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公開番号2024058035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165145
出願日2022-10-14
発明の名称両回転式スクロール型圧縮機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人ぱてな
主分類F04C 18/02 20060101AFI20240418BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】吐出弁が設けられる側のスクロールをハウジングに対して回転可能に支持するための軸受が大型化することを抑えて、効率の低下、騒音及び振動を抑えることのできる両回転式スクロール型圧縮機を提供する。
【解決手段】従動端板41の前面411に、カバー部47及びボス部48を有する軸受カバー体40Bが結合されている。前面411には、吐出弁室44を形成する凹部50が凹設され、吐出弁室44内には吐出弁57が収容されている。吐出弁室44の一部及び吐出弁57の一部はカバー部47により覆われている。ボス部48の内部空間48Aは、吐出部65Cに通じるととともに吐出弁室44に通じている。ボス部48の外周面には、従動スクロール40をハウジング60に対して回転可能に支持する軸受72が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部から流体が吸入される吸入室と、流体を外部に吐出する吐出室とを有するハウジングと、
前記ハウジング内に設けられた第1スクロールと、
前記ハウジング内に設けられて前記第1スクロールと対向し、前記第1スクロールとの間に流体を圧縮する圧縮室を形成する第2スクロールとを備え、
前記第1スクロールは、第1端板と、前記第1端板と一体をなし、前記第2スクロールに向かって渦巻状に突出する第1渦巻体とを有し、
前記第2スクロールは、第2端板と、前記第2端板と一体をなし、前記第1スクロールに向かって渦巻状に突出する第2渦巻体とを有する両回転式スクロール型圧縮機であって、
前記第1スクロールは、前記第1端板の前記圧縮室とは反対側の端面に固定された軸受カバー体を有し、
前記第1端板と前記軸受カバー体との間に、前記吐出室の一部を構成する吐出弁室が形成され、
前記第1端板には、前記圧縮室と前記吐出弁室とを連通する吐出口が形成され、
前記吐出弁室には、前記吐出口を開閉する吐出弁が設けられ、
前記軸受カバー体は、前記吐出弁室の一部及び前記吐出弁の一部を覆うカバー部と、前記カバー部の内周側から前記圧縮室とは反対側に円筒状に延び、内部空間が前記吐出弁室と連通するボス部とを有し、
前記ボス部の外周面に前記第1スクロールを回転可能に支持する軸受が設けられていることを特徴とする両回転式スクロール型圧縮機。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記吐出弁は、前記吐出口を開閉する先端弁部と、前記第1端板に前記吐出弁を固定する基端固定部とを有する吐出リード弁であり、
前記基端固定部が前記カバー部によって覆われている請求項1記載の両回転式スクロール型圧縮機。
【請求項3】
前記先端弁部は、前記基端固定部よりも前記ボス部の中心に近い位置に配置されている請求項2記載の両回転式スクロール型圧縮機。
【請求項4】
前記第1端板及び前記第2端板のうち少なくとも前記第1端板は、対向する前記第1端板又は前記第2端板に向けて膨出する膨出部と、前記膨出部の外周側に位置する非膨出部と、前記膨出部及び前記非膨出部に接続する端板側段差部とを有し、これと対向する前記第1端板又は前記第2端板から突出する第1渦巻体又は第2渦巻体は、渦巻本体部と、前記膨出部との干渉を回避可能に前記渦巻本体部よりも短く突出する渦巻短部と、前記渦巻本体部及び前記渦巻短部に接続する渦巻体側段差部とを有し、
前記吐出弁室は、前記膨出部が設けられる領域において、前記第1端板の前記端面から前記圧縮室に向けて凹む凹部により形成されている請求項1乃至3のいずれか1項記載の両回転式スクロール型圧縮機。
型圧縮機。
【請求項5】
前記吐出弁室の内周面に開口するとともに前記吐出弁室の内周面から外周側に向かって延び、前記吐出弁室と前記吸入室又は前記圧縮室とを連通するオイル戻し通路が設けられている請求項1乃至3のいずれか1項記載の両回転式スクロール型圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は両回転式スクロール型圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の両回転式スクロール型圧縮機が開示されている。この両回転式スクロール型圧縮機は、駆動機構、駆動スクロール、従動機構、従動スクロール及びハウジングを備えている。
【0003】
ハウジングは、外部から流体が吸入される吸入室と、流体を外部に吐出する吐出室とを有している。
【0004】
駆動スクロールは、駆動機構によって駆動軸心周りで回転駆動される。従動スクロールは、駆動スクロールに対して偏心しつつ従動軸心周りで駆動スクロール及び従動機構によって回転従動される。
【0005】
駆動スクロールは、駆動端板及び駆動渦巻体を有している。駆動端板は、駆動軸心と交差して延びている。駆動渦巻体は、駆動端板から従動スクロールに向かって突出し、渦巻状をなしている。
【0006】
従動スクロールは、従動端板及び従動渦巻体を有している。従動端板は、従動軸心と交差して延びている。従動渦巻体は、従動端板から駆動スクロールに向かって突出し、渦巻状をなしている。
【0007】
駆動スクロール及び従動スクロールは、駆動渦巻体と従動渦巻体とが互いに対向して圧縮室を形成するとともに、回転駆動及び回転従動によって圧縮室の容積を変化させ、その容積変化に応じて吸入室から吸入した流体を圧縮して吐出室に吐出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2002-310073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、両回転式スクロール型圧縮機では、駆動スクロール及び従動スクロールを間に挟んで一対の軸受を配置し、ハウジングに対して、駆動側軸受を介して駆動スクロールを回転可能に支持するとともに、従動側軸受を介して従動スクロールを回転可能に支持している。
【0010】
しかし、上記従来の両回転式スクロール型圧縮機では、円筒状のボス部が従動端板における圧縮室と反対側の外端面に一体に突設され、このボス部の外周面に従動側軸受が装着されている。そして、圧縮室から流体が吐出される吐出口が従動端板に設けられるとともに、吐出口を開閉する吐出弁がボス部内に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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