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公開番号2024058356
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165659
出願日2022-10-14
発明の名称蓄電セルの製造方法及び蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/578 20210101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓋本体への反転板の溶接時における圧力解放弁への入熱を抑制することが可能な蓄電セルの製造方法及び蓄電セルを提供すること。
【解決手段】蓄電セル1の製造方法は、ケース本体と蓋本体222と反転板224とを準備する準備工程と、蓋本体222に反転板224を溶接する溶接工程と、蓋本体をケース本体の開口部に接続する接続工程と、を備える。準備工程で準備される蓋本体222は、圧力解放弁222aを含みむ。溶接工程では、反転板224のうち圧力解放弁と対向する側とは反対側に位置する反対部224aから蓋本体222への反転板224の溶接を開始し、反転板224の周囲を溶接後、反対部224aにて蓋本体222への反転板224の溶接を終了する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電極体を収容可能であるとともに上向きに開口する開口部を有するケース本体と、前記ケース本体の前記開口部を塞ぐように前記ケース本体に固定されることが可能な蓋本体と、前記蓋本体に接続される反転板と、を準備する準備工程と、
前記蓋本体に前記反転板を溶接する溶接工程と、
前記蓋本体を前記ケース本体の前記開口部に接続する接続工程と、を備え、
前記準備工程で準備される前記蓋本体は、圧力解放弁を含み、
前記溶接工程では、前記反転板のうち前記圧力解放弁と対向する側とは反対側に位置する反対部から前記蓋本体への前記反転板の溶接を開始し、前記反転板の周囲を溶接後、前記反対部にて前記蓋本体への前記反転板の溶接を終了する、蓄電セルの製造方法。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
電極体と、
前記電極体を収容するセルケースと、を備え、
前記セルケースは、
前記電極体を収容するとともに上向きに開口する開口部を有するケース本体と、
前記ケース本体の前記開口部を塞ぐように前記ケース本体に接続された蓋と、を有し、
前記蓋は、
前記ケース本体の前記開口部に接続された蓋本体と、
前記蓋本体に溶接により接続された反転板と、を有し、
前記蓋本体には、圧力解放弁が形成されており、
前記反転板と前記蓋本体との境界部には、
前記反転板のうち前記圧力解放弁と対向する側とは反対側に位置する反対部から前記反転板の径方向に突出する形状を有する突出溶接部と、
前記反転板の周縁部に沿う形状を有する周囲溶接部と、が形成されている、蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルの製造方法及び蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2015-82500号公報には、電極アセンブリと、電極アセンブリが内蔵されるケースと、ケースの開口を覆うキャッププレートと、正極と負極とを短絡させる短絡部材と、を備える二次電池が開示されている。キャッププレートには、設定された圧力で開放される切欠が設けられている。短絡部材は、キャッププレートに電気的に接続されている。短絡部材は、キャッププレートのうち切欠に隣接する部位に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-82500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2015-82500号公報に記載される二次電池では、短絡部材がキャッププレートに溶接によって接続されることがある。この場合、溶接時に生じる熱が切欠に伝わることにより、切欠に変形等が生じる懸念がある。
【0005】
本開示の目的は、蓋本体への反転板の溶接時における圧力解放弁への入熱を抑制することが可能な蓄電セルの製造方法及び蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面に従った蓄電セルの製造方法は、電極体を収容可能であるとともに上向きに開口する開口部を有するケース本体と、前記ケース本体の前記開口部を塞ぐように前記ケース本体に固定されることが可能な蓋本体と、前記蓋本体に接続される反転板と、を準備する準備工程と、前記蓋本体に前記反転板を溶接する溶接工程と、前記蓋本体を前記ケース本体の前記開口部に接続する接続工程と、を備え、前記準備工程で準備される前記蓋本体は、圧力解放弁を含み、前記溶接工程では、前記反転板のうち前記圧力解放弁と対向する側とは反対側に位置する反対部から前記蓋本体への前記反転板の溶接を開始し、前記反転板の周囲を溶接後、前記反対部にて前記蓋本体への前記反転板の溶接を終了する。
【0007】
本開示の一局面に従った蓄電セルは、電極体と、前記電極体を収容するセルケースと、を備え、前記セルケースは、前記電極体を収容するとともに上向きに開口する開口部を有するケース本体と、前記ケース本体の前記開口部を塞ぐように前記ケース本体に接続された蓋と、を有し、前記蓋は、前記ケース本体の前記開口部に接続された蓋本体と、前記蓋本体に溶接により接続された反転板と、を有し、前記蓋本体には、圧力解放弁が形成されており、前記反転板と前記蓋本体との境界部には、前記反転板のうち前記圧力解放弁と対向する側とは反対側に位置する反対部から前記反転板の径方向に突出する形状を有する突出溶接部と、前記反転板の周縁部に沿う形状を有する周囲溶接部と、が形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、蓋本体への反転板の溶接時における圧力解放弁への入熱を抑制することが可能な蓄電セルの製造方法及び蓄電セルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態における蓄電セルを概略的に示す斜視図である。
図1に示される蓄電セルの分解斜視図である。
図1に示される蓄電セルの断面図である。
負極連結ピンの近傍の拡大断面図である。
反転板を蓋本体に溶接する工程を概略的に示す図である。
反転板及び圧力解放弁の近傍の拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)

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