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公開番号2024060255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167512
出願日2022-10-19
発明の名称情報処理システム、情報端末および情報処理方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06F 11/34 20060101AFI20240424BHJP(計算;計数)
要約【課題】RPAに係るタスク実行時のアクティビティの待ち時間を適切に設定する。
【解決手段】情報処理システム1において、クライアント110,120は、タスクの実行中におけるアクティビティの待ち時間を監視するアクティビティ待ち時間監視部114,124と、アクティビティ待ち時間監視部114,124による待ち時間の監視結果を含むログ情報112,122をサーバ100に送信するログ情報送信部115,125とを備える。アクティビティ待ち時間監視部114,124は、アクティビティの実行画面のスクリーンショットを所定の取得間隔時間ごとに取得し、取得したスクリーンショット間の類似度に基づいてアクティビティが待ち状態であるか否かを判断することで、待ち時間を監視する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
サーバとクライアントを有する情報処理システムであって、
前記サーバは、前記クライアントに対してタスクの実行命令を出力するRPAサーバサービス部を備え、
前記クライアントは、
前記サーバから出力される前記タスクの実行命令に応じて、前記タスクに対応する複数のアクティビティを順次行うことで前記タスクを実行するタスク実行部と、
前記タスクの実行中における前記アクティビティの待ち時間を監視するアクティビティ待ち時間監視部と、
前記アクティビティ待ち時間監視部による前記待ち時間の監視結果を含むログ情報を前記サーバに送信するログ情報送信部と、を備え、
前記アクティビティ待ち時間監視部は、前記アクティビティの実行画面のスクリーンショットを所定の取得間隔時間ごとに取得し、取得した前記スクリーンショット間の類似度に基づいて前記アクティビティが待ち状態であるか否かを判断することで、前記待ち時間を監視する、情報処理システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記アクティビティ待ち時間監視部は、
前回の前記スクリーンショットと今回の前記スクリーンショットとの類似度が所定の閾値未満である場合は、前記アクティビティが待ち状態であると判断して前記待ち時間に前記取得間隔時間を加算する、情報処理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記アクティビティ待ち時間監視部は、前記タスクの実行中における前記クライアントの動作状態に関する所定のパラメータを前記取得間隔時間ごとに取得し、取得した前記スクリーンショット間の類似度および前記パラメータの移動平均値に基づいて前記アクティビティが待ち状態であるか否かを判断することで、前記待ち時間を監視する、情報処理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理システムであって、
前記アクティビティ待ち時間監視部は、
前回の前記スクリーンショットと今回の前記スクリーンショットとの類似度が所定の第1の閾値未満であるか、または、前記パラメータの移動平均値が所定の第2の閾値より大きい場合は、前記アクティビティが待ち状態であると判断して前記待ち時間に前記取得間隔時間を加算し、
前回の前記スクリーンショットと今回の前記スクリーンショットとの類似度が前記第1の閾値以上であり、かつ、前記パラメータの移動平均値が前記第2の閾値以下である場合は、前記アクティビティが待ち状態ではないと判断して前記待ち時間の加算を終了する、情報処理システム。
【請求項5】
請求項3に記載の情報処理システムであって、
前記パラメータは、前記クライアントのCPU使用率、ディスク書き込み速度およびネットワークスループットのいずれか少なくとも1つを含む、情報処理システム。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記クライアントは、過去の前記待ち時間の監視結果に関するパラメータ情報を前記サーバから取得し、
前記アクティビティ待ち時間監視部は、前記サーバから取得した前記パラメータ情報に基づいて、前記待ち時間の監視を継続するか否かを判断する、情報処理システム。
【請求項7】
サーバと接続される情報端末であって、
前記サーバから出力されるタスクの実行命令に応じて、前記タスクに対応する複数のアクティビティを順次行うことで前記タスクを実行するタスク実行部と、
前記タスクの実行中における前記アクティビティの待ち時間を監視するアクティビティ待ち時間監視部と、
前記アクティビティ待ち時間監視部による前記待ち時間の監視結果を含むログ情報を前記サーバに送信するログ情報送信部と、を備え、
前記アクティビティ待ち時間監視部は、前記アクティビティの実行画面のスクリーンショットを所定の取得間隔時間ごとに取得し、取得した前記スクリーンショット間の類似度に基づいて前記アクティビティが待ち状態であるか否かを判断することで、前記待ち時間を監視する、情報端末。
【請求項8】
サーバからクライアントに対してタスクの実行命令を出力し、
前記サーバから出力される前記タスクの実行命令に応じて、前記クライアントにより、前記タスクに対応する複数のアクティビティを順次行うことで前記タスクを実行し、
前記クライアントにより、前記アクティビティの実行画面のスクリーンショットを所定の取得間隔時間ごとに取得し、取得した前記スクリーンショット間の類似度に基づいて前記アクティビティが待ち状態であるか否かを判断することで、前記タスクの実行中における前記アクティビティの待ち時間を監視し、
前記待ち時間の監視結果を含むログ情報を前記クライアントから前記サーバに送信する、情報処理方法。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理方法であって、
前記アクティビティの待ち時間の監視において、前記クライアントは、
前回の前記スクリーンショットと今回の前記スクリーンショットとの類似度が所定の閾値未満である場合は、前記アクティビティが待ち状態であると判断して前記待ち時間に前記取得間隔時間を加算する、情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報端末および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、人手不足やコスト削減等を目的として、コンピュータを用いてオフィス定型業務を自動化するRPA(Robotic Process Automation)の普及が進んでいる。RPAの導入にあたっては、RPAは事前に定義されたタスクに基づき動作するため、タスク毎にRPAの設計、開発、運用を行う必要がある。RPAの設計、開発、運用には多くの人手や時間、コストがかかるため、できる限り省力化できることが望ましい。
【0003】
RPAの制御に関する従来技術として、特許文献1の技術が知られている。特許文献1には、複数のロボットの制御処理を行うサーバにかかる負荷を時間方向に分散することで、ロボットの運用にかかる時間やコストを軽減する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-56794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
RPAを用いて定型業務を自動化する際には、タスクを構成するアクティビティ毎の待ち時間を適切に設定することが必要となる。しかしながら、事前に待ち時間を設定する場合、待ち時間が長すぎると無駄時間の発生に、短すぎるとタスクの実行エラーにそれぞれ繋がるため、適切な待ち時間の設定が難しいという課題がある。
【0006】
特許文献1の方法では、複数のロボットの制御処理を行うサーバにかかる負荷を時間方向に分散することで、ロボットの運用にかかる時間やコストを軽減することが可能であるが、アクティビティの待ち時間を適切に設定することはできない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による情報処理システムは、サーバとクライアントを有するものであって、前記サーバは、前記クライアントに対してタスクの実行命令を出力するRPAサーバサービス部を備え、前記クライアントは、前記サーバから出力される前記タスクの実行命令に応じて、前記タスクに対応する複数のアクティビティを順次行うことで前記タスクを実行するタスク実行部と、前記タスクの実行中における前記アクティビティの待ち時間を監視するアクティビティ待ち時間監視部と、前記アクティビティ待ち時間監視部による前記待ち時間の監視結果を含むログ情報を前記サーバに送信するログ情報送信部と、を備え、前記アクティビティ待ち時間監視部は、前記アクティビティの実行画面のスクリーンショットを所定の取得間隔時間ごとに取得し、取得した前記スクリーンショット間の類似度に基づいて前記アクティビティが待ち状態であるか否かを判断することで、前記待ち時間を監視する。
本発明による情報端末は、サーバと接続されるものであって、前記サーバから出力されるタスクの実行命令に応じて、前記タスクに対応する複数のアクティビティを順次行うことで前記タスクを実行するタスク実行部と、前記タスクの実行中における前記アクティビティの待ち時間を監視するアクティビティ待ち時間監視部と、前記アクティビティ待ち時間監視部による前記待ち時間の監視結果を含むログ情報を前記サーバに送信するログ情報送信部と、を備え、前記アクティビティ待ち時間監視部は、前記アクティビティの実行画面のスクリーンショットを所定の取得間隔時間ごとに取得し、取得した前記スクリーンショット間の類似度に基づいて前記アクティビティが待ち状態であるか否かを判断することで、前記待ち時間を監視する。
本発明による情報処理方法は、サーバからクライアントに対してタスクの実行命令を出力し、前記サーバから出力される前記タスクの実行命令に応じて、前記クライアントにより、前記タスクに対応する複数のアクティビティを順次行うことで前記タスクを実行し、前記クライアントにより、前記アクティビティの実行画面のスクリーンショットを所定の取得間隔時間ごとに取得し、取得した前記スクリーンショット間の類似度に基づいて前記アクティビティが待ち状態であるか否かを判断することで、前記タスクの実行中における前記アクティビティの待ち時間を監視し、前記待ち時間の監視結果を含むログ情報を前記クライアントから前記サーバに送信する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、RPAに係るタスク実行時のアクティビティの待ち時間を適切に設定することが可能になる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの機能ブロック図。
サーバおよびクライアントのハードウェア構成を示す図。
ログ情報テーブルの例を示す図。
アクティビティ管理テーブルの例を示す図。
共通パラメータテーブルの例を示す図。
サーバタスク処理の流れを示すフローチャート。
クライアントタスク処理の流れを示すフローチャート。
アクティビティ待ち時間監視処理の詳細を示すフローチャート。
アクティビティ待ち時間監視処理の詳細を示すフローチャート。
アクティビティ、タスク、処理部位の関係の一例を示す図。
ログ情報テーブルの具体例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
(【0011】以降は省略されています)

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