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公開番号2024059461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167143
出願日2022-10-18
発明の名称入力装置及び画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人TNKアジア国際特許事務所
主分類G06F 3/041 20060101AFI20240423BHJP(計算;計数)
要約【課題】静電容量方式のタッチパネル及びタッチボタンの両方を有する操作パネルのノイズによる誤動作を低減させる。
【解決手段】
第二検出部がタッチボタンのタッチ操作を検知すると、タッチ時間計測部がそのタッチ操作からタッチ操作無しの状態になるまでの時間を測定する。計測時間がオンオフ有効時間より短い場合、または長押し有効時間より長い、予め定められた時間内に所定回数以上のタッチ操作があった場合、誤動作判定部は第二検出部が検出したタッチ操作は誤動作であると判定する。誤動作判定がなされた場合、制御部はボタン用ベースライン値記憶部が記憶するボタン用ベースライン値を初期値に設定する。一方、誤動作判定部が誤動作であると判定しなかった場合(タッチ操作が正常だった場合)、制御部はパネル用ベースライン値記憶部が記憶するパネル用ベースライン値を初期値に設定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
静電容量方式のタッチパネルと、
静電容量方式のタッチボタンと、
前記タッチパネルと指示体との間の静電容量を測定する第一測定部と、
前記タッチボタンと指示体との間の静電容量を測定する第二測定部と、
前記第一測定部が測定した静電容量とパネル用ベースライン値との差に基づいて、前記タッチパネルへの前記指示体のタッチ位置を検出する第一検出部と、
前記第二測定部が測定した静電容量とボタン用ベースライン値との差に基づいて、前記タッチボタンへのタッチ操作の有無を検出する第二検出部と、
前記第二検出部が検出した前記タッチ操作が予め定められた条件を満たす場合、前記第二検出部が検出したタッチ操作は誤動作であると判定する誤動作判定部と、
前記第二検出部が検出したタッチ操作に対して前記誤動作判定部が誤動作判定をした場合、前記ボタン用ベースライン値を予め定められた初期値に設定し、前記誤動作判定部が誤動作判定をしなかった場合、前記パネル用ベースライン値を予め定められた初期値に設定する制御部と、を備えた入力装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記第二検出部が前記タッチボタンへのタッチ操作を検出してから、次にタッチ操作無しの状態を検出するまでの時間を計測するタッチ時間計測部を更に備え、前記タッチ時間計測部の計測した時間が予め定められたオンオフ有効時間より短い場合、前記誤動作判定部は、前記第二検出部が検出したタッチ操作は誤動作であると判定する請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記第二検出部が前記タッチボタンへのタッチ操作を検出してから、次にタッチ操作無しの状態を検出するまでの時間を計測するタッチ時間計測部を更に備え、前記タッチ時間計測部の計測した時間が予め定められた長押し有効時間より長い場合、前記誤動作判定部は前記第二検出部が検出したタッチ操作は誤動作であると判定する請求項1に記載の入力装置。
【請求項4】
前記第二検出部が予め定められた時間内に、予め定められた回数以上のタッチ操作を検出した場合、前記誤動作判定部は前記第二検出部が検出したタッチ操作は誤動作であると判定する請求項1に記載の入力装置。
【請求項5】
前記タッチボタンはホームボタンである請求項1に記載の入力装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の入力装置と、
用紙に画像を印刷する画像形成部と、
を備えた画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、静電容量方式のタッチパネル及びタッチボタンを備えた入力装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
静電容量方式のタッチパネルやタッチボタンは、近年様々な電子機器や装置のインターフェースとして用いられている。このようなタッチパネルやタッチボタンは、ユーザーの指やタッチペン等の指示体との間の静電容量を測定し、測定された静電容量とベースライン値との差に基づいて、タッチ操作の有無を検知する。特許文献1には、静電容量方式のタッチパネルを複数備えた装置に関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-123524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
静電容量方式のタッチパネルやタッチボタンは、電気的なノイズの影響を受けやすいため、ノイズ対策が必要となる。例えば、装置のアースを接地することでノイズを減らすことができるが、接地が行われないケースも多い。仮に接地が行われてもノイズを完全に排除することはできず、ノイズ対策は必要であった。更に、操作パネルにタッチパネルとタッチボタンの両方がある場合、双方に対してノイズ対策が必要であった。
【0005】
本発明は、静電容量方式のタッチパネル及びタッチボタンの両方を有する操作パネルのノイズによる誤動作を低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面に係る入力装置は、静電容量方式のタッチパネルと、静電容量方式のタッチボタンと、前記タッチパネルと指示体との間の静電容量を測定する第一測定部と、前記タッチボタンと指示体との間の静電容量を測定する第二測定部と、前記第一測定部が測定した静電容量とパネル用ベースライン値との差に基づいて、前記タッチパネルへの前記指示体のタッチ位置を検出する第一検出部と、前記第二測定部が測定した静電容量とボタン用ベースライン値との差に基づいて、前記タッチボタンへのタッチ操作の有無を検出する第二検出部と、前記第二検出部が検出した前記タッチ操作が予め定められた条件を満たす場合、前記第二検出部が検出したタッチ操作は誤動作であると判定する誤動作判定部と、前記第二検出部が検出したタッチ操作に対して前記誤動作判定部が誤動作判定をした場合、前記ボタン用ベースライン値を予め定められた初期値に設定し、前記誤動作判定部が誤動作判定をしなかった場合、前記パネル用ベースライン値を予め定められた初期値に設定する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、誤動作判定部がタッチボタンへのタッチ操作を誤動作であると判定した場合、制御部がボタン用ベースライン値を初期値に設定し、誤動作であると判定しなかった(正常なタッチ操作)場合、制御部がパネル用ベースライン値を初期値に設定する。これにより、ユーザーがタッチボタンを操作する度に、制御部がパネル用ベースライン値を初期値に設定することになり、ノイズの影響を受けた上でパネル用ベースライン値が更新されたことによるタッチパネルのタッチ誤検知を防ぐことができる。
【0008】
また、従来はホームボタンを機械式とする場合が多かったが、静電容量方式とする場合には、タッチボタンとタッチパネルの両方のノイズ対策が必要となる。本発明によってタッチパネルとタッチボタンの両方のノイズ対策を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の構造を示す正面断面図である。
画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
タッチパネル装置とタッチボタン装置の電気的構成を示すブロック図である。
表示部の表示内容の一例を示した図である。
パネル用ベースライン値及びボタン用ベースライン値の初期化処理について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係る入力装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る入力装置を備えた画像形成装置の構造を示す正面断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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