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公開番号2024061019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168662
出願日2022-10-20
発明の名称歯磨き補助装置、歯磨き補助システムおよび歯磨き補助プログラム
出願人サンスター株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類G16H 10/00 20180101AFI20240425BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】歯磨きを通じてユーザの血糖を制御するための歯磨き補助装置、歯磨き補助システムおよび歯磨き補助プログラムを提供する。
【解決手段】歯磨き補助装置1は、口腔ケア用品4に由来する歯磨き行動に関するデータ61と血糖に関するデータ62とに基づいて、ユーザ9の血糖変動に関する値を推定する血糖変動推定部111と、血糖変動を制御する歯磨き行動の候補を決定する行動候補決定部112と、歯磨き行動の候補をユーザ9に提示する行動候補提示部113と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
口腔ケア用品に由来する歯磨き行動に関するデータと血糖に関するデータとに基づいて、ユーザの血糖変動に関する値を推定する血糖変動推定部と、
前記血糖変動を制御する歯磨き行動の候補を決定する行動候補決定部と、
前記歯磨き行動の候補を前記ユーザに提示する行動候補提示部と、
を備える、歯磨き補助装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記血糖変動推定部は、前記歯磨き行動に関するデータと前記血糖に関するデータとを入力とし、前記血糖変動に関する値の推定値を出力とする予測モデルに基づいて、前記ユーザの前記血糖変動に関する値を推定する、請求項1に記載の歯磨き補助装置。
【請求項3】
前記予測モデルは、回帰モデルであり、前記血糖変動に関する値を目的変数とし、前記歯磨き行動に関するデータの各項目を含む項目を説明変数とする、請求項2に記載の歯磨き補助装置。
【請求項4】
前記歯磨き行動に関するデータは、所定の期間内の歯磨き回数、所定の時間帯内の歯磨き回数、所定の期間内の歯磨き実施率、所定の時間帯内の歯磨き実施率、一回当たりの歯磨き時間、所定の期間内の歯磨き時間、所定の期間内の総歯磨き時間、歯磨き時刻、歯磨き時間帯、一回当たりの若しくは所定の期間内の歯磨き動作に関するスコア、口腔ケアツールの使用頻度、および使用する口腔ケアツールの種類、並びにそれらの組み合わせからなる群から選択される1つ以上の項目を含む、請求項1に記載の歯磨き補助装置。
【請求項5】
前記血糖に関するデータは、グルコース由来値、HbA1c由来値、インスリン由来値、およびインスリン抵抗指数(HOMA-R)からなる群から選択される1つ以上の項目を含む、請求項1に記載の歯磨き補助装置。
【請求項6】
歯磨き行動に関する無線信号を送信する口腔ケア用品モジュールと、前記無線信号を受信する請求項1から5のいずれかに記載の歯磨き補助装置と、を備え、
前記口腔ケア用品モジュールは、
ユーザの歯磨き行動に関する物理量を検出するセンサと、
前記センサにより検出される前記物理量を示す無線信号を送信する無線送信部と、
を備え、
前記歯磨き補助装置は、
前記物理量を示す前記無線信号を受信する無線受信部
をさらに備える、歯磨き補助システム。
【請求項7】
前記歯磨き補助装置と通信可能に接続され、前記歯磨き行動に関するデータと前記血糖に関するデータとを入力とし、前記血糖変動に関する値の推定値を出力とする予測モデルを学習する学習部を備える歯磨き補助サーバをさらに備える、請求項6に記載の歯磨き補助システム。
【請求項8】
前記ユーザの血糖に関するデータをモニタリングして前記歯磨き補助装置に無線送信する血糖モニタリング装置をさらに備える、請求項6に記載の歯磨き補助システム。
【請求項9】
請求項1から5のいずれかに記載の歯磨き補助装置の各部としてコンピュータを機能させるための歯磨き補助プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが歯磨きを行う際に用いられる歯磨き補助装置、歯磨き補助システムおよび歯磨き補助プログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
身体的および精神的に健康な生活を送るためには、口腔機能を維持することが大切である。個人の健康寿命を延ばすためにも、歯磨きを含む日々の口腔ケアを適切に施すことにより、歯を十分に清浄な状態に保つことが歯科医師からも勧められている。歯ブラシを用いて行われる日々の歯磨きを支援する従来の技術としては、例えば下記特許文献1および下記特許文献2に記載の技術が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-240760号公報
特表2011-524756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、歯周病と糖尿病との関連性を指摘する報告がなされており、糖尿病を予防する観点においても、日々の口腔ケアを適切に施すことが求められている。口腔ケアにおいては日々の歯磨きが基本であり、歯磨きを通じて、健常者には糖尿病を予防することが、糖尿病患者には日々の血糖を制御し管理することが求められている。
【0005】
本発明は、歯磨きを通じてユーザの血糖を制御するための歯磨き補助装置、歯磨き補助システムおよび歯磨き補助プログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明は、例えば以下に示す態様を含む。
【0007】
(項1)
口腔ケア用品に由来する歯磨き行動に関するデータと血糖に関するデータとに基づいて、ユーザの血糖変動に関する値を推定する血糖変動推定部と、
前記血糖変動を制御する歯磨き行動の候補を決定する行動候補決定部と、
前記歯磨き行動の候補を前記ユーザに提示する行動候補提示部と、
を備える、歯磨き補助装置。
(項2)
前記血糖変動推定部は、前記歯磨き行動に関するデータと前記血糖に関するデータとを入力とし、前記血糖変動に関する値の推定値を出力とする予測モデルに基づいて、前記ユーザの前記血糖変動に関する値を推定する、項1に記載の歯磨き補助装置。
(項3)
前記予測モデルは、回帰モデルであり、前記血糖変動に関する値を目的変数とし、前記歯磨き行動に関するデータの各項目を含む項目を説明変数とする、項2に記載の歯磨き補助装置。
(項4)
前記歯磨き行動に関するデータは、所定の期間内の歯磨き回数、所定の時間帯内の歯磨き回数、所定の期間内の歯磨き実施率、所定の時間帯内の歯磨き実施率、一回当たりの歯磨き時間、所定の期間内の歯磨き時間、所定の期間内の総歯磨き時間、歯磨き時刻、歯磨き時間帯、一回当たりの若しくは所定の期間内の歯磨き動作に関するスコア、口腔ケアツールの使用頻度、および使用する口腔ケアツールの種類、並びにそれらの組み合わせからなる群から選択される1つ以上の項目を含む、項1から3のいずれか一項に記載の歯磨き補助装置。
(項5)
前記血糖に関するデータは、グルコース由来値、HbA1c由来値、インスリン由来値、およびインスリン抵抗指数(HOMA-R)からなる群から選択される1つ以上の項目を含む、項1から4のいずれか一項に記載の歯磨き補助装置。
(項6)
歯磨き行動に関する無線信号を送信する口腔ケア用品モジュールと、前記無線信号を受信する項1から5のいずれかに記載の歯磨き補助装置と、を備え、
前記口腔ケア用品モジュールは、
ユーザの歯磨き行動に関する物理量を検出するセンサと、
前記センサにより検出される前記物理量を示す無線信号を送信する無線送信部と、
を備え、
前記歯磨き補助装置は、
前記物理量を示す前記無線信号を受信する無線受信部
をさらに備える、歯磨き補助システム。
(項7)
前記歯磨き補助装置と通信可能に接続され、前記歯磨き行動に関するデータと前記血糖に関するデータとを入力とし、前記血糖変動に関する値の推定値を出力とする予測モデルを学習する学習部を備える歯磨き補助サーバをさらに備える、項6に記載の歯磨き補助システム。
(項8)
前記ユーザの血糖に関するデータをモニタリングして前記歯磨き補助装置に無線送信する血糖モニタリング装置をさらに備える、項6または7に記載の歯磨き補助システム。
(項9)
項1から5のいずれかに記載の歯磨き補助装置の各部としてコンピュータを機能させるための歯磨き補助プログラム。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、歯磨きを通じてユーザの血糖を制御するための歯磨き補助装置
、歯磨き補助システムおよび歯磨き補助プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る歯磨き補助システムの模式的な構成を示す概念図である。
本発明の一実施形態に係る歯磨き補助システムの機能を説明するためのブロック図である。
一実施形態に係る血糖モニタリング装置をユーザに装着した状態を示す図である。
本発明の一実施形態に係る歯磨き補助システムにおいて歯磨き補助装置が行うデータ処理の手順を説明するためのフローチャートである。
血糖値の時間変動を示すCGMデータを一日の総歯磨き時間毎にプロットしたグラフである。
血糖値の時間変動を示すCGMデータを一日の総歯磨き時間毎にプロットしたグラフである。
母集団として夕方から夜の時間帯に歯磨きが行われたCGMデータを抽出しプロットしたグラフである。
母集団として夕方から夜の時間帯に歯磨きが行われたCGMデータを抽出しプロットしたグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明および図面において、同じ符号は同じまたは類似の構成要素を示すこととし、よって、同じまたは類似の構成要素に関する重複した説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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