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公開番号2024058009
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165085
出願日2022-10-13
発明の名称メッシュ復号装置、メッシュ符号化装置、メッシュ復号方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人フェリシテ弁理士法人
主分類H04N 19/54 20140101AFI20240418BHJP(電気通信技術)
要約【課題】メッシュの符号化効率を向上させるメッシュ復号装置、メッシュ符号化装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】メッシュ符号化装置及びメッシュ復号装置を備えるメッシュ処理システムにおいて、メッシュ復号装置の基本メッシュ復号部のイントラ復号部202Bは、復号された基本メッシュにおいて座標が一致する複数の頂点である重複頂点をまとめて単一頂点としてから、所定の順序に並び替える整列部202B2を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
メッシュ復号装置であって、
復号された基本メッシュにおいて座標が一致する複数の頂点である重複頂点をまとめて単一頂点としてから、所定の順序に並び替える整列部を備えることを特徴とするメッシュ復号装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
複数の動きベクトルを持つ参照フレームの基本メッシュの頂点により、復号対象のインターフレームの基本メッシュにおいて増加させる頂点のインデックス又は座標を算出するインター復号部を備えることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項3】
前記整列部は、Iフレームのビットストリームから、前記重複頂点のリストを復号すること特徴とする請求項1又は2に記載のメッシュ復号装置。
【請求項4】
前記整列部は、前記基本メッシュから前記重複頂点を探索することによって、前記重複頂点のリストを算出することを特徴とする請求項1又は2に記載のメッシュ復号装置。
【請求項5】
前記整列部は、前記重複頂点のリストを決めた後、前記重複頂点の全部又は一部を統合して、Connectivityを更新することを特徴とする請求項1又は2に記載のメッシュ復号装置。
【請求項6】
前記整列部は、前記重複頂点のリストを決めた後、ビットストリームから、処理しない重複頂点の情報を復号し、前記処理しない重複頂点以外の重複頂点を統合して、Connectivityを更新することを特徴とする請求項5に記載のメッシュ復号装置。
【請求項7】
前記インター復号部は、前記整列部で全部の重複頂点を統合した場合、複数の動きベクトルを持つ参照フレームの基本メッシュの頂点により復号対象のインターフレームの基本メッシュにおいて増加させる頂点のインデックスを、ビットストリームから復号することを特徴とする請求項2に記載のメッシュ復号装置。
【請求項8】
前記インター復号部は、前記整列部で全部の重複頂点を統合した場合、復号された復号対象のインターフレームの基本メッシュの増設頂点に対して動きベクトルを復号することを特徴とする請求項2に記載のメッシュ復号装置。
【請求項9】
メッシュ復号方法であって、
復号された基本メッシュに対する座標が一致する複数の頂点である重複頂点をまとめて単一頂点としてから、所定の順序に並び替える工程を有することを特徴とするメッシュ復号方法。
【請求項10】
コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、
前記メッシュ復号装置は、復号された基本メッシュに対する座標が一致する複数の頂点である重複頂点をまとめて単一頂点としてから、所定の順序に並び替える整列部を備えることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メッシュ復号装置、メッシュ符号化装置、メッシュ復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1には、非特許文献2を用いてメッシュを符号化する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Cfp for Dynamic Mesh Coding、ISO/IEC JTC1/SC29/WG7 N00231、MPEG136 - Online
Google Draco、2022年5月26日アクセス[Online]、https://google.github.io/draco
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、動的メッシュを構成する全ての頂点の座標や接続情報を可逆符号化するため、損失が許容される条件下であっても情報量を削減できず、符号化効率が低いという問題点があった。
【0005】
また、従来技術では、復号した基本メッシュに存在する重複頂点により動きベクトル符号化効率が低いという問題点があった。 そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、メッシュの符号化効率を向上させることができるメッシュ復号装置、メッシュ符号化装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の特徴は、メッシュ復号装置であって、復号された基本メッシュにおいて座標が一致する複数の頂点である重複頂点をまとめて単一頂点としてから、所定の順序に並び替える整列部を備えることを要旨とする。
【0007】
本発明の第2の特徴は、メッシュ復号方法であって、復号された基本メッシュに対する座標が一致する複数の頂点である重複頂点をまとめて単一頂点としてから、所定の順序に並び替える工程を有することを要旨とする。
【0008】
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、前記メッシュ復号装置は、復号された基本メッシュに対する座標が一致する複数の頂点である重複頂点をまとめて単一頂点としてから、所定の順序に並び替える整列部を備えることを要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、メッシュの符号化効率を向上させることができるメッシュ復号装置、メッシュ符号化装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係るメッシュ処理システム1の構成の一例を示す図である。
図2は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の機能ブロックの一例を示す図である。
図3Aは、基本メッシュ及び細分割メッシュの一例を示す図である。
図3Bは、基本メッシュ及び細分割メッシュの一例を示す図である。
図4は、基本メッシュビットストリームのシンタックス構成の一例を示す図である。
図5は、図5は、BPHのシンタックス構成の一例を示す図である。
図6は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202の機能ブロックの一例を示す図である。
図7は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のイントラ復号部202Bの機能ブロックの一例を示す図である。
図8は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のイントラ復号部202Bの整理部202B2の動作の一例について示すフローチャートである。
図9は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のイントラ復号部202Bの整理部202B2の動作の一例について説明するための図である。
図10は、Pフレームの基本メッシュの頂点とIフレームの基本メッシュの頂点との間の対応関係の一例を示す図である。
図11は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの機能ブロックの一例を示す図である。
図12は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202の機能ブロックの一例を示す図である。
図13は、複数の動きベクトルを持つ参照フレームの基本メッシュの頂点を示す図である。
図14は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの動きベクトル予測部202E3による復号対象の頂点のMVPの算出方法の一例を説明するための図である。
図15は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の基本メッシュ復号部202のインター復号部202Eの動きベクトル予測部202E3の動作の一例を示すフローチャートを示す。
図16は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の機能ブロックの一例について示す図である。
図17は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の基本メッシュ細分割部203Aの機能ブロックの一例を示す図である。
図18は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の基本メッシュ細分割部203Aの基本面分割部203A5による基本面の分割方法の一例について説明するための図である。
図19は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の基本メッシュ細分割部203Aの動作の一例を示すフローチャートである。
図20は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の細分割メッシュ調整部203Bの機能ブロックの一例を示す図である。
図21は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の細分割メッシュ調整部203Bの辺分割点移動部701によって基本面ABC上の辺分割点が移動されたケースの一例を示す図である。
図22は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の細分割メッシュ調整部203Bの細分割面分割部702によって基本面内の細分割面Xに対して再度細分割が行われたケースの一例を示す図である。
図23は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の細分割部203の細分割メッシュ調整部203Bの細分割面分割部702によって全ての細分割面に対して再度細分割が行われたケースの一例を示す図である。
図24は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部206の機能ブロックの一例について示す図である(空間領域でインター予測が行われる場合)。
図25は、変位量ビットストリームの構成の一例について示す図である。
図26は、DPSのシンタックス構成の一例について示す図である。
図27は、DPHのシンタックス構成の一例について示す図である。
図28は、空間領域でインター予測が行われる場合の参照フレームと復号対象フレームとの間の細分割頂点の対応関係の一例について説明するための図である。
図29は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部206の機能ブロックの一例について示す図である(周波数領域でインター予測が行われる場合)。
図30は、周波数領域でインター予測が行われる場合の参照フレームと復号対象フレームとの間の周波数の対応関係の一例について説明するための図である。
図31は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部206の動作の一例を示すフローチャートである。
図32は、変形例1に係る変位量復号部206の機能ブロックの一例を示す図である。
図33は、変形例2に係る変位量復号部206の機能ブロックの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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