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公開番号2024059597
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2023178691
出願日2023-10-17
発明の名称カテーテル挿入ツール
出願人バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド,Biosense Webster (Israel), Ltd.
代理人個人,個人
主分類A61B 18/12 20060101AFI20240423BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】送達シースとカテーテルとのカプラを提供すること。
【解決手段】送達シースとカテーテルとのカプラは、円筒形シャフト及び結合部材を含む。円筒形シャフトは、軸に沿って延在し、カテーテル送達シースの挿入ポートと長手方向に整列されるように構成されている。円筒形シャフトは、近位端と、遠位端と、軸に沿って近位端から遠位端まで延在するルーメンとを含む。ルーメンは、カテーテルのエンドエフェクタを受容するように寸法決めされている。結合部材は、円筒形シャフトに取り付けられ、カテーテル送達シースに選択的に固定されるように構成されている。結合部材は、結合部材がカテーテル送達シースに選択的に固定されるときに、ルーメンの軸を挿入ポートの長手方向軸と整列させるように構成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
送達シースとカテーテルとのカプラであって、
(a)軸に沿って延在する円筒形シャフトであって、カテーテル送達シースの挿入ポートと長手方向に整列されるように構成されており、
(i)近位端と、
(ii)遠位端と、
(iii)前記軸に沿って前記近位端から前記遠位端まで延在するルーメンであって、カテーテルのエンドエフェクタを受容するように寸法決めされている、ルーメンと、を含む、円筒形シャフトと、
(b)前記円筒形シャフトに取り付けられた結合部材であって、前記カテーテル送達シースに選択的に固定されるように構成されており、前記結合部材が前記カテーテル送達シースに選択的に固定されるときに前記ルーメンの前記軸を前記挿入ポートの長手方向軸と整列させるように構成された、結合部材と、を備える、カプラ。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記結合部材は、前記円筒形シャフトに不動的に取り付けられている、請求項1に記載のカプラ。
【請求項3】
前記結合部材は、前記円筒形シャフトに取り付けられている一方で、前記円筒形シャフトに対して移動可能でもある、請求項1に記載のカプラ。
【請求項4】
前記結合部材は、前記ルーメンの前記軸に沿って前記円筒形シャフトに対して並進するように構成されている、請求項3に記載のカプラ。
【請求項5】
前記円筒形シャフトは、前記カテーテル送達シースの前記挿入ポート内に挿入されるように寸法決めされている、請求項1に記載のカプラ。
【請求項6】
前記円筒形シャフトの前記近位端又は前記遠位端のうちの1つにおいて、外向きにフレア状の機構を更に備え、前記外向きにフレア状の機構は、前記ルーメンの中に通じる角度付き表面を画定する、請求項1に記載のカプラ。
【請求項7】
前記外向きにフレア状の機構は、前記円筒形シャフトの前記遠位端にあり、前記外向きにフレア状の機構は、前記カテーテル送達シースの前記挿入ポートの中への前記円筒形シャフトの挿入を防止するように構成されている、請求項6に記載のカプラ。
【請求項8】
前記外向きにフレア状の機構は、前記円筒形シャフトの前記近位端にあり、前記外向きにフレア状の機構は、前記カテーテル送達シースの前記挿入ポートの中への前記円筒形シャフトの挿入を制限するように構成されている、請求項6に記載のカプラ。
【請求項9】
前記結合部材は、前記結合部材が前記カテーテル送達シースに選択的に固定されたときに、前記結合部材と前記カテーテル送達シースとの間の空間から流体を排出するための通気口を含む、請求項1に記載のカプラ。
【請求項10】
前記結合部材はキャップを含む、請求項1に記載のカプラ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、参照によってその全容を本出願に援用するところの、2020年10月18日に出願された米国仮特許出願第63/417,162号、及び2022年12月29日に出願された米国仮特許出願第63/436,022号の優先権及び利益を主張するものである。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
心房細動などの心不整脈は、心臓組織の領域が電気信号を異常に伝導するときに発生する。不整脈を治療するための処置には、そのような信号の伝導経路を外科的に破壊することが含まれる。心臓組織に電気エネルギーを選択的に印加することによって、心臓のある部分から別の部分への望ましくない電気信号の伝播を停止又は修正することが可能であり得る。いくつかのそのようなアブレーション治療は、交流(alternating current、AC)電気エネルギーによる無線周波数(radiofrequency、RF)アブレーション、及び/又はパルスフィールド直流(DC)電気エネルギーによる不可逆電気穿孔(irreversible electroporation、IRE)を含み得る。アブレーションプロセスは、アブレーションされた組織を横切る異常な電気信号の伝達を効果的に遮断する電気絶縁性病変部又は瘢痕組織を形成することにより、望ましくない電気経路に対する障壁を提供することができる。
【0003】
一部の処置では、1つ又は2つ以上の電極を有するカテーテルを使用して、患者体内にアブレーションを提供することができる。カテーテルを主要な静脈又は動脈(例えば、大腿動脈)に挿入し、次いで前進させて、心臓内又は心臓に隣接する構造(例えば、肺静脈)内に電極を位置決めすることができる。1つ又は2つ以上の電極を、心臓組織又は他の血管組織と接触させて配置し、次いで電気エネルギーで作動させることによって、接触した組織を(例えば、RFエネルギー、IREなどを介して)アブレーションすることができる。場合によっては、電極は双極であってもよい。一部の他の場合において、単極電極を、接地パッドと併せて、又は患者と接触している他の参照電極と併せて使用することができる。灌注を使用して、アブレーションカテーテルの構成要素から熱を引き出し、組織の治療部位付近に血餅が形成されるのを防ぐことができる。
【0004】
アブレーションカテーテルの例は、2013年1月31日に公開された「Integrated Ablation System using Catheter with Multiple Irrigation Lumens」と題する米国特許出願公開第2013/0030426号(その開示内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)、2017年11月2日に公開された「Irrigated Balloon Catheter with Flexible Circuit Electrode Assembly」と題する米国特許出願公開第2017/0312022号(その開示内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)、2018年3月15日に公開された「Ablation Catheter with a Flexible Printed Circuit Board」と題する米国特許出願公開第2018/0071017号(その開示内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)、2018年3月1日公開に公開された「Catheter with Bipole Electrode Spacer and Related Methods」と題する米国特許出願公開第2018/0056038号(その開示内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)、2018年11月20日に発行された「Catheter with Soft Distal Tip for Mapping and Ablating Tubular Region」と題する米国特許第10,130,422号(その開示内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)、2015年2月17日に発行された「Electrode Irrigation Using Micro-Jets」と題する米国特許第8,956,353号(その開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)、及び2017年10月31日に発行された「Electrocardiogram Noise Reduction」と題する米国特許第9,801,585号(その開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)に記載されている。
【0005】
一部のカテーテルアブレーション処置は、電気生理学的(electrophysiology、EP)マッピングを使用してアブレーションの標的とすべき組織領域を特定した後に実行されてもよい。このようなEPマッピングは、カテーテル(例えば、アブレーションを実行するために使用される同じカテーテル、又は専用のマッピングカテーテル)上の感知電極の使用を含んでもよい。このような感知電極は、導電性心内膜組織から発する電気信号を監視して、不整脈の原因となる異常な導電性組織部位の位置を特定することができる。EPマッピングシステムの例は、1998年4月14日に発行された「Cardiac Electromechanics」と題する米国特許第5,738,096号(その開示内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)に記載されている。EPマッピングカテーテルの例は、2018年3月6日に発行された「Catheter Spine Assembly with Closely-Spaced Bipole Microelectrodes」と題する米国特許第9,907,480号(その開示内容はその全体が参照により本明細書に組み込まれる)、2018年11月20日に発行された「Catheter with Soft Distal Tip for Mapping and Ablating Tubular Region」と題する米国特許第10,130,422号(開示内容はその全体が参照により本明細書に組み込まれる)、及び2018年3月1日に公開された「Catheter with Bipole Electrode Spacer and Related Methods」と題される米国特許出願公開第2018/0056038号(開示内容はその全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載されている。
【0006】
一部のカテーテルアブレーション処置は、画像誘導手術(image guided surgery、IGS)システムを使用して実施されてもよい。IGSシステムにより、医師は、患者内のカテーテルの位置を、患者内の解剖学的構造の画像に関連させてリアルタイムで視覚的に追跡することが可能になり得る。Biosense Webster,Inc.(Irvine,California)によるCARTO 3(登録商標)システムを含む一部のシステムは、EPマッピング機能とIGS機能との組み合わせを提供することができる。IGSシステムとともに使用するように構成されているカテーテルの例は、2016年11月1日に発行された「Signal Transmission Using Catheter Braid Wires」と題する米国特許第9,480,416号(その開示内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる)、及び本明細書で引用されている様々な他の参考文献に開示されている。
【0007】
いくつかのカテーテルシステム及び方法が実施及び使用されてきたが、本発明者ら以前の誰も、本明細書に記載され、例示され、かつ特許請求される本発明を実施又は使用していないと考えられる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
いくつかの実施形態では、送達シースとカテーテルとのカプラは、円筒形シャフト及び結合部材を備える。円筒形シャフトは、軸に沿って延在し、カテーテル送達シースの挿入ポートと長手方向に整列されるように構成されている。円筒形シャフトは、近位端と、遠位端と、軸に沿って近位端から遠位端まで延在するルーメンと、を含み、ルーメンは、カテーテルのエンドエフェクタを受容するように寸法決めされている。結合部材は、円筒形シャフトに取り付けられ、カテーテル送達シースに選択的に固定されるように構成されている。結合部材は、結合部材がカテーテル送達シースに選択的に固定されるときに、ルーメンの軸を挿入ポートの長手方向軸と整列させるように更に構成されている。
【0009】
いくつかの実施形態では、結合部材は、円筒形シャフトに不動的に取り付けられている。
【0010】
いくつかの実施形態では、結合部材は、円筒形シャフトに取り付けられている一方で、円筒形シャフトに対して移動可能でもある。
(【0011】以降は省略されています)

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