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公開番号
2024065347
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-15
出願番号
2022174170
出願日
2022-10-31
発明の名称
中留、時計用バンド、および時計
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A44C
5/18 20060101AFI20240508BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】脱落し難く、安定した装着性を備えた中留を提供すること。
【解決手段】中留は、複数の板部材と、前記複数の板部材が折り畳まれた状態でロック可能なロック機構とを有し、第1バンドに連結される中留本体と、第2バンドが挿入される開口を有し、前記中留本体に回動可能に連結される剣先保持部と、を備え、前記剣先保持部は、腕に装着された場合に、前記複数の板部材のうち最も前記腕側に配置される下板に重なる位置に配置される底板と、前記底板から前記下板側に突出し、前記第2バンドの小穴に挿入される係合ピンと、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の板部材と、前記複数の板部材が折り畳まれた状態でロック可能なロック機構とを有し、第1バンドに連結される中留本体と、
第2バンドが挿入される開口を有し、前記中留本体に回動可能に連結される剣先保持部と、を備え、
前記剣先保持部は、腕に装着された場合に、前記複数の板部材のうち最も前記腕側に配置される下板に重なる位置に配置される底板と、前記底板から前記下板側に突出し、前記第2バンドの小穴に挿入される係合ピンと、を有する、
中留。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記剣先保持部は、側板を備える、
請求項1に記載の中留。
【請求項3】
前記係合ピンは、1つである、
請求項2に記載の中留。
【請求項4】
前記ロック機構を操作するボタンを有し、
前記ボタンと、前記側板とは当接しない、
請求項3に記載の中留。
【請求項5】
前記中留本体は、前記剣先保持部側に突出する凸部を備え、
前記係合ピンは、前記凸部に当接可能な位置に設けられる、
請求項3に記載の中留。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の中留と、
前記第1バンドと、
複数の小穴を有する前記第2バンドと、
を備える時計用バンド。
【請求項7】
請求項6に記載の時計用バンドを備える、
時計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、中留、当該中留を備えた時計用バンド、および時計に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
12時側の尾錠バンドと、6時側の剣先バンドとを連結するとともに、バンドの長さ調整機能を有する折畳み式の中留が知られている。
例えば、特許文献1には、三つ折れ中留における下板の外端下に剣先バンドを挿し通し、剣先バンドを、下板と支え枠間に通して並設される止孔群中の2個を2本の挿し止めピンに挿し止めて取付ける中留構造が開示されている。当該文献に拠れば、腕へのバンド装着時において、挿し止めピンは、下板における腕側に突出して設けられており、剣先バンドの止孔に挿通されるとしている。なお、挿し止めピンのことを係合ピンともいう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3046392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の中留では、装着時において剣先バンドが外れてしまう虞があった。詳しくは、当該中留では、下板に係合ピンが設けられており、その係合ピンの挿通長さで剣先バンドを保持する構造となっているため、腕への装着時において、腕と下板との間に隙間が生じた場合、係合ピンから剣先バンドが外れ、脱落してしまう虞があった。つまり、脱落し難く、安定した装着性を備えた中留、バンド、および時計が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願に係る一態様の中留は、複数の板部材と、前記複数の板部材が折り畳まれた状態でロック可能なロック機構とを有し、第1バンドに連結される中留本体と、第2バンドが挿入される開口を有し、前記中留本体に回動可能に連結される剣先保持部と、を備え、前記剣先保持部は、腕に装着された場合に、前記複数の板部材のうち最も前記腕側に配置される下板に重なる位置に配置される底板と、前記底板から前記下板側に突出し、前記第2バンドの小穴に挿入される係合ピンと、を有する。
【0006】
本願に係る一態様の時計用バンドは、上記の中留と、前記第1バンドと、複数の小穴を有する前記第2バンドと、を備える。
【0007】
本願に係る一態様の時計は、上記の時計用バンドを備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係るバンドの概要を示す斜視図。
時計の正面図。
中留を表面側から観察した展開時の平面図。
中留を裏面側から観察した展開時の平面図。
剣先保持部の斜視図。
中留の折畳み時の側面図。
比較例の時計バンドの斜視図。
変形例の剣先保持部の側面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態1
***時計とバンドの概要***
図1は、時計用バンドの概要を示す斜視図である。図2は、時計の正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0010】
図1に示すように、時計用バンド100は、第1バンド11と、第2バンド12と、第1バンド11と第2バンド12とを連結する中留50などから構成される。
中留50は、中留本体45と、剣先保持部40とから構成される。中留本体45は、カバー部材20、ロック機構24、中板25、下板28などから構成されており、ロック機構24の両側面に設けられた操作ボタン15を押すことにより、係合ツメ17が解除され、図1に示すように展開して伸びる構成となっている。なお、中板25、下板28を備えた3つ折りの中留構造に限定するものではなく、腕へ装着する時や、腕から取り外す時に展開して広がる中留構造であれば良い。
(【0011】以降は省略されています)
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