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公開番号2024065574
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174505
出願日2022-10-31
発明の名称注射針
出願人株式会社タスク
代理人個人,個人
主分類A61M 5/32 20060101AFI20240508BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 側面に開口を有する場合であっても、確実に刺通抵抗を低減可能な注射針を提供する。
【解決手段】 中空円筒状の本体部12と、本体部12の先端を塞ぐように接合された、湾曲した外形を有する先端部14と、本体部12の側面に開けられた側面開口部20と、を備え、側面開口部20が上に配置された状態の軸方向Gに沿った側面視で、側面開口部20を囲む領域が略円弧状の凹形状を有し、凹形状の先端側のエッジとなる位置においてなだらかな曲面を有する先端側面取部30を有し、凹形状の後端側のエッジとなる位置において、なだらかな曲面を有する後端側面取部40を有する注射針10を提供する。
【選択図】図4B
特許請求の範囲【請求項1】
中空円筒状の本体部と、
前記本体部の先端を塞ぐように接合された、湾曲した外形を有する先端部と、
前記本体部の側面に開けられた側面開口部と、
を備え、
前記側面開口部が上に配置された状態の軸方向に沿った側面視で、前記側面開口部を囲む領域が略円弧状の凹形状を有し、
前記凹形状の先端側のエッジとなる位置においてなだらかな曲面を有する先端側面取部を有し、
前記凹形状の後端側のエッジとなる位置において、なだらかな曲面を有する後端側面取部を有することを特徴とする注射針。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記本体部の外径が22G以上30G以下の範囲にあり、
前記側面開口部が上に配置された状態の軸方向に沿った側面視で、
前記先端側面取部の最も高い位置と前記本体部の上側の外形線との間の高さ方向の距離が0.04mm以上0.10mm以下の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の注射針。
【請求項3】
前記本体部の外径が22G以上30G以下の範囲にあり、
前記先端側のエッジ部を有すると仮定した場合の前記エッジ部を含む軸方向に垂直な断面の外形面積をAとし、軸方向の同じ位置での前記先端側面取部を有する場合の軸方向に垂直な断面の外形面積をBとすると、
(A-B)/Aの値が3.0%より大きく4.8%より小さい範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の注射針。
【請求項4】
前記本体部の外径が22G以上30G以下の範囲にあり、
前記後端側のエッジ部を有すると仮定した場合の前記エッジ部を含む軸方向に垂直な断面の外形面積をCとし、軸方向の同じ位置での前記後端側面取部を有する場合の軸方向に垂直な断面の外形面積をDとすると、
(C-D)/Cの値が0.1%より大きい範囲にあることを特徴とする請求項3に記載の注射針。
【請求項5】
前記側面開口部が上に配置された状態の軸方向に沿った側面視で、
前記先端側面取部及び前記後端側面取部が円弧状の凸形状を有することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の注射針。
【請求項6】
前記側面開口部が上に配置された状態の平面視で、
前記側面開口部が軸方向に延びた楕円または長円の形状を有することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の注射針。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、注射針、特に側面に開口部を有する注射針に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
刺通抵抗を低減することが注射針の重要な課題であるが、この課題に対処するため、超弾性金属で形成された肉厚が0.3mm以下の注射針が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-225940号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の注射針は、先端に開口を有する一般的な注射針であるが、注射針の側面に開口部を有する所謂サイドホール注射針も、美容外科をはじめとする様々な分野で用いられている。このようなサイドホール注射針では、皮内に薬液を広く行き渡らせるため、注射針を皮内で前後方向に移動させるまたは回転させる場合がある。このため、刺通抵抗が増大して、皮内での内出血や血管損傷が起きる虞がある。よって、サイドホール注射針では、刺通抵抗を低減することがより重要となる。
【0005】
従って、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、側面に開口を有する場合であっても、確実に刺通抵抗を低減可能な注射針を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの実施態様に係る注射針では、
中空円筒状の本体部と、
前記本体部の先端を塞ぐように接合された、湾曲した外形を有する先端部と、
前記本体部の側面に開けられた側面開口部と、
を備え、
前記側面開口部が上に配置された状態の軸方向に沿った側面視で、前記側面開口部を囲む領域が略円弧状の凹形状を有し、
前記凹形状の先端側のエッジとなる位置においてなだらかな曲面を有する先端側面取部を有し、
前記凹形状の後端側のエッジとなる位置において、なだらかな曲面を有する後端側面取部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、側面開口を有する場合であっても、確実に刺通抵抗を低減可能な注射針を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の1つの実施形態に係る注射針を模式的に示す斜視図である。
従来の側面開口を有する注射針を模式的に示す斜視図である。
側面開口を有する注射針の一般的な製造方法を示す図である。
本発明の1つの実施形態に係る注射針を模式的に示す平面図である。
図4Aの断面A-Aを示す側面断面図である。
従来の側面開口を有する注射針を模式的に示す平面図である。
図5Aの断面B-Bを示す側面断面図である。
注射針を前後に移動させた場合の往路における刺通抵抗値の変化を示すグラフである。
注射針を前後に移動させた場合の復路における刺通抵抗値の変化を示すグラフである。
本発明に係る22Gの注射針において、外形面積を算出する軸方向に垂直な断面の位置を示す斜視図である。
先端からの軸方向の長さを横軸とし、図6Aに示す軸方向に垂直な断面の外形面積を縦軸とする断面積変化を示す折線グラフである。
本発明に係る30Gの注射針において、外形面積を算出する軸方向に垂直な断面の位置を示す斜視図である。
先端からの軸方向の長さを横軸とし、図67に示す軸方向に垂直な断面の外形面積を縦軸とする断面積変化を示す折線グラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の機能を有する対応する部材には、同じ参照番号を付している。
【0010】
(本発明の1つの実施形態に係る注射針)
はじめに、図1から図3を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る注射針について、従来の側面開口を有する注射針と比較しながら説明を行う。図1は、本発明の1つの実施形態に係る注射針を模式的に示す斜視図である。図2は、従来の側面開口を有する注射針を模式的に示す斜視図である。図3は、側面開口を有する注射針の一般的な製造方法を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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