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公開番号2024064617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173349
出願日2022-10-28
発明の名称配管構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16L 19/025 20060101AFI20240507BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】シール部の回転を抑制してシール性能の低下を抑える配管構造を提供する。
【解決手段】外ねじ11c及び端部に凹形状のテーパ面11bを具備する第一の配管11と、第一の配管とは異なる第二の配管と、一端側が第一の配管に接続され、他端側が第二の配管に接続される本体20と、本体の外周部に配置されたカラー30と、本体及びカラーを覆うように配置された締結部材40と、を有し、本体は、第一の配管の凹形状のテーパ面とでシール面を形成する凸形状のテーパ面20aを備え、本体とカラーとは第一の配管の外ネジとは逆方向のネジで締結されており、第一の配管は第一の配管の外ネジで締結部材と締結され、当該締結の力がカラーを介して本体と第一の配管とのシール面における押圧力として伝達される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外ねじ及び端部に凹形状のテーパ面を具備する第一の配管と、
前記第一の配管とは異なる第二の配管と、
一端側が前記第一の配管に接続され、他端側が前記第二の配管に接続される本体と、
前記本体の外周部に配置されたカラーと、
前記本体及び前記カラーを覆うように配置された締結部材と、を有し、
前記本体は、前記第一の配管の前記凹形状のテーパ面とでシール面を形成する凸形状のテーパ面を備え、前記本体と前記カラーとは前記第一の配管の外ネジとは逆方向のネジで締結されており、
前記第一の配管は前記第一の配管の前記外ネジで前記締結部材と締結され、当該締結の力が前記カラーを介して前記本体と前記第一の配管との前記シール面における押圧力として伝達される、
配管構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は配管構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、外ネジを有するとともに端部に凹状のテーパを具備する配管と、別の配管とを接続する際に、凹状のテーパを具備する配管と締結部材状の本体との間に両端にが凸状のテーパを有し、周方向へ回転可能なカラーが設けられ、本体と凹状のテーパとの押圧を利用しカラーと継手及びカラーと本体をそれぞれシールする管継手構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6805909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では端部に凹状のテーパを有する配管に本体を締付けた際、カラーが当該配管又は本体のいずれかに拘束され回転し、他方のシール部ではカラーとの摩擦が生じてしまう。摩擦が生じたシール部では摩耗、焼き付き、キズが発生することでシール性能を低下させてしまうことがある。
【0005】
本開示は、シール部の回転を抑制してシール性能の低下を抑える配管構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願は、外ねじ及び端部に凹形状のテーパ面を具備する第一の配管と、第一の配管とは異なる第二の配管と、一端側が第一の配管に接続され、他端側が第二の配管に接続される本体と、本体の外周部に配置されたカラーと、本体及びカラーを覆うように配置された締結部材と、を有し、本体は、第一の配管の凹形状のテーパ面とでシール面を形成する凸形状のテーパ面を備え、本体とカラーとは第一の配管の外ネジとは逆方向のネジで締結されており、第一の配管は第一の配管の外ネジで締結部材と締結され、当該締結の力がカラーを介して本体と第一の配管とのシール面における押圧力として伝達される、配管構造を開示する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、シール部の回転を抑制することができ、シール性能の低下を抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は配管構造10の断面図である。
図2は図1の一部を拡大して表した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.配管構造
図1、図2に配管構造10の断面図を表した。図2は図1のうち第一の配管11、本体20、カラー30、締結部材40が表れる部位を拡大した図である。これら図からわかるように、配管構造10は、第一の配管11、第二の配管12、本体20、カラー30、締結部材40を有している。
このような配管構造10は、第一の配管11の端部と第二の配管12の端部とを気密性(シール)を確保しつつ接合する構造である。配管構造10は、例えば、タンク内に検査ガスを高圧で充填し、タンクの気密性を検査する際に用いられる。タンクは、例えば燃料電池システムに設けられ、燃料電池へ供給する水素ガスを貯留する水素タンク等の70MPa級の高圧タンクである。この場合、第一の配管11が検査対象のタンク側の配管であり、第二の配管12が検査装置側の配管である。
【0010】
1.1.第一の配管
第一の配管11は、連結する側の端面に凹部11aを有している。凹部11aは配管の軸線に向けて深くなる凹状のテーパ面である。このテーパの傾斜面がシール面11bとなる。
また、第一の配管11には、凹部11aを有する端部の外周面にネジ溝(外ネジ)11cが形成されている。後述するように外ネジ11cが締結部材40の内ネジ40aと締結される。
(【0011】以降は省略されています)

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