる、第2基板上に所定間隔を空けて配置された複数列の第2垂直板部材を具備する第2嵌合部材と、を備え、
前記第1対象物及び第2対象物を固定する際、前記第1嵌合部材の第1垂直板部材の間に前記第2嵌合部材の第2垂直板部材が嵌合されると共に、前記第2嵌合部材の第2垂直板部材の間に前記第1嵌合部材の第1垂直板部材が嵌合されることを特徴とする嵌合固定具。
[2]前記第1垂直板部材及び第2垂直板部材が、傘部及び柄部を具備する傘状板部が列方向に連結して形成された板部材であることを特徴とする上記[1]記載の嵌合固定具。
[3]前記第1垂直板部材及び第2垂直板部材が、その表面に列方向に延在する複数の線状溝を有していることを特徴とする上記[1]又は[2]記載の嵌合固定具。
[4]前記第1嵌合部材及び第2嵌合部材が、同一形状の部材であることを特徴とする上記[1]~[3]のいずれか記載の嵌合固定具。
[5]前記第1嵌合部材及び第2嵌合部材が、それぞれ3Dプリンタによって一体造形されたことを特徴とする上記[1]~[4]のいずれか記載の嵌合固定具。
【0009】
[6]上記[1]~[5]のいずれか記載の嵌合固定具の製造方法であって、
3Dプリンタを用いて、樹脂を基板側から傘部側へ積層することにより成形することを特徴とする嵌合固定具の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明の嵌合固定具は、固定強度が高く、容易に着脱可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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