TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024064529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173179
出願日2022-10-28
発明の名称酸化染毛剤組成物
出願人ホーユー株式会社
代理人
主分類A61K 8/49 20060101AFI20240507BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 6-メトキシ-2-メチルアミノ-3-アミノピリジン又はその塩を酸化染料とし、アルカリ剤としてモノエタノールアミン等を使用する酸化染毛剤における均一な染毛性を確保する。
【解決手段】 下記(A)、(B)成分を含有し、使用時にpH9以下である酸化染毛剤組成物。
(A)6-メトキシ-2-メチルアミノ-3-アミノピリジン又はその塩。
(B)炭素数が1~6の範囲内であるアルカノールアミン。
【選択図】 なし

特許請求の範囲【請求項1】
下記(A)、(B)成分を含有し、使用時にpH9以下である酸化染毛剤組成物。
(A)6-メトキシ-2-メチルアミノ-3-アミノピリジン又はその塩。
(B)炭素数が1~6の範囲内であるアルカノールアミン。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
更に下記(C)成分を含有する請求項1に記載の酸化染毛剤組成物。
(C)無機酸から選ばれる1種以上。
【請求項3】
前記(B)成分の含有量が使用時に0.2~6質量%の範囲内である請求項1又は請求項2に記載の酸化染毛剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は酸化染毛剤組成物に関し、より具体的には、6-メトキシ-2-メチルアミノ-3-アミノピリジン又はその塩を酸化染料として用い、染めムラのない良好な染毛性を示す酸化染毛剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
染毛効果の持続性に優れた酸化染料を用いて頭髪等の毛髪を染毛する酸化染毛剤が知られている。酸化染毛剤は、典型的には、クリーム状、ジェル状、溶液状、使用時泡状等の液状剤型の2剤式であって、その第1剤は酸化染料とアルカリ剤を含有し、第2剤は酸化剤を含有する。
【0003】
周知のように、酸化染毛剤の作用機序としては、まずアルカリ剤の作用によって毛髪が膨潤し(毛髪表面のキューティクルが開き)、高分子物質ではない酸化染料が毛髪内部へ浸透する。それとほぼ同時に、酸化剤の作用により酸化染料の重合反応が起こり、毛髪内部へ浸透した状態で、所定の色彩を示す酸化染料重合体が生成される。
【0004】
なお、酸化染毛剤を粉末剤として構成する場合には、酸化染料及びアルカリ剤と酸化剤とを異なる剤とする必要はなく、使用時に水等と混合する1剤式の製剤とすることができる。また、酸化染料を空気中の酸素によって酸化させる空気酸化式の酸化染毛剤とすることもできる。従って本発明の酸化染毛剤組成物では、2剤式等の複数剤式とすることは必須ではなく、酸化剤を含有することも必須ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-158483号公報
特表2008-521925号公報
特開2019-55944号公報
【0006】
上記の特許文献1は、2剤式酸化染毛剤等と混合して使用できる、直接染料を主成分とする液状染毛剤組成物を開示する。そして、直接染料として6-メトキシ-2-メチルアミノ-3-アミノピリジンの二塩酸塩であるHC青7を含有できること(0046)、アルカリ剤としてモノエタノールアミン(以下、「MEA」とも言う)を含有できること(0041)、組成物のpHは、染毛性向上のためには7.5以上が好ましく、皮膚刺激抑制のためには12以下が好ましいこと(0050)、そのようなpHの調整のために無機酸、有機酸を使用できること(0051)等を開示する。また、使用可能な酸化染料前駆体としては1, 5-ナフタレンジオール、1-ヒドロキシエチル-4, 5-ジアミノピラゾール、レゾルシノールが包含されることも記載する(0059)。
【0007】
上記の特許文献2は酸化染毛剤である毛髪染色組成物を開示するが、段落0008には「(毛髪の)根元から先端までの均一な色付着・・・均一かつ色むらのない被覆」という記載が見られる。段落0094に示す表1には、酸化染料として、2, 7-ナフタレンジオール、1-ヒドロキシエチル-4, 5-ジアミノピラゾールサルフェート及びレゾルシノールの3種が包含されており、続く表2~4においてはこれら3種の酸化染料の内の1種又は2種を含有する製剤例が示されている。この毛髪染色組成物の好適なpHは約9.5~約7.5である(段落0036)。
【0008】
上記の特許文献3が開示する液状染毛剤組成物は、HC青7等の直接染料やMEA等のアルカリ剤を含有する点、pH調整剤として無機酸、有機酸を使用できる点、好適なpHが7.5~12である点等において前記特許文献1の液状染毛剤組成物と類似した開示内容である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
6-メトキシ-2-メチルアミノ-3-アミノピリジン又はその塩は一般的には直接染料と認識されることが多いが、酸化剤の共存下では酸化重合する酸化染料でもある。そして、その酸化重合体の色あいが好ましいものであることから、本願発明者は6-メトキシ-2-メチルアミノ-3-アミノピリジン又はその塩を酸化染料として用いる好ましい酸化染毛剤の開発を目指した。
【0010】
一方、酸化染毛剤の必須成分であるアルカリ剤としてアンモニアが代表的であるが、アンモニアには不快な刺激臭を伴うという大きな欠点がある。アンモニアに替え、又は一定割合のアンモニアと共に、モノエタノールアミン等のアルカノールアミンを使用すると、アンモニアの刺激臭を有効に回避又は抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
蓋付きしびん
1か月前
個人
エアリフター
3か月前
個人
聴診器
1か月前
個人
X線用貼付剤
5か月前
個人
段差昇降装置
3か月前
個人
逆流防止用具
3か月前
個人
入れ歯
26日前
個人
介護浴槽
1か月前
個人
シミ皮膚改善剤
4か月前
個人
鼻腔拡張具
3か月前
個人
入浴介護補助装置
1か月前
個人
スプレー式目薬容器
1か月前
株式会社東亜産業
温熱具
3か月前
個人
透析装置の洗浄方法
3か月前
個人
電動式孫の手
3か月前
個人
透析装置の洗浄方法
5か月前
個人
アーシング青竹踏台
5か月前
株式会社コーセー
組成物
3か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
1か月前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
4か月前
個人
マッサージガン保持具
2か月前
個人
光脱毛器
4か月前
個人
弾性材一体コルセット
2か月前
株式会社いうら
介助リフト
2か月前
オンキヨー株式会社
聴診器
3か月前
株式会社ニデック
検眼装置
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
10日前
個人
根管治療用のファイル
2か月前
個人
医療用チューブ保護具
4か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
4か月前
株式会社ノエビア
シワ改善剤
2か月前
共栄化学工業株式会社
組成物
1か月前
株式会社熊谷組
歩行器
2か月前
個人
つぼ刺激用テープ
3か月前
株式会社成和化成
皮膚外用剤
2か月前
個人
健康装身具
2か月前
続きを見る