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公開番号
2024008747
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-01-19
出願番号
2022110868
出願日
2022-07-09
発明の名称
装飾品
出願人
楠本技研株式会社
代理人
個人
主分類
A44C
17/00 20060101AFI20240112BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】装飾性の高い装飾品の提供を目的とする。
【解決手段】基材2と、焼結ダイヤモンド3と、からなる装飾品1であって、基材2と、焼結ダイヤモンド3と、が装飾面8に対して横方向に隣接する。基材2又は焼結ダイヤモンド3が、その一端面から他端面に貫通する貫通孔6を有し、貫通孔6の輪郭と略同形状の焼結ダイヤモンド3又は基材2が嵌合されてなる。貫通孔6の内周面と、焼結ダイヤモンド3又は基材2の外周面と、の間にスペースを有するとよい。貫通孔6の内周面と、焼結ダイヤモンド3又は基材2の外周面と、が互いに異なる傾斜を有するとよい。貫通孔6に嵌合された焼結ダイヤモンド3又は基材2は、装飾面8から突出していないとよい。基材2及び焼結ダイヤモンド3を任意の形状にデザインする工程と、基材2又は焼結ダイヤモンド3にその一端面から他端面に貫通する貫通孔6を形成する工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
焼結ダイヤモンドと、を備える装飾品であって、
上記基材と、上記焼結ダイヤモンドと、が装飾面に対して横方向に隣接する装飾品。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
上記基材又は上記焼結ダイヤモンドが、その一端面から他端面に貫通する貫通孔を有し、上記貫通孔の輪郭と略同形状の焼結ダイヤモンド又は基材が嵌合されてなる請求項1に記載の装飾品。
【請求項3】
上記貫通孔の内周面と、上記焼結ダイヤモンド又は上記基材の外周面と、の間にスペースを有する請求項2に記載の装飾品。
【請求項4】
上記貫通孔の内周面と、上記焼結ダイヤモンド又は上記基材の外周面と、が互いに異なる傾斜を有する請求項2又は請求項3に記載の装飾品。
【請求項5】
上記貫通孔に嵌合された上記焼結ダイヤモンド又は上記基材は、装飾面から突出していない請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の装飾品。
【請求項6】
基材及び焼結ダイヤモンドを任意の形状にデザインする工程と、
上記基材又は上記焼結ダイヤモンドにその一端面から他端面に貫通する貫通孔を形成する工程と、
上記貫通孔と略同形状の焼結ダイヤモンド又は基材を形成する工程と、
上記貫通孔に上記焼結ダイヤモンド又は上記基材を嵌合させる工程と、
嵌合された嵌合体を切削する工程と、
切削された切削体を研磨する工程と、
を含む装飾品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、基材と焼結ダイヤモンドとを含んでなる装飾品に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の装飾品において、基材の多くはチタン、シルバー、ステンレス、金、プラチナ等で作られている。装飾品の高度化やデザインの複雑化が求められるようになり、装飾品本体の表面に模様などを彫刻機等で加工することや、異なる基材を組み合わせた装飾品も提案されている(例えば、特開平6-322554号公報参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-322554号公報
【0004】
しかしながら、従来の異なる基材を組み合わせた装飾品においては、下地基材の表面部に、焼結ダイヤモンドを接合させるため、基材は高硬度、高強度になるが、装飾品表面の色彩が単調になってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、装飾性の高い装飾品及び装飾品の製造方法の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた発明は、基材と、焼結ダイヤモンドと、を備える装飾品であって、
上記基材と、上記焼結ダイヤモンドと、が装飾面に対して横方向に隣接することを特徴とする。
【0007】
当該装飾品は、基材と、焼結ダイヤモンドと、が装飾面に対して横方向に隣接することで、高い装飾性を有する。
【0008】
上記基材又は上記焼結ダイヤモンドが、その一端面から他端面に貫通する貫通孔を有し、上記貫通孔の輪郭と略同形状の焼結ダイヤモンド又は基材が嵌合されるとよい。このように、貫通孔の輪郭と略同形状の造形体が嵌合されることで、装飾性の高い装飾品にすることができる。
【0009】
上記貫通孔の内周面と、上記焼結ダイヤモンド又は上記基材の外周面と、の間にスペースを有するとよい。このように、貫通孔の内周面と焼結ダイヤモンド又は基材の外周面との間にスペースを設けることで、微細なデザインでも容易に嵌合することができる。
【0010】
上記貫通孔の内周面と、上記焼結ダイヤモンド又は上記基材の外周面と、が互いに異なる傾斜を有するとよい。このように、貫通孔の内周面と、焼結ダイヤモンド又は基材の外周面とに互いに異なる傾斜を設けることで、上記貫通孔から上記造形体が脱落することを回避することができる。さらに、接合工程や接着剤を使用することなく上記貫通孔に上記造形体を固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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