TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024058452
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165819
出願日2022-10-14
発明の名称端子ユニット
出願人イリソ電子工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01R 13/6592 20110101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高速伝送性能に優れた端子ユニットを提供する。
【解決手段】端子ユニット10は、内部端子20と、誘電体部材30と、外部端子40と、を備える。外部端子40は、取付対象ケーブル90のシールド部93と電気的に接続される。更に、端子ユニット10は、外部端子40とシールド部93との接続を中継する中継部材50,60を備える。中継部材50,60は、外部端子40に接触する第一接触部53と、シールド部93に接触する第二接触部60aと、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの電線とシールド部と外側被覆とを有する取付対象ケーブルに取り付けられる端子ユニットであって、
前記少なくとも1つの電線と電気的に接続される少なくとも1つの内部端子と、
前記少なくとも1つの内部端子を保持する誘電体部材と、
前記少なくとも1つの内部端子を収容し、前記シールド部と電気的に接続される外部端子と、
前記外部端子に接触する第一接触部と前記シールド部に接触する第二接触部とを有し、前記外部端子と前記シールド部との前記接続を中継する中継部材と、
を備える端子ユニット。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記シールド部は、前記外側被覆から露出し、前記電線の絶縁被覆の外面に位置する非折返部を有し、
前記第二接触部は、前記非折返部に接触する、
請求項1に記載の端子ユニット。
【請求項3】
前記外部端子は、
前記少なくとも1つの内部端子及び誘電体部材を収容する本体部と、
前記取付対象ケーブルの前記外側被覆の外側に固定される被固定部と、を有し、
前記少なくとも1つの内部端子及び誘電体部材は、前記本体部に対して後方側から収容される、
請求項1に記載の端子ユニット。
【請求項4】
前記中継部材は、前記少なくとも1つの電線における前記シールド部から露出した部分である露出部に取り付けられる、
請求項1に記載の端子ユニット。
【請求項5】
前記少なくとも1つの電線は、複数の電線を備え、
前記少なくとも1つの内部端子は、複数の内部端子を備え、
前記中継部材は、前記複数の電線における前記シールド部から露出した部分である露出部に取り付けられ、
前記中継部材は、前記複数の電線同士が近接した状態が維持されるように前記露出部を保持する保持部を有する、
請求項1に記載の端子ユニット。
【請求項6】
前記保持部は、前記露出部の外周を包囲する、
請求項5に記載の端子ユニット。
【請求項7】
前記保持部は、導電性の部材で構成され、前記露出部のうち前記誘電体部材に収容されていない部分の全体又は略全体を覆う、
請求項6に記載の端子ユニット。
【請求項8】
前記シールド部は、第一シールド部と、前記第一シールド部の外側に位置する第二シールド部と、を有し、
前記第一シールド部は、前記外側被覆から露出し、前記電線の絶縁被覆の外面に位置する非折返部を有し、
前記第二シールド部は、前記外側被覆から露出し、前記外側被覆の外側に折り返された折返部を有し、
前記第二接触部は、前記非折返部に接触し、
前記外部端子は、前記折返部の外側に固定される被固定部を有する、
請求項1に記載の端子ユニット。
【請求項9】
前記中継部材は、前記第一接触部を有する第一中継部材と、前記第二接触部を有する第二中継部材と、を備える、
請求項1に記載の端子ユニット。
【請求項10】
前記少なくとも1つの電線は、複数の電線を備え、
前記少なくとも1つの内部端子は、複数の内部端子を備え、
前記中継部材は、前記複数の電線における前記シールド部から露出した部分である露出部に取り付けられ、
前記第一中継部材は、前記第二中継部材に弾性接触する弾性接触部を有し、
前記第二中継部材は、前記露出部の外周を包囲する導電性テープであり、前記複数の電線同士が近接した状態が維持されるように前記露出部を保持する保持部として機能する、
請求項9に記載の端子ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、端子ユニットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、少なくとも1つの電線とシールド部とを有する取付対象ケーブルに取り付けられる端子ユニットが開示されている。この端子ユニットは、電線と接続される内部端子と、内部端子を保持する誘電体部材と、内部端子を収容しシールド部と接続される外部端子と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-98719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の1つの目的は、高速伝送性能に優れた端子ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様に係る端子ユニットは、少なくとも1つの電線とシールド部と外側被覆とを有する取付対象ケーブルに取り付けられる端子ユニットであって、前記少なくとも1つの電線と電気的に接続される少なくとも1つの内部端子と、前記少なくとも1つの内部端子を保持する誘電体部材と、前記少なくとも1つの内部端子を収容し、前記シールド部と電気的に接続される外部端子と、前記外部端子に接触する第一接触部と前記シールド部に接触する第二接触部とを有し、前記外部端子と前記シールド部との前記接続を中継する中継部材と、を備える。
【0006】
本態様では、端子ユニットは、少なくとも1つの内部端子と、誘電体部材と、外部端子と、を備える。
少なくとも1つの内部端子は、少なくとも1つの電線と電気的に接続される。誘電体部材は、少なくとも1つの内部端子を保持する。外部端子は、少なくとも1つの内部端子を収容し、シールド部と電気的に接続される。
【0007】
ところで、外部端子とシールド部との電気的接続を外部端子とシールド部との接触のみにより実現しようとすると、帰還電流の伝送路が複雑になりやすい。また、伝送経路が複雑にならないとしても、そのような伝送路を実現するための外部端子の構造は端子ユニットの組立性を低下させることがある。
そこで、本態様に係る端子ユニットは、外部端子とシールド部との接続を中継する中継部材を備える。中継部材は、外部端子に接触する第一接触部と、シールド部に接触する第二接触部と、を有する。
このため、帰還電流の伝送路が複雑になりにくい。帰還電流の伝送路が複雑になりにくいことは、高速伝送性能の向上に資する。
【0008】
なお、特許文献1の端子ユニットが備えるワイヤシールド部材は、接続対象ケーブルのシールド部に接触していない。そのため、特許文献1の端子ユニットは、端子ユニットの外部端子と取付対象ケーブルのシールド部との接続を中継する中継部材を備えていない。
【0009】
なお、後述する実施形態では、接続対象ケーブルが、撚り合わされた2本の電線を有する例を説明するが、本態様の接続対象ケーブルはこれに限定されない。接続対象ケーブルが備える2本の電線は、撚り合わされていなくてもよい。また、接続対象ケーブルが有する電線は、1本でもよいし、3本以上であってもよい。
また、後述する実施形態では、シールド部が、第一シールド部(アルミ箔)と第二シールド部(金属編組)とから構成される例を説明するが、本態様のシールド部はこれに限定されない。本態様のシールド部は、第一シールド部(アルミ箔)又は第二シールド部(金属編組)のどちらか一方のみで構成されていてもよい。
また、後述する実施形態では、中継部材が、第一中継部材と第二中継部材(導電性テープ(銅箔テープ))とで構成される例を説明するが、本態様の中継部材はこれに限定されない。本態様の中継部材は、単一の部材で構成されてもよいし、3つ以上の部材で構成されてもよい。
【0010】
第2の態様に係る端子ユニットは、第1の態様において、前記シールド部は、前記外側被覆から露出し、前記電線の絶縁被覆の外面に位置する非折返部を有し、前記第二接触部は、前記非折返部に接触する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

エイブリック株式会社
半導体装置
25日前
エイブリック株式会社
半導体装置
27日前
ローム株式会社
半導体装置
24日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
27日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
11日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
24日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
25日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
25日前
東京パーツ工業株式会社
コイル装置
12日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
27日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
20日前
ダイニチ工業株式会社
換気ファン装置
27日前
キヤノン株式会社
液滴吐出装置
10日前
NTN株式会社
圧粉磁心
10日前
三菱電機株式会社
半導体ウエハ
26日前
KOA株式会社
電子部品
25日前
株式会社村田製作所
コイル部品
25日前
株式会社村田製作所
コイル部品
25日前
株式会社村田製作所
コイル部品
25日前
ローム株式会社
半導体装置
19日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池システム
27日前
住友電気工業株式会社
半導体装置
17日前
シャープ株式会社
通信装置
20日前
住友電気工業株式会社
電線
27日前
トヨタ紡織株式会社
加湿器
10日前
太陽社電気株式会社
チップ抵抗器
4日前
ヒロセ電機株式会社
同軸端子
18日前
三菱電機株式会社
半導体装置
18日前
富士電機株式会社
半導体装置
4日前
三菱電機株式会社
半導体装置
10日前
株式会社東芝
半導体装置
20日前
富士電機株式会社
半導体装置
5日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
26日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
25日前
続きを見る