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公開番号
2023179956
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-12-20
出願番号
2022092943
出願日
2022-06-08
発明の名称
装身具
出願人
サンライズ株式会社
代理人
個人
主分類
A44C
7/00 20060101AFI20231213BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】回転部分に設けられたワッシャー間の摩擦力の向上及び維持を図ることができる装身具を提供する。
【解決手段】軸部(3)と、互いの端部が軸部(3)によって回転自在に取り付けられ、一方の当該端部には、他方の当該端部と重なり合う面のうち軸部(3)を含む領域において、切り欠きを有する円盤形状に刳り抜かれた固定用凹部(15,16)が形成されている、第一装飾部材(1)及び第二装飾部材(2)と、互いに対向して加締められ、一方は、固定用凹部(15,16)に対応した形状であって、軸部(3)の周方向において固定されるようにして固定用凹部(15,16)に嵌入され、他方は、当該軸部(3)を中心として回転自在に設けられる、対となるワッシャー(31~34)とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軸部と、
互いの端部が前記軸部によって回転自在に取り付けられ、一方の当該端部には、他方の当該端部と重なり合う面のうち前記軸部を含む領域において、切り欠きを有する円盤形状に刳り抜かれた固定用凹部が形成されている、第一装飾部材及び第二装飾部材と、
互いに対向して加締められ、一方は、前記固定用凹部に対応した形状であって、前記軸部の周方向において固定されるようにして前記固定用凹部に嵌入され、他方は、当該軸部を中心として回転自在に設けられる、対となるワッシャーと、
を備える装身具。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記第一装飾部材の前記端部は、一対の脚部であり、
前記第二装飾部材の前記端部は、前記一対の脚部の間に挿入される基部であり、
前記対となるワッシャーを2組備え、
前記一対の脚部及び前記基部のうち一方における2か所の前記領域に前記固定用凹部が形成され、各固定用凹部に対し、前記対となるワッシャーのうち一方が嵌入されている、
請求項1に記載の装身具。
【請求項3】
前記第一装飾部材及び前記第二装飾部材のうち前記他方には、前記対となるワッシャーのうち前記他方が回転自在状態で嵌入される回転用凹部が形成されている、
請求項1に記載の装身具。
【請求項4】
前記第一装飾部材の前記端部は、一対の脚部であり、
前記第二装飾部材の前記端部は、前記一対の脚部の間に挿入される基部であり、
前記対となるワッシャーを2組備え、
前記一対の脚部及び前記基部のうち一方における2か所の前記領域に前記固定用凹部が形成され、各固定用凹部に対し、前記対となるワッシャーのうち一方が嵌入され、
前記一対の脚部及び前記基部のうち他方における2か所の前記領域に前記回転用凹部が形成され、各回転用凹部に対し、前記対となるワッシャーのうち他方が嵌入されている、
請求項3に記載の装身具。
【請求項5】
2つの前記固定用凹部は、前記軸部を中心として互いに対称位置に前記切り欠きを有する、
請求項2又は4に記載の装身具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、装身具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のイヤリングにおいては、回転部分に2つの円盤形状のワッシャーが設けられており、使用者によってイヤリングを開閉させる際に、これらワッシャー間に摩擦が生じることで、その状態(開度)を保持することができるようになっている。これによって、従来のイヤリングは、使用者によって耳に取り付けられた際に外れないようになっている。
【0003】
ところが、上述のようなイヤリングにおいては、製造時にワッシャー間の摩擦力を十分に確保するように加締めることが難しく、実際には耳に取り付けられた際に外れてしまう虞がある。
【0004】
そのため、下記特許文献1に開示された発明では、上述のワッシャー間の摩擦力を確保することを目的として、全てのワッシャーを円形以外の平板形状としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-90675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記特許文献1に開示された発明では、対となるワッシャー同士の摩耗が激しく、使用していくうちにワッシャーが著しく劣化し、ワッシャー間の摩擦力を確保することが困難になってしまう。
【0007】
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転部分に設けられたワッシャー間の摩擦力の向上及び維持を図ることができる装身具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の第一態様に係る装身具は、軸部と、互いの端部が前記軸部によって回転自在に取り付けられ、一方の当該端部には、他方の当該端部と重なり合う面のうち前記軸部を含む領域において、切り欠きを有する円盤形状に刳り抜かれた固定用凹部が形成されている、第一装飾部材及び第二装飾部材と、互いに対向して加締められ、一方は、前記固定用凹部に対応した形状であって、前記軸部の周方向において固定されるようにして前記固定用凹部に嵌入され、他方は、当該軸部を中心として回転自在に設けられる、対となるワッシャーと、を備える。
【0009】
また、本発明の第二態様では、前記第一装飾部材の前記端部は、一対の脚部であり、前記第二装飾部材の前記端部は、前記一対の脚部の間に挿入される基部であり、前記対となるワッシャーを2組備え、前記一対の脚部及び前記基部のうち一方における2か所の前記領域に前記固定用凹部が形成され、各固定用凹部に対し、前記対となるワッシャーのうち一方が嵌入されている。
【0010】
また、本発明の第三態様では、前記第一装飾部材及び前記第二装飾部材のうち前記他方には、前記対となるワッシャーのうち前記他方が回転自在状態で嵌入される回転用凹部が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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