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公開番号2024057770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164658
出願日2022-10-13
発明の名称電池パック
出願人プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/6568 20140101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】必要な機能を備えながら部品点数を削減しつつ、電池パックのエネルギー密度を向上させる。
【解決手段】積層体10は、上面121、上面121に対向する底面122、および上面121と底面122との間に位置する側面123を含む角型形状を各々有する複数の電池セル100が第1の方向に沿って積層されている。筐体20は、底面122と対向する底部200および側面123と対向する側壁部210が一体成形されている。底部200は、積層体10を冷却可能な冷却機構25を含む。側壁部210は、衝撃吸収機構26を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
上面、前記上面に対向する底面、および前記上面と前記底面との間に位置する側面を含む角型形状を各々有する複数の電池セルが第1の方向に沿って積層された積層体と、
前記底面と対向する底部および前記側面と対向する側壁部が一体成形された筐体とを備え、
前記底部は、前記積層体を冷却可能な冷却機構を含み、
前記側壁部は、衝撃吸収機構を含む、電池パック。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記冷却機構は、前記底部の内部に設けられ、冷却媒体が流通可能な冷却媒体通路を含む、請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記冷却媒体通路は、前記上面と前記底面とが対向する第2の方向から見て、前記積層体および前記側壁部の両方に重なるように配置されている、請求項2に記載の電池パック。
【請求項4】
前記側壁部には、内部空間が設けられ、
前記側壁部は、前記内部空間の中に配置され、前記内部空間を複数の領域に区画するリブを有し、
前記衝撃吸収機構は、前記内部空間および前記リブによって構成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電池パック。
【請求項5】
前記側壁部は、前記複数の電池セルのうちの前記第1の方向の端部に位置する電池セルに対向している、請求項1または請求項2に記載の電池パック。
【請求項6】
前記側面は、前記第1の方向に直交する第3の方向において互いに対向して配置される第1側面部および第2側面部を含み、
前記底面は、前記底面の中央から前記第1側面部側に位置する第1部分と、前記中央から前記第2側面部側に位置する第2部分とを含み、
前記筐体は、
前記第1部分に対向する第1底部および前記第1側面部に対向して配置される第1側壁部が一体成形された第1筐体部材と、
前記第2部分に対向する第2底部および前記第2側面部に対向して配置される第2側壁部が一体成形された第2筐体部材とを含み、
前記第1筐体部材および前記第2筐体部材は、前記第1底部および前記第2底部の端部同士が接合されている、請求項1または請求項2に記載の電池パック。
【請求項7】
前記第1筐体部材および前記第2筐体部材は、押し出し成形によって形成されている、請求項6に記載の電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、電池パックに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車用バッテリートレイの構成を開示した先行技術文献として、特開2009-105007号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された電気自動車用バッテリートレイは、フレームと、複数のトレイ部材とを備える。複数のトレイ部材は、フレームの枠内に組み付けられ、バッテリーを装着する収容部が設けられている。複数のトレイ部材は相互に溶接接合される。複数のトレイ部材とフレームとが溶接結合される。フレームおよびトレイ部材は、係合手段を備える。また、トレイ部材は、中空部が設けられ、ケーブルが配線される領域として利用されることがある。
【0003】
電池ケースの構成を開示した先行技術文献として、中国実用新案第208189687号明細書(特許文献2)がある。特許文献2に記載された電池ケースは、ロアケースを備える。ロアケースは、ロアケース左底板と、ロアケース右底板とを含む。ロアケース左底板およびロアケース右底板は、溶接などによって接合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-105007号公報
中国実用新案第208189687号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された電池セルを収容する筐体は、部品同士を接続する、または、部品の内部に別の部品を挿通させるなど、電池セルを収容する機能に加えて、他の機能を有している。別々の部品にこれらの機能が設けられているため、筐体の部品点数が多い。
【0006】
また、特許文献1および特許文献2に記載された筐体において、筐体が複数の部品から構成される場合、部品同士は接合部により接合される。この接合部を設ける際、接合部の周囲において接合部を形成するためのクリアランスが設けられる。クリアランスを設ける分だけ筐体を大きくする必要があるため、電池パックのエネルギー密度が低くなる。
【0007】
本技術は、上記の課題を解決するためになされたものであって、必要な機能を備えながら部品点数を削減しつつ、エネルギー密度を向上させることができる、電池パックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本技術は、以下の電池パックを提供する。
[1]
上面、前記上面に対向する底面、および前記上面と前記底面との間に位置する側面を含む角型形状を各々有する複数の電池セルが第1の方向に沿って積層された積層体と、
前記底面と対向する底部および前記側面と対向する側壁部が一体成形された筐体とを備え、
前記底部は、前記積層体を冷却可能な冷却機構を含み、
前記側壁部は、衝撃吸収機構を含む、電池パック。
[2]
前記冷却機構は、前記底部の内部に設けられ、冷却媒体が流通可能な冷却媒体通路を含む、[1]に記載の電池パック。
[3]
前記冷却媒体通路は、前記上面と前記底面とが対向する第2の方向から見て、前記積層体および前記側壁部の両方に重なるように配置されている、[2]に記載の電池パック。
[4]
前記側壁部には、内部空間が設けられ、
前記側壁部は、前記内部空間の中に配置され、前記内部空間を複数の領域に区画するリブを有し、
前記衝撃吸収機構は、前記内部空間および前記リブによって構成されている、[1]から[3]のいずれか1つに記載の電池パック。
[5]
前記側壁部は、前記複数の電池セルのうちの前記第1の方向の端部に位置する電池セルに対向している、[1]から[4]のいずれか1つに記載の電池パック。
[6]
前記側面は、前記第1の方向に直交する第3の方向において互いに対向して配置される第1側面部および第2側面部を含み、
前記底面は、前記底面の中央から前記第1側面部側に位置する第1部分と、前記中央から前記第2側面部側に位置する第2部分とを含み、
前記筐体は、
前記第1部分に対向する第1底部および前記第1側面部に対向して配置される第1側壁部が一体成形された第1筐体部材と、
前記第2部分に対向する第2底部および前記第2側面部に対向して配置される第2側壁部が一体成形された第2筐体部材とを含み、
前記第1筐体部材および前記第2筐体部材は、前記第1底部および前記第2底部の端部同士が接合されている、[1]から[5]のいずれか1つに記載の電池パック。
[7]
前記第1筐体部材および前記第2筐体部材は、押し出し成形によって形成されている、[6]に記載の電池パック。
【発明の効果】
【0009】
本技術によれば、冷却機構を有する底部と、衝撃吸収機構を有する側壁部を一体成形して筐体を構成することによって、必要な機能を備えながら部品点数を削減することができる。また、筐体における底部と側壁部とを一体成形することによって、底部と側壁部との接合部を設ける必要がないため、接合部を形成する際に必要なクリアランスを筐体の内部に設ける必要がない。これにより、クリアランスを小さくした分だけ筐体を小さくして、電池パックのエネルギー密度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本技術の実施の形態1に係る電池パックの構成を示す斜視図である。
本技術の実施の形態1に係る電池セルおよびセパレータの構成を示す斜視図である。
本技術の実施の形態1に係る電池セルの構成を示す斜視図である。
図1の電池パックをIV-IV線矢印方向から見た断面図である。
比較例に係る電池パックの構成を示す断面図である。
本技術の実施の形態2に係る電池パックの構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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